17万アクセス記念!「私が強盗 ~3ヵ月後のある日~」

今日の小説掲載前ですが(このあとかきます)
憑依空間が17万アクセスを達成しました!
ありがとうございます!

今回は17万アクセスを記念して
短編「私が強盗 ~3ヵ月後のある日~」を書きました!

憑依要素…はないのですが、
憑依されている子と遊んでしまった男が、
3ヵ月後、正気を取り戻した女の子と再会し、
蔑まれる物語です!
(こういうのは、おまけ短編でしかかけませんし…)

過去の「私が強盗」はこちら

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俺の名は張本 斗真(はりもと とうま)。

ここだけの話、
高校時代は”ハト”と呼ばれていた。

「はりもと とうま」 の「は」と「と」だけをとってつけたあだ名だ。
親友曰く、呼ぶのが面倒くさかったから、ハトにしたのだとか。

おいおい「りもと うま」は何処にいったんだよ?
誰がハトだって?

俺は電柱の上に乗って、平気で糞をこばすような
鳥と同列の存在なのか?

いやいや、違うだろ。

俺はシマウマのように気高き草食動物だ。

ーーあれから3ヶ月。
深夜のコンビニバイトのネギタイムー、
いや、、根岸 香苗さんと2人のバイト中に起きた事件、
彼女が何者かに憑依されて、強盗をはたらき、そのまま
彼女が逮捕されてしまった事件ー

あれから3ヶ月が経っていた。

俺は、根岸さんが好きだった。
けれどー

あの日、憑依された根岸さんはたまらないほどに、
美しかった。

「それともーーー
 わたしとここでエッチでもする???」

根岸さんの誘惑に負けた。

俺は「しますー」と答えた。

しかも、あの憑依は、本人の意識も残ってたらしく、
俺が乗り気で、根岸さんの喘ぐところを見ていたのが、
根岸さん本人にばれてしまったのだ。

「---何で!何でたすけてくれないの!
 何が「します」よ!
 何が「ぜんぶ見たい」よ!!!
 最低!最低!本当に最低!見ないで!
 私を見ないで!」

あの日、根岸さんにそう言われた。

でも、仕方がないじゃないか。

ぜんぶ見たくなったっていいじゃないか。
だって、男の子だものー。

「---あっ…」

妄想モードで街中を歩いてた俺は、
懐かしい姿と鉢合わせしたー

そう、根岸さんだー。

「あ…」
根岸さんも気まずそうにこちらを見ている。

根岸さんはあのあと、警察に逮捕された。
あれから色々あったようだが、
今は釈放されて、大学は辞めたものの、普通に暮らしていると
風の噂で聞いていた。

え?どうせ付きまとって調べたんだろって?

はは、俺はそこまで変人じゃない。
ちょっくら、ネットで知り合った彼女の友達と連絡取り合ってな。へへ…

「---張本君…」

汚いものを見る目で俺を見る根岸さん。

そんな目で俺を見ないでくれ・・・。

いや、待て、あぁ、その目もいい!

つーか、根岸さんにまた蹴られたい!

根岸さん!俺に蹴りをくれ!
蹴りを!あの日の、俺のフランクフルトに対する
ブーツでの蹴りは凄まじかった!

俺はあれで”何かに目覚めた”気がする。

「--あ、、あの、、久しぶりにランチでも?」
俺は誘ったー。

なんか、とっさに口から出てしまったのだ。
言葉がー。

「・・・別にいいけど」
根岸さんが愛想無く言う。

そうして、俺は
3ヶ月ぶりの根岸さんとの二人の時間ー

通称”ネギタイム”を迎えたのだった。

適当なものを注文する俺。
ハンバーグライスにフルーツポンチ、
あとはミックスピザ。
フライドポテトも欠かせないし、
あとは、ドリンクバー。

俺はこういうファミレスに飲んだときは
紳士的な注文を心がけている。

ドリンクバーのグラスを手に、俺は
メロンソーダを飲み干した。

続けてコーラ。

そしてカルピス。

呆れ顔で根岸さんが俺を見ている。
あぁ、踏まれてぇ!

「・・・・最近どう?まだコンビニで働いてるの?」
根岸さんが言う。

「あぁ、まだ働いてるよ。
 根岸さんは?どう?順調?」

俺が飲み干したカルピスのグラスの
ストローで音を立てていると、根岸さんが露骨に嫌そうな顔をした。

しまった!
俺の幼稚園時代からの悪い癖が!

「順調なわけ・・・ないでしょ!」
根岸さんが涙を浮かべて言う。

「-ーわたしがどれだけ苦労したかわかる!?
 コンビニ強盗に仕立て上げられて、
 大学は退学にされて…
 もう、、、人生滅茶苦茶よ!」

根岸さんが目に悔しそうな涙を浮かべている

「--そ、それはー」

俺はなんて答えればいい?

ねぎらいのことばをかけるべきか?

それとも謝罪の言葉?

いやいや、
どれも違う気がする。

と、とりあえず…

「根岸さん…わかるよ、その気持ち… 大変だよな」

これでカンペキだろう。
俺は紳士だ。

「--何が「わかるよ」 よ!馬鹿にするのもいい加減にして!」

根岸さんが俺を怒鳴る。

うっ…かわいい子に怒られるってのは
悲しいなー。

でも、何故だろう。
あの日、憑依された根岸さんに俺は自分のリッパに成長した
フランクフルトを蹴られてしまった。

そのとき、俺は覚醒した。
言うならば、ハトの覚醒だ。

目覚めたのだ。”M”に。

今も俺はこう思っている。
”根岸さんに踏まれたい”と。

「---わたし、張本くんのこと信じてたのにー。
 わたし、あの日ずっと、心の中で助けを求めてた…

 なのに…なのに!」

悔しそうにソフトドリンクを飲むと、
俺を見て根岸さんは言った。

「何よー!
 誘惑されて「します」って何なのよ!

 私が、誰かに好き勝手されているの
 分ってたはずよね?

 どうして!?どうしてなの!?」

根岸さんは感情的になっている。

俺はひとまず冷静になって欲しいと思い
「落ち着いて根岸さん、ここファミレスだから」
と呟く。

すると根岸さんがため息をついて、落ち着きを取り戻した。

「根岸さんー
 あの日のことは謝る。ごめん。悪かった!」

俺は必死に謝った。
みじめなシマウマのようにー。

だが、、、俺は根岸さんの顔を見るたびに思い出してしまう。

あの日、喘ぎ声を嬉しそうにあげていた根岸さんを。

あの日の甘い声で俺にささやく根岸さんを。
根岸さんの綺麗な体をー。

「ブフッ!」
俺の鼻からトマトジュースが飛び出した

「ちょ!な、、何よ!」
根岸さんが嫌悪の表情を浮かべる。

俺は慌てて立ち上がり、
持っていたポケットティッシュでテーブルを拭く。

思えば、新宿の街を
ポケットティッシュ欲しさに7,8周したのも
今となっては良い思い出だ。

「---うっ!」

俺は立ち上がって気づいた。

あの日の憑依された根岸さんを思い出し、
俺のフランクフルトは
ジャンボフランクになってしまっていた。

立ち上がった俺はーー
それがズボンの上から丸見えの状態になってしまっていた。

「きゃああ!最低!」
根岸さんが悲鳴をあげる

「は、張本君、私のこと、そういう目でしか見てないのね・・・
 最低!ほんっとうに最低!」

根岸さんが慌てて荷物をまとめる

「ちょ、、ま、、待ってよ!俺はそんなつもりじゃ」

俺が叫んで根岸さんの肩をつかむと、
「触らないで!この変態!」
と俺を振り払って、そのまま出て行ってしまった。

「はぁ…」

俺は、自分の出来上がってしまったソレが
再び落ち着くのを待ってから、
一人呟いた。

「ダメだー。
 見るたびにあの日の根岸さんを思い出してしまう」

楽しい映画の内容はそうそうすぐに忘れるものではない。

それと、同じだ。
あの日の根岸さんは美しかった。

ただ、それだけだ。

「-----」
一人残された俺は、おもむろに、店員さんを呼んだ。

そしてデザートにアイスを注文すると、俺は呟いた。

「あ~あ、兄貴、また来ねぇかな」

バイトにはまた新しい子が入っている。

あの憑依とかいう力を持つ、強盗、また来てくれないだろうか。

あの日、あの強盗は根岸さんの全てを俺に見せてくれた。
敬意を表して、俺は顔も名前も知らない彼のことを
”兄貴”と呼んでいるのだー。

アイスを食べ終えた俺は、一万円札で会計を済ませると店を後にした。

俺は、また”兄貴に会える日”が
来ることを信じて、静かに微笑んだ・・・

おわり

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コメント

17万アクセスありがとうございました!
次は18万目指します!

憑依<私が強盗>
憑依空間NEO

コメント

  1. 匿名 より:

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    一回憑依された人の素の反応が見れるの凄い新鮮でいいですねえ。これ見ると根岸さんにもう一回憑依されてほしくなります

  2. 柊菜緒 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    わたし、ある日ずっと
    ある日→あの日 ?

    普通の後日談だと!?

  3. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 一回憑依された人の素の反応が見れるの凄い新鮮でいいですねえ。これ見ると根岸さんにもう一回憑依されてほしくなります

    張本くんがトマトジュースを大放出してしまいます…(笑)

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > わたし、ある日ずっと
    > ある日→あの日 ?
    >
    > 普通の後日談だと!?

    「ある日」修正しておきます!ありがとうございます!

    普通の後日談は、記念短編でしかかけないので(笑)

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