<憑依>私が強盗 ~クリスマスも仕事だぜ~

あれから数年。

俺はついに憑依薬を手に入れた。
あの強盗たちが使っていたのと同じとは分からない。

だが、ついに俺が憑依できる日が来た。

今日はクリスマス。残念だが俺は仕事だ。
だが、俺には、憑依薬がある。今年のクリスマスは楽しくなりそうだ!

私が強盗の続編です。

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俺の名は張本 斗真(はりもと とうま)。
コンビニの店長だ。

ん?前回、俺はバイトの子に刺されて
死ななかったかって?

あぁ、俺は確かに刺されて病院に運ばれた。
そして生死をさ迷い、
夢の中で、連れて行かれるような夢も見た。

だが、俺は心臓マッサージで息を吹き返したのだ。

ビバ!俺の心臓!
俺の心臓は捨てたものではなかった。

もう、あれも1年前のことだ。

ところで、俺がコンビニで働きたいと思ったきっかけをしってるか?

昔、俺が中学生のころ、アイスを買おうとしたんだが、
それが110円でな…。
俺の財布には80円しかなかった。

レジで途方にくれる俺に、店員さんは言ったんだ。
「今回だけは、おまけだぞ」 と。

15分、レジ前で途方に暮れていた俺に対する優しさ。

あの時、俺はコンビニの店員が天使のように見えた(男だけど)

で、俺もこんな人になりたい!と
コンビニ店員、いや、店長を目指すようになったんだ。

…と、そうでもいい話だったな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12月24日。

リア充どもが喜ぶ日だ。

俺はリア充ではない。何故なら俺は
草食系のシマウマのような男だからだ。

紳士は女の子には手を出さない。
相手から告白されるのを待つ。
それが、真の紳士だ。

…決してびびって告白できないわけじゃない。

俺はチキンではない。
スパイシーチキンでも、
からあげクンでも、
揚げ鳥でもないのだ。

「---くふふふふふふ」

俺は今日も仕事だ。
クリスマスイヴも仕事だぜ!

だが!しかし!
俺はついに、アレを手に入れた。

例の強盗たちが使っていた薬
”憑依薬”を!

ついに俺もこれを手に入れてしまった。

今日の仕事で、俺はこれを使う。

半年前に入れた女子高生バイトの
金丸 優杏(かなまる ゆあん)。

セミロングヘアーがよく似合う、
ちょっと幼さの残る可愛らしい少女だ。

幼い雰囲気なのに、体はイイ感じというのが
また俺のフランクフルトを成長させ…

いや、この話はやめておこう。

今日は、バイトをこの優杏ちゃんだけにしてある。

それは何故か。
俺が人生初の憑依デビューするからだ。

今まではあの強盗が来なければ
俺は女の子を堪能することができなかった。

だが、今はもう違う。

今まで、あの強盗のことをアニキなんて呼んでいたが
それも終わりだ。

俺は、自分で憑依する力を手に入れた。

予めコンビニの事務所の奥に、
クリスマス衣装を用意してある。

くふふふふ、
俺が大好きなアニメキャラのクリスマスVerコスプレ仕様だ。

この日のために俺がオーダーして数十万かけて作った
と~っても可愛くてエロい衣装だ。

名づけて張本スペシャル!

優杏ちゃんに憑依して、
この服を着て、クリスマスにコンビニに来てくれた客に
サービスしてやるぜ!

「---店長?」

背後から優杏ちゃんの声が聞こえた。

「---あ、、金丸さん」

俺はエロい衣装を持ったまま
振り返る。

優杏ちゃんは奇妙なものを見る目で俺を見た。

なんだ、そのケダモノを見るような目は。
俺はシマウマだ。
紳士だぞ?

どうしてそんな目で見る?

シマウマがファミレスに入って
ハンバーグを食っちゃいけないのか?

たまにはシマウマだってハンバーグが食べたい!
その気持ちが優杏ちゃんには分からないのか…?

「--あ、これはさ…」
とにかく、俺はこの場を取り繕おうとした。
流石にこのエロい衣装を持って事務所でニヤニヤ
しているのはやべぇ。

しかも、俺のフランクフルトがズボンが破けそうなぐらいに
大きくなっている。

「------」
優杏ちゃんは困った表情で顔を赤らめている。

「な…何か用だったかな?」
俺はとりあえずそう尋ねた。

「---い、いえ、、レジの調子が悪いので少し
 見ていただこうかと…」
優杏ちゃんは挙動不審な様子で言う。

俺のフランクフルトが元気なのを見て
困っているようだ。

俺も困るぜ。
息子が元気すぎるってのも、考えものだな!

「---そ、、、その服…どうなされたのですか?」
優杏ちゃんがあまり聞いて欲しくないことを聞く。

「--それ、聞いちゃう?」
俺をそう言った。

「---は、、はい…
 そういうご趣味なのでしたら、他の皆さんには
 黙っておきますので…」
恥ずかしそうに言う優杏ちゃん。

「--いや…これさ、
 これから優杏ちゃんに着てもらおうと思って!」

ミニスカ&肩だしのファッションを俺は掲げた。

どうだ。10万かかったんだぞ。

「---ご、ごめんなさい、そういうの私は…」

「--憑依薬~~~~!」
俺はドラえ〇んのモノマネをしながら薬を掲げて
それを一気に飲み干した。

ーー幽体離脱が起きた。

「え!???店長!?」

倒れた俺に駆け寄る優杏ちゃん。

良い子だ。

だが、あまり時間がない。
さっさと憑依しなければな。

1話あたりの文字数がだいたい決まってるし、
憑依するまでに随分文字数使いすぎた。

このままじゃ俺の活躍が無いまま、終わっちまう!

ん?何の話かって?
気にするな。

俺にもよく分からない。

さて、憑依の時間だ!
草食系の俺だって、憑依したいんだ!とおっ!

俺は叫んで、
優杏ちゃんの体に飛び込んだ…

「ひぅっ!?」
優杏ちゃんがビクンとなった。

いや…俺が…

俺は…自分の体を見つめた。

真下に…ふくらみがある…

「ーーーーー!!!」

いつもと違う感覚。

綺麗でスベスベな手。

「…や…やったあああああああああああああ!」

ーーー!?

可愛い声が自分の口から発された。

「そ、、、そっか…俺、張本…じゃなくて
 今、優杏ちゃんになってるんだ!!

 俺が優杏ちゃん…
 うへへへへ…」

おっと、口から涎が垂れてしまった。

やべぇ、やべぇ、凄すぎる。

俺のフランクフルトが暴走ーー
ん???
違う…ない…
俺は今、フランクフルトを体に装備していない。

いつものアレがない。
あそこにアレがない

「すっげええええええええええええ!」
優杏ちゃんが普段絶対口にしないような
汚い口調で俺は喋った。

「そ、、、そうだ!!!」

俺は慌てて服を脱ぎ捨てた。
コンビニの制服がだらしなく事務所の床に
投げ捨てられる。

「うわぁ…これが優杏ちゃんの…

 ううん、”わたし”のからだか~」

下着姿になった優杏ちゃんの体を
まじまじと見つめる俺!

本人のフリをして、さらに興奮MAXだぜ!

俺の興奮メーターが上限値を超えて
はじけそうだ!

いや、もうはじけている。

そしてーー
「張本スペシャル~~~!
 今から着ちゃいますね~~うふふ♡」

優杏ちゃんのマネをしながら
体をくねらせて、上機嫌で服を着る俺。

あぁ、、、着ないまま
もっと遊びたかったけど
仕方がない。

肩を露出した
ミニスカートのクリスマスVerコスプレ衣装!

俺の趣味のアニメをモチーフにした
衣装だぜ!!!

「--すみませーん!」

おっと、客が来た。

「は~~~い!」
わざと可愛らしく返事をした俺はそのまま
レジへと向かった。

露出度の高い衣装で可愛らしく微笑んだ俺。

客の若い男は顔を赤くした。

「--どうかしましたか?」
わざとらしく笑いながら微笑む。

明らかに、優杏ちゃんの肩と
強調された胸元を見ているのが分かる。

「そんなに、私の胸、気になりますか?」

俺はそう言いながら思う。
今日、優杏ちゃんに憑依したのにはわけがある。

可愛い
優杏ちゃんの体を利用して、あれを売るのだ。

そう、クリスマスチキン。

本部のやつらめ。
売れるわけ無い量のクリスマスチキンを送りやがって。

「触ってみますか? うふふ…」
優杏ちゃんの口で色っぽい声を出してみる。

若い男は顔を赤らめている。

いやいや、一番やべぇのは俺だよ。
興奮で頭がどうにかなっちまいそうだ。

今すぐここで、優杏ちゃんの胸を揉みまくって
喘ぎ声を大声で上げたい気分だ。

だがーーー
俺は紳士だからな。

そんなことはしないのだ。

「---クリスマスチキン、買ってくれたら
 触ってもいいですよ♪

 だから、お・ね・が・い!」

俺が誘惑するような、
男が喜びそうな声を仕草を使い、
男を上目遣いで見ると、男は言った。

「買う!買う買う買う!10個お願いします!」

「ありがとうございますっ♪」

優杏ちゃんの体で喜びを精一杯表現した俺。

そしてー
カウンターから出て行き、男の前に立つ。

「はい…わたしの胸、、触ってみて?」

そういうと、男は顔を真っ赤にして、
胸に手を触れた。

「っ…あぁん♡」
思わず、感じてしまった。

「はぁ…♡ すごい…
 少し触られただけなのに…
 女の子って…すごぉい♡」

男が、顔を真っ赤にしながらも
不思議そうにこちらを見ている。

あ、しまった・・・
”女の子ってすごい”とか、
おかしな発言だったよな…

「あ、いえ、ありがとうございます♡」

俺が微笑むと、
その男は嬉しそうに店から立ち去っていった。

あいつ、、
クリスマスチキン10個も喰えるのかよ…。

それにしても、この体は凄い・・・

「あっぁっ…♡」

少し胸を触るだけで
物凄い快感だ!

あの強盗たち、いつもこんな快感を味わっていたのか。

こんなに美味しい思いが出来るなら、
そりゃあ、俺みたいなシマウマだって、
ステーキ食うぜ

「--っ…やばっ!」

下着が濡れている…

優杏ちゃんの体が俺の意思で
興奮してしまっている。

愛液が流れ出ているー。

「くへへへへっ…もう、どうでもいっか♡」

さて…
この体で店の外に出て、
クリスマスチキンの売り込みしようかな。

俺は優杏ちゃんのセクシーな姿のまま
店の外に出た。

「あ、お兄さん!
 クリスマスチキン、どうですか~♡」

色目を振りまいて、
ヤンキーな兄ちゃんを呼ぶ。

「お、可愛いねぇ!」

俺は、その二人組に、
近づき、スカートから覗く太ももに
手を押し付けた。

「--うふふ…♡
 買ってくれたら、サービスしちゃう♡」

上目遣いで男を見ると、男は顔を真っ赤にして
クリスマスチキンを俺の要求どおり、20個購入した。

そしてー俺は見返りとして、優杏ちゃんの胸を20秒
触らせてやった

「んふふふふ…♡」

3時間後、俺はクリスマスチキンを大量に
売りさばいて店内に戻った。

自分で太ももをこするようにして触る。

「くへへへへへへ♡
 くへへへへへへっ♡」

くぅ~この笑い方!完全に変態じゃないか!

でも、、仕方ないよな。
こんなに可愛いのがいけないんだ。

俺は悪くない!

そう、俺は悪くないぞ!

シマウマに罪はない。

ーーーやっべぇ興奮してきた!
もう、このまま無茶苦茶に喘ぎくるって見るか。

もうだめだ!!!

優杏ちゃんの人生、壊しちゃうけど、、仕方ないよな!

「あん♡、わたし、、わたし、、狂っちゃうよぉ♡」

優杏ちゃんの口調(か、どうかは知らないが)で、
喘ぎ始める俺。

カウンターのふちに体を押し付けて、激しく腰を振り始める俺。

何やってんだ優杏ちゃんは…

くくく…

「あはぁ…♡ はっ♡ あぁ♡」

体から液体が漏れだしているのが分かる。

とんだエロ女だな!

「あははははは♡
 すごい♡
 さいこうだよ…

 わたしは、、、わたしは♡」

そうだ…
俺は購入した”憑依薬”のもう一つの力を思い出した。

それは…
”憑依中”に強く念じることで、
体の思考を捻じ曲げることだー。

その体の”脳”を染め上げること。

俺は、
俺はシマウマだから。

優杏ちゃんが目覚めたときに怖がらないように、
”俺の彼女”

いや、
奴隷にしておかなくてはいけない。

俺はシマウマなのだ
心優しき草食系男子。

シマウマの如く。

シマウマは草食だ。

だが、シマウマとて時には肉を喰う。

それが、今だ。
シマウマがファミレスに入ってステーキを食べて
何が笑う。

そうだ
俺は
シマウマ。

だから、優杏ちゃんを
”染め上げてあげる”のだー。

俺は悪くない。
本人の性格を壊す?
いや、違う。
俺の優しさだ。

「わたしは・・・
 わたしは張本店長のことが大好き♡」

ミニスカ姿で激しく腰を振りながら
コンビニの床に愛液を垂らしながら、
歪みきった表情で優杏ちゃんが叫ぶ。

「大好き♡ 店長のこと大好き♡」

「わたしは、、わたしは張本店長の彼女になるの♡」

「わたしは…店長の奴隷になるの♡」

「うふふふふふふっ♡ あはははははははっ♡」

さらに激しく腰を振る。
何の為に腰を振っているのか。

俺には分からない。
俺は童貞さんだからな。

でも、、でもいい。

俺が気持ちよければそれでいい。

「わたしは、、
 わたしは”張本 優杏”♡」

結婚したつもりで叫ぶ

「んっ…んっ…店長、、、 
 大好きぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~♡」

そう思いっきり叫んで、俺は
優杏ちゃんの体から抜け出した。

そして、自分の体に戻る。

「憑依、最高だぜ」

ついに俺もくりぼっち卒業だぜ。
このあと21時から別のバイトが二人来る。

俺は優杏ちゃんとクリスマスデートをするんだ。

「---金丸さん、起きて!起きて!」
俺は優杏ちゃんを起こした。

愛液が落ちているが、もう彼女は俺の奴隷だから。

何の問題もない。

「----」
優杏ちゃんが不思議そうな目で俺を見る。

「---今日のシフト後、空いてるか?」
俺は尋ねた。

ついに、俺のくりぼっち卒ーーーーー

バシッ!

優杏ちゃんが、俺を押しのけて、
カウンターの外に出た。

なぜか、四つん這いで。

「---な、、なにしてる?」

俺は尋ねた。

おいおいなんだこりゃあ?

薬の副作用か?

これじゃ、俺のフランクフルトも…

「--わたしはシマウマ」

はーー?

「--わたしは、シマウマ。
 誇り高き、シマウマ」

そう言うと、優杏ちゃんは、笑いもせずに
そまま四つん這いで、ものすごいスピードで
夜の街に飛び出した。

なにこれーー?

意味わかんねぇ…

ーーーーーー!!!

俺は気づいた…

しまった…
さっき、優杏ちゃんの思考を塗り替える直前に、

俺はーーー

”俺はシマウマだ”と何度も何度も言ってしまった。

まさかーーー
優杏ちゃんの脳がシマウマにーー

「--お、、おいちょっと待て!」
俺は叫んだ。

だが、もう、彼女はーーー
夜の街に姿を消してしまった。

追いかけないと!

俺は追いかけようとした。

だがーーーー

「あ、すみません、公共料金の支払いいいですか?」

じいさんが店にやってきた

「だぁ~~~~」
俺は叫んだ。

もういい。
どうにでもなれ。

優杏ちゃんはシマウマになった。

それでいいじゃないか。

もういい、
今年も俺はくりぼっちだ。

俺、張本斗真のくりぼっち記録更新だぜ!!!

自暴自棄になった俺は、
公共料金じいさんに、向かって叫んだ。

「めり~~~~!くりすま~~~~す!」

俺は今年もくりぼっちだぜ!

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

こんな人が店長で良いのでしょうか(笑)

あ、「私が強盗」なのに強盗登場しないまま
終わってしまいました^^

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憑依<私が強盗>

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    店長いいゾ~

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 店長いいゾ~

    彼は欲望に生きています!
    これからも彼には楽しんでもらおうと(?)思います^^