ニート男に憑依されてしまった、女子高生。
真面目に努力していた、彼女は、豹変する。
欲望に生きる彼女-。
豹変を目の当たりにして戸惑う周囲。
その行く末は…?
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憑依してから2時間…。
香織はひたすら自分の体を弄んでいた。
「はぁ…♡ はぁ…♡
わたしのからだ…すっごい…♡」
疲れ切った様子で、荒い息をする香織。
部屋には、イヤらしい液体が飛び散っているー。
そして、その中心には、乱れきった制服を身に着けた香織がいる。
床に髪の毛が落ちているのを見つけた香織は
それを手につかむ。
そして、舌で髪の毛を舐めだした。
「むふっ♡ わたしの髪の毛の味!うふふっ♡
なんだか甘い気がする!」
嬉しそうにペロペロと、
髪の毛を舐める香織。
まるで、キャンディーを舐めているかのように。
「あぁん…♡」
クチュクチュと音を立てながらー、
だらしなく涎を垂らしながらその場で髪の毛を舐め続ける。
いつしか、その1本の毛では満足できず、
自分の長い髪をつかんで、口元に持っていき、
それを舐めはじめた。
「んふぅ…♡ おいしい…♡ おいしいよ…香織♡」
そう言いながら、髪の毛を舐め続ける。
唾液が髪の毛に付着して、それが床に落ちていく…。
数分して、それに飽きた香織は、自分の洋服を
探り出す。
だが、どれも控えめな服ばかり。
「っ…ごみばっかじゃないの!」
香織がイラついた様子で、それを床に投げ捨てる。
そしてー
服を買うためのお金を探して気づく。
どうやら香織は大学に行くための貯金もしていたようだ。
それを手に取り、ほほ笑む香織。
「うふふ・・・♡
受験?大学?ばっかじゃないの!
今が楽しければそれでいいのよ!」
香織は適当な服を着て、
お金を持って、嬉しそうに外へと向かった…。
・・・香織のバイトの時間は既に始まっていることも
知らず、香織は満面の笑みを浮かべていた。
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香織のバイト先のパン屋では、
店長が首をかしげていた。
「・・・長野さんが連絡なしで送れるなんて珍しいな」
店長がつぶやくと、
他のバイトスタッフが言う。
「そうですね。。。
香織ちゃん、いつも、必ず時間前に来てましたからね…。
何かあったのでしょうか?」
大人しそうなショートカットの子が、そう言うと、
店長は心配そうにつぶやいた。
「---電話してみるか」
ーーと。
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「たっだいま~!」
大量の袋を抱えた香織が家へと戻る。
たくさん服を購入した。
どれも、派手な服ばかり。
「--くふふっ!こんな服にもう用はないわ!」
そう言うと、今まで着ていた清楚な感じの洋服を
破り捨てて、それを適当に用意したごみ袋に放り投げる。
そして、ラフなシャツと、
ショートパンツを袋から取り出すと、
それを身につけて、鏡を見るー。
ショートパンツから大胆に太ももを露出した
香織がそこに立っていた。
「---ひゅう!わたしってば美脚♡」
そう言うと、
嬉しそうにかがみながら、両足を両手でこすりはじめた。
「はふっ… うふふふっ♡
綺麗♡ きれい!!!わたしの足!きれい!!!」
バイトの時間が始まっていることをお構いなしに、
太ももを触り続ける香織。
バイト仲間が見たらどう思うだろう。
少しすると、香織はその場に座り込んで、
太もものあたりをパンパンと叩き始めた。
「えへへ♡ わたしの太もも!!!
えへへへへへっ♡」
獣のような表情で、ひたすら足を
手でたたき続ける香織。
パン、パン、と音が部屋に響き渡る。
「あははははっ♡
きれい!!!きれい!!!きれいだよぉ~♡」
足がひりひりしてきて、香織は、我にかえる。
「--っと、いけないいけない、
せっかくの美脚が傷んじゃう!」
太ももには、赤い手形が残っていた。
そのまま立ち上がる香織。
袋の中の洋服を見つめて、
”次はどれを着よう…?”と考えていた
その時だった。
スマホに着信があった。
”てんちょう”と書かれている。
「ふふっ…バイト先…ね?」
香織が意地悪そうな笑みを浮かべる。
本来の香織なら真っ青になっているだろう。
けれど…
今の香織はこの状況を喜んでいた。
「はーい!香織で~~~~~す!」
バカにした声で電話に出てやった。
普段の香織がどう電話に出てるか知らないが
どうでもいい。
「--長野さん…シフト入ってるんだけど…
忘れちゃったのかな…?」
店長が言う。
普段、真面目に働いている香織のことだ。
何かあるのだろうと信じて。
しかし、香織は髪の毛のニオイを片手で嗅ぎながら笑う。
「くふっ…し・ふ・と?
わたし、そういうバカらしいことやめたんです!」
香織が言う。
店長が戸惑いの声を上げる。
「働くってバカみたいじゃないですか?
店長さんも、バカみたいだと思いません?
わたしは、好きなことを好きなだけやって
生きていくことに決めたんです!うふふ・・・」
嬉しそうに言う。
店長が「な…長野さん…」と
信じられないような声を出す。
「--あ、そうだ?
店長さん、わたしと夜、会いません?
うふふ・・・♡
店長さんさえ、良ければ、
わたしがいいことしてあげますよ?」
甘い声を出して囁く。
香織はこんな声、出したことがあるのだろうか。
「---」
ブチッ
電話が切れた。
香織は舌打ちする。
「---つまんねぇヤツ!ばっかじゃねぇの!」
スマホを乱暴にベットの方に投げつけて、
不機嫌そうに壁を蹴り飛ばした。
「---チッ、せっかくいい気分だったのに!
あ~~むかつく!
私が誘ってんだから、誘いに乗れっての!」
そう叫ぶと、香織は深呼吸してから、
服をあさり、
着替えた。
今度はロリっぽいミニスカ衣装に着替えた。
「---ふふふ♡ 気分はお姫様♡
な~んちゃって!」
髪の毛を片手でクルクルまわしながら、
弄ぶ香織。
その時、家のインターホンがなる。
「きたきた…!」
嬉しそうに香織が下に出て行く。
宅急便だった。
配達員が香織のお姫様のような、ロリファッションを
見て、一瞬表情を変えていた。
「--ふふっ、馬鹿な男!」
そう言いながら香織は、2階の自分の部屋にダンボールを
持っていく。
これはーー
憑依した良哉の家にあったものだ。
エロゲー、エロ本、アイドル衣装、
その他もろもろだ…。
嬉しそうに箱を開ける香織。
「あ~~ん♡ きたきた!」
アダルトゲームを手に取って笑う香織。
早速、部屋にあったパソコンでそれを起動する。
少女たちが喘いでいるシーンが再生される。
それを食い入るようにして見つめる香織。
「んふっ♡ たまんない… たまんない!!!!」
モニターを見る香織の表情は、
完全にイッてしまっている。
「---そうだ。今は…わたしも女の子なんだっけ~!
うふふふ、あはははははは♡」
嬉しそうに、部屋を転がりまわる香織。
数十分して、立ち上がった香織は、
自分の机に、家から送ったエロゲーを綺麗に並べていく。
「---邪魔だ!」
参考書や教科書の類を乱暴に棚から
投げ落としていく香織。
「--何が、受験対策だ! 何が、数学だ!何が英語だ!
マジでありえないんだけど!」
教科書や参考書をびりびりに破り捨てて、
その綺麗な足で踏みにじる。
受験対策の本を床にたたきつけて、
その上に唾を吐き捨ててやった。
「---うふふ♡
わたしは今日から生まれ変わるの」
そう呟くと、アニメソングの鼻歌を歌いながら
ご機嫌そうに、自分のエロゲーを収納し始めた。
体がピクッと反応する。
ーー香織の意識による拒否反応。
香織が心の中で悲鳴を上げているのかもしれない。
「--フフッ♡
もうこの体は俺のものなんだよ!
香織ちゃん!」
鏡に向けて語りかける香織。
「悔しい??うふふ♡
あんたはもう香織じゃない!」
胸のあたりをつつきながら笑う。
「--わたしが香織になったの♡
うふふふふふ・・・
何をしようが私の思うがままよ♡
悔しいでしょ??
うふふふ・・・ ぁあ♡ 興奮する!
真面目な優等生を俺が転落させている!!!
あぁ…ダメだ、ゾクゾクする♡
うふふふふふ♡ ははははははははは♡」
大声で香織が笑う。
右手がピクッと再び反応する。
「---うるせぇんだよ!!!」
香織が突然罵声をあげて、右手を壁に思いきり叩きつけた。
ピクピクが止まる。
「---わたしが香織なのよ
うふふふふ…
わたしが!わたしが香織よ!あはははは」
香織の精神は、完全に奥底へと幽閉されてしまった…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
学校に行こうとしない香織を心配して
母親が部屋にやってくる。
「----!」
部屋を開いた母親が驚く。
部屋が様変わりしていたからだ。
エロゲー、フィギュアがそこらじゅうに置かれていて、
さらにはちらかっている。
ベットの上で、キャミソール姿の香織が、
だらしなく足を開いて、
素手でポテトチップスを貪っていた。
バリバリと音を立てながらスナック菓子を食べる香織。
「---ちょ、、、か、、香織、学校は?」
母が尋ねると、
香織は不機嫌そうに言った。
「勝手に部屋に入ってこないでくれる?」
明確な敵意。
戸惑う母。
「か、、香織!学校はどうしたの!」
今一度尋ねる母親。
だがーー。
「うっさいわね!わたしの勝手でしょ!」
食べていたポテトチップスを投げつける香織。
母親が後退した隙に立ち上がって、
部屋から押し出して、そのまま部屋の鍵をしめた。
「--入ってこないで!ババアのくせに!」
香織はそう吐き捨てた。
一番、大事にしているはずの母親に…。
そのままベットに倒れ込むと、
香織は笑みを浮かべた。
「は~~~~♡ 最高っ!」
今日は、髪型をポニーテールにしていた。
髪型一つで、香織はこんなに変わる。
いや、自分が香織を変えている。
たまらない。
うなじの部分を一人で狂ったように触りながら、
香織は微笑んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから3日が経過した。
香織は、美容にだけは気を使っていた。
せっかく乗っ取った体が不細工になってしまったら
価値がない。
貯金を次々と使い、自分の体に投資していく香織。
今日も、モデル歩きをしながら、
満面の笑みで帰宅した。
「ねぇ、ご飯、2階に持ってきてよね」
母親に愛想なくそう告げると、部屋に戻った。
散らかった部屋。
床のエロゲーを蹴り飛ばすと、
香織はベットの上に座る。
「くふふ・・・♡
学校もやめちゃおっと!」
香織は、そう呟いたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「……そうですか」
香織の家の玄関では、
友人の栗川 史江(くりはら ふみえ)が、
香織の母親と話していた。
「---……最近、おかしいのよ、香織…」
母親が言う。
2階から、喘ぎ声が聞こえてくる。
「---あ、、、あれ…香織ちゃんの声ですか?」
史江が唖然とした様子で言う。
いつも、香織と一緒に下校していた史江は、
数日間、無断欠席した香織を心配していた。
「-------ごめんね。来てくれたのに…
今はそっとしておくしかないの」
母親が悲しそうに言う。
「----」
史江は心配そうに、喘ぎ声の響く2階を見つめた…。
そこに…一人の男がやってきた。
ーー香織に憑依した良哉の友人で、
製薬会社に務めている男、貝瀬 亘。
憑依薬を盗まれてしまった男だ。
「---あの…。すみません、こういうものですが…」
貝瀬は、たまたま玄関先に居た香織の母親に名刺を渡した。
そして…
”娘の香織が、良哉に憑依されている可能性がある”と
いうことを告げたのだった…。
③へ続く
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コメント
憑依された香織は堕落したエロライフを満喫してますね^^
うらやm…ゴホン ゴホン…。
果たして香織はどうなってしまうのでしょうか?
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