<憑依>女子高生ニート② ~欲望~

ニート男に憑依されてしまった、女子高生。
真面目に努力していた、彼女は、豹変する。

欲望に生きる彼女-。

豹変を目の当たりにして戸惑う周囲。

その行く末は…?

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憑依してから2時間…。

香織はひたすら自分の体を弄んでいた。

「はぁ…♡ はぁ…♡
 わたしのからだ…すっごい…♡」

疲れ切った様子で、荒い息をする香織。

部屋には、イヤらしい液体が飛び散っているー。
そして、その中心には、乱れきった制服を身に着けた香織がいる。

床に髪の毛が落ちているのを見つけた香織は
それを手につかむ。

そして、舌で髪の毛を舐めだした。

「むふっ♡ わたしの髪の毛の味!うふふっ♡
 なんだか甘い気がする!」

嬉しそうにペロペロと、
髪の毛を舐める香織。

まるで、キャンディーを舐めているかのように。

「あぁん…♡」

クチュクチュと音を立てながらー、
だらしなく涎を垂らしながらその場で髪の毛を舐め続ける。

いつしか、その1本の毛では満足できず、

自分の長い髪をつかんで、口元に持っていき、
それを舐めはじめた。

「んふぅ…♡ おいしい…♡ おいしいよ…香織♡」
そう言いながら、髪の毛を舐め続ける。
唾液が髪の毛に付着して、それが床に落ちていく…。

数分して、それに飽きた香織は、自分の洋服を
探り出す。

だが、どれも控えめな服ばかり。

「っ…ごみばっかじゃないの!」
香織がイラついた様子で、それを床に投げ捨てる。

そしてー
服を買うためのお金を探して気づく。

どうやら香織は大学に行くための貯金もしていたようだ。

それを手に取り、ほほ笑む香織。

「うふふ・・・♡
 受験?大学?ばっかじゃないの!

 今が楽しければそれでいいのよ!」

香織は適当な服を着て、
お金を持って、嬉しそうに外へと向かった…。

・・・香織のバイトの時間は既に始まっていることも
知らず、香織は満面の笑みを浮かべていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

香織のバイト先のパン屋では、
店長が首をかしげていた。

「・・・長野さんが連絡なしで送れるなんて珍しいな」
店長がつぶやくと、
他のバイトスタッフが言う。

「そうですね。。。
 香織ちゃん、いつも、必ず時間前に来てましたからね…。
 何かあったのでしょうか?」

大人しそうなショートカットの子が、そう言うと、
店長は心配そうにつぶやいた。

「---電話してみるか」

ーーと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「たっだいま~!」
大量の袋を抱えた香織が家へと戻る。

たくさん服を購入した。
どれも、派手な服ばかり。

「--くふふっ!こんな服にもう用はないわ!」
そう言うと、今まで着ていた清楚な感じの洋服を
破り捨てて、それを適当に用意したごみ袋に放り投げる。

そして、ラフなシャツと、
ショートパンツを袋から取り出すと、
それを身につけて、鏡を見るー。

ショートパンツから大胆に太ももを露出した
香織がそこに立っていた。

「---ひゅう!わたしってば美脚♡」

そう言うと、
嬉しそうにかがみながら、両足を両手でこすりはじめた。

「はふっ… うふふふっ♡
 綺麗♡ きれい!!!わたしの足!きれい!!!」

バイトの時間が始まっていることをお構いなしに、
太ももを触り続ける香織。

バイト仲間が見たらどう思うだろう。

少しすると、香織はその場に座り込んで、
太もものあたりをパンパンと叩き始めた。

「えへへ♡ わたしの太もも!!!
 えへへへへへっ♡」

獣のような表情で、ひたすら足を
手でたたき続ける香織。

パン、パン、と音が部屋に響き渡る。

「あははははっ♡
 きれい!!!きれい!!!きれいだよぉ~♡」

足がひりひりしてきて、香織は、我にかえる。

「--っと、いけないいけない、
 せっかくの美脚が傷んじゃう!」

太ももには、赤い手形が残っていた。

そのまま立ち上がる香織。

袋の中の洋服を見つめて、
”次はどれを着よう…?”と考えていた
その時だった。

スマホに着信があった。

”てんちょう”と書かれている。

「ふふっ…バイト先…ね?」
香織が意地悪そうな笑みを浮かべる。

本来の香織なら真っ青になっているだろう。

けれど…
今の香織はこの状況を喜んでいた。

「はーい!香織で~~~~~す!」
バカにした声で電話に出てやった。

普段の香織がどう電話に出てるか知らないが
どうでもいい。

「--長野さん…シフト入ってるんだけど…
 忘れちゃったのかな…?」

店長が言う。
普段、真面目に働いている香織のことだ。
何かあるのだろうと信じて。

しかし、香織は髪の毛のニオイを片手で嗅ぎながら笑う。

「くふっ…し・ふ・と?
 わたし、そういうバカらしいことやめたんです!」

香織が言う。

店長が戸惑いの声を上げる。

「働くってバカみたいじゃないですか?
 店長さんも、バカみたいだと思いません?

 わたしは、好きなことを好きなだけやって
 生きていくことに決めたんです!うふふ・・・」

嬉しそうに言う。

店長が「な…長野さん…」と
信じられないような声を出す。

「--あ、そうだ?
 店長さん、わたしと夜、会いません?
 うふふ・・・♡
 店長さんさえ、良ければ、
 わたしがいいことしてあげますよ?」

甘い声を出して囁く。
香織はこんな声、出したことがあるのだろうか。

「---」
ブチッ

電話が切れた。

香織は舌打ちする。

「---つまんねぇヤツ!ばっかじゃねぇの!」

スマホを乱暴にベットの方に投げつけて、
不機嫌そうに壁を蹴り飛ばした。

「---チッ、せっかくいい気分だったのに!
 あ~~むかつく!
 私が誘ってんだから、誘いに乗れっての!」

そう叫ぶと、香織は深呼吸してから、
服をあさり、
着替えた。

今度はロリっぽいミニスカ衣装に着替えた。

「---ふふふ♡ 気分はお姫様♡
 な~んちゃって!」

髪の毛を片手でクルクルまわしながら、
弄ぶ香織。

その時、家のインターホンがなる。

「きたきた…!」
嬉しそうに香織が下に出て行く。

宅急便だった。

配達員が香織のお姫様のような、ロリファッションを
見て、一瞬表情を変えていた。

「--ふふっ、馬鹿な男!」

そう言いながら香織は、2階の自分の部屋にダンボールを
持っていく。

これはーー
憑依した良哉の家にあったものだ。

エロゲー、エロ本、アイドル衣装、
その他もろもろだ…。

嬉しそうに箱を開ける香織。

「あ~~ん♡ きたきた!」

アダルトゲームを手に取って笑う香織。

早速、部屋にあったパソコンでそれを起動する。

少女たちが喘いでいるシーンが再生される。

それを食い入るようにして見つめる香織。
「んふっ♡ たまんない… たまんない!!!!」

モニターを見る香織の表情は、
完全にイッてしまっている。

「---そうだ。今は…わたしも女の子なんだっけ~!
 うふふふ、あはははははは♡」

嬉しそうに、部屋を転がりまわる香織。

数十分して、立ち上がった香織は、
自分の机に、家から送ったエロゲーを綺麗に並べていく。

「---邪魔だ!」
参考書や教科書の類を乱暴に棚から
投げ落としていく香織。

「--何が、受験対策だ! 何が、数学だ!何が英語だ!
 マジでありえないんだけど!」

教科書や参考書をびりびりに破り捨てて、
その綺麗な足で踏みにじる。

受験対策の本を床にたたきつけて、
その上に唾を吐き捨ててやった。

「---うふふ♡
 わたしは今日から生まれ変わるの」

そう呟くと、アニメソングの鼻歌を歌いながら
ご機嫌そうに、自分のエロゲーを収納し始めた。

体がピクッと反応する。

ーー香織の意識による拒否反応。
香織が心の中で悲鳴を上げているのかもしれない。

「--フフッ♡
 もうこの体は俺のものなんだよ!

 香織ちゃん!」

鏡に向けて語りかける香織。

「悔しい??うふふ♡
 あんたはもう香織じゃない!」

胸のあたりをつつきながら笑う。

「--わたしが香織になったの♡
 うふふふふふ・・・
 何をしようが私の思うがままよ♡

 悔しいでしょ??
 うふふふ・・・ ぁあ♡ 興奮する!

 真面目な優等生を俺が転落させている!!!
 あぁ…ダメだ、ゾクゾクする♡
 うふふふふふ♡ ははははははははは♡」

大声で香織が笑う。

右手がピクッと再び反応する。

「---うるせぇんだよ!!!」
香織が突然罵声をあげて、右手を壁に思いきり叩きつけた。

ピクピクが止まる。

「---わたしが香織なのよ
 うふふふふ…
 わたしが!わたしが香織よ!あはははは」

香織の精神は、完全に奥底へと幽閉されてしまった…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日。

学校に行こうとしない香織を心配して
母親が部屋にやってくる。

「----!」
部屋を開いた母親が驚く。

部屋が様変わりしていたからだ。

エロゲー、フィギュアがそこらじゅうに置かれていて、
さらにはちらかっている。

ベットの上で、キャミソール姿の香織が、
だらしなく足を開いて、
素手でポテトチップスを貪っていた。

バリバリと音を立てながらスナック菓子を食べる香織。

「---ちょ、、、か、、香織、学校は?」
母が尋ねると、
香織は不機嫌そうに言った。

「勝手に部屋に入ってこないでくれる?」

明確な敵意。

戸惑う母。

「か、、香織!学校はどうしたの!」
今一度尋ねる母親。

だがーー。

「うっさいわね!わたしの勝手でしょ!」

食べていたポテトチップスを投げつける香織。
母親が後退した隙に立ち上がって、
部屋から押し出して、そのまま部屋の鍵をしめた。

「--入ってこないで!ババアのくせに!」
香織はそう吐き捨てた。

一番、大事にしているはずの母親に…。

そのままベットに倒れ込むと、
香織は笑みを浮かべた。

「は~~~~♡ 最高っ!」

今日は、髪型をポニーテールにしていた。
髪型一つで、香織はこんなに変わる。

いや、自分が香織を変えている。
たまらない。

うなじの部分を一人で狂ったように触りながら、
香織は微笑んだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それから3日が経過した。

香織は、美容にだけは気を使っていた。
せっかく乗っ取った体が不細工になってしまったら
価値がない。

貯金を次々と使い、自分の体に投資していく香織。

今日も、モデル歩きをしながら、
満面の笑みで帰宅した。

「ねぇ、ご飯、2階に持ってきてよね」
母親に愛想なくそう告げると、部屋に戻った。

散らかった部屋。

床のエロゲーを蹴り飛ばすと、
香織はベットの上に座る。

「くふふ・・・♡
 学校もやめちゃおっと!」

香織は、そう呟いたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「……そうですか」

香織の家の玄関では、
友人の栗川 史江(くりはら ふみえ)が、
香織の母親と話していた。

「---……最近、おかしいのよ、香織…」
母親が言う。

2階から、喘ぎ声が聞こえてくる。

「---あ、、、あれ…香織ちゃんの声ですか?」
史江が唖然とした様子で言う。

いつも、香織と一緒に下校していた史江は、
数日間、無断欠席した香織を心配していた。

「-------ごめんね。来てくれたのに…
 今はそっとしておくしかないの」

母親が悲しそうに言う。

「----」
史江は心配そうに、喘ぎ声の響く2階を見つめた…。

そこに…一人の男がやってきた。

ーー香織に憑依した良哉の友人で、
製薬会社に務めている男、貝瀬 亘。

憑依薬を盗まれてしまった男だ。

「---あの…。すみません、こういうものですが…」
貝瀬は、たまたま玄関先に居た香織の母親に名刺を渡した。

そして…

”娘の香織が、良哉に憑依されている可能性がある”と
いうことを告げたのだった…。

③へ続く

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コメント

憑依された香織は堕落したエロライフを満喫してますね^^
うらやm…ゴホン ゴホン…。

果たして香織はどうなってしまうのでしょうか?

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憑依<女子高生ニート>

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