答えた部分の自由が徐々に奪われていく恐怖。
園香は、ぽぜもんたのクイズを前に、
徐々に体の自由を失っていく。
地獄のようなクイズの行く末はー?
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ネオン輝くスタジオ。
スタッフと観客が死んだ目で
会場の中心を見ている。
このスタジオに居る人間は全員、ぽぜもんたの分離した
魂に憑依されていた。
30、40人にも及ぶ人間全員が
ぽぜもんたの意思に従って行動していた。
スタジオの中央には
薄ら笑みを浮かべたぽぜもんた。
そして、クイズの挑戦者、
桧山 園香。
しかし、園香は大きく足を広げ、
ミニスカートの中を堂々と見せびらかしている。
そして左手でそのスカートの中をいじくりまわしている。
「あっ…あっ…やめて…やめっ…
あぁあっ♡」
甘い快感が体中を駆け巡り、
園香は思わず声を上げる。
ぽぜもんたが笑う。
「あなたはとんだ変態だ。
今、番組の収録中ですよ?
そんなことしていて、いいんですか?」
だが、園香の左手は激しく園香の
スカートの中をいじくりまわした
「いやっ!いやぁ、、、私が!!私じゃないの!
この手が、、勝手に
あっ、、、ああああああん♡」
絶頂を迎えかけている園香。
それを見て、ぽぜもんたは笑った。
そして、冷静な表情に戻り、
ぽぜもんたは続けた。
「第9問。
次にあなたが自由を失うのは、どれ?
A・両手 B・両耳 C・両目 D・口」
無情に出題される問題。
園香はーーーー
”クイズを全て終わらせればこの状況から解放されるかも”と
考えた。
そして、手早く答える
「あっ…あっ…あぁ…♡
えっ、、、Aの…両手ぇ!」
園香が喘ぎながら叫ぶ。
さっきまでおしゃれで今時風の女子大生だった園香は、
今やすっかり乱れきってしまっている
「正解」
ぽぜもんたは淡々と言った。
その表情は、先ほどまでのような笑みはない。
鋭い目つきで園香を見据えている
「いやっ…いやあああああ!っ
もうダメ、ダメ、これ以上、、、これ以上はぁ♡」
両手を支配された園香が喘ぎ狂う。
「ひぃっ、、イク、、いっちゃう、、
や、、、やめてぇぇ!!
あっああああああああああああ♡」
園香が大量の濁った液体を噴出させながら
体をビクつかせている。
「あらら・・」
ぽぜもんたは笑う。
そしてー
「第10問。
次にあなたが自由を失うのは、どこ?
A・両目 B・両耳 C・口 D・鼻」
ぽぜもんたが笑う
「---あっ……あっ…」
園香は絶頂を迎えて放心状態だ。
だがー
園香は賢い子だった。
「て……て、、、てれふぉん…」
ライフラインのテレフォン。
予め自分が指定した助っ人に電話をかけ、
解答を尋ねることができるというもの。
ぽぜもんたは感心した
”テレフォンで助けを求める気か…”と。
テレフォンの助っ人として園香が指定していたのは
園香自身の親友で、
同じ女子大生の弥生子(やえこ)。
「もしもし~?」
弥生子の声が響き渡る
ぽぜもんたが愉快そうに言う。
「どうも。司会のぽぜもんたです。
お友達がですね~今、10問目まで進んでますよ。
ここであなたの出番です。
30秒以内に、園香さんから問題を聞いて、
答えてあげてください。」
ぽぜもんたが弥生子に説明すると
弥生子はわかりました!と元気よく叫んだ。
電話が園香に手渡される。
勝手に動く右手が園香の耳に電話を
押し付けた。
「---や、、弥生子!た、、助けて!」
園香は電話に向かって必死に叫んだ
「えー?ど、どうしたのよ急に?」
弥生子が戸惑う
「わ、、、私!体が、勝手に…
このクイズ番組、おかしいよ!
ねぇ、、今すぐ会場に来て助けて!」
園香が叫んだ。
すると弥生子の笑い声が聞こえた
「園香~!
こわがることないよ。
自然に身を任せなよ」
弥生子が言う
「えーー、、や、、、やえこ?」
信じられないと言った様子の園香
すると突然
弥生子が喘ぎだした
「あっ、、ホラ、わ、、私みたいに、じきに
園香も、全部を奪われちゃうの!
あはははははっ!
あははははっ!
あははははははははは~~~」
笑い狂う弥生子。
そしてー、電話が切れた
「おや、望みの答えは聞き出せましたか?」
ぽせもんたが笑う
園子は目に涙を浮かべていた。
”早くこんなクイズ、終わらせるしかないー”と。
「--D・鼻…」
園香が言うと
ぽぜもんたは
「ファイナルアンサー?」と問いかけた。
園香がフ、、、ファイナルアンサーと言うと、
ぽぜもんたは「正解!」と叫ぶ。
そう、電話の相手、弥生子も
助っ人としてスタジオの控室にやってきていた。
彼女は既にぽぜもんたの魂に憑依されてしまっていた。
「弥生子…どうして」
園香がつぶやく。
園香は自分の服のニオイを狂ったように嗅ぎ始めた。
香水のニオイが鼻を通して伝わってくる。
それに、体が興奮している
「第11問」
ぽぜもんたが言う。
「次に、貴方が自由を失うのは、どこ?
A・両目 B・口 C・両耳 D・全部」
園香は即答した。
「---Cの両耳」
”早く終わらせる”
”終われば助かる”
それだけが園香の希望だった。
仮にもこれはテレビ番組だ。
最後には何らかのドッキリであることが明かされて
私は解放されるー。
園香はそう思っていた。
「--正解!」
園香の耳の自由が奪われる。
”ぽぜもんたの声”だけが大きく聞こえるようになる
「おやおや…
苦しそうですねぇ」
両手で胸をわしづかみにしながら喘ぐ園香を
見てぽぜもんたは席を立った。
そして、顔を園香に近づける。
「---美しいあなたのような御嬢さんが、
徐々に自由を奪われ、壊れていく姿ー。
---うつくしい」
ぽぜもんたが、狂気のまなざしで園香を見る。
園香の体に悪寒が走る。
ぽぜもんたはそんな園香を見て笑うと、
席に戻った。
「第12問。
あなたが次に自由を失うのはー
A・両目 B・口 C・脳 D・全部」
園香は苦しみながら考えるー。
C・脳 とD・全部はまずい気がするー。
「え、、、えぇの…りょうめぇ♡」
喘ぎながら、何とか解答する園香。
「--正解」
ぽぜもんたが笑う。
園香の目の自由が奪われた。
園香の視線は自分の胸元に注がれる。
胸元を注視している。
そして、両手が園香の服を引きちぎり始める。
「や、、、やめて!もうこれ以上、やめて!」
園香は叫ぶ。
だが、力強い両手は、すぐに園香の服を破り捨ててしまった。
素肌と下着があらわになり、
園香は目を逸らそうとする…。
が、目の自由も奪われていて、それもできないー。
「第13問。
A・口 B・脳 C・全部 D・記憶」
ぽぜもんたが次の問題を告げる。
B,C、Dはまずい!
園香はパニックになりながらも叫んだ
「Aの口!!!!」
同時に、園香の手がスカートを脱ぎ捨てた。
園香は、脱ぎ捨てた自分の服を手に取り、
ペロペロと舐めはじめた。
「正解。完全にヘンタイですねぇ」
ぽぜもんたが呟く。
そしてー
”そろそろ終わりにするか”と
ぽぜもんたは内心でほほ笑んだ。
「第14問。
次にあなたが自由を失うのは?
A・全部 B・脳 C・記憶 D・全ての自由を取り戻す」
園香はその言葉を聞いて、安堵した。
D 全ての自由を取り戻す。
やっぱり、ドッキリだったー。
園香は、喜んだ。
これで、私はーーー
「Aの全部でお願いします!うふっ♡
園香、ぽぜもんたさんに全部、捧げちゃいま~す!」
ーーーえ???
園香は唖然とする。
そして、気付いた。
ーーーー”口”の自由を前の問題で奪われた…。
前の問題の選択肢はー
A・口 B・脳 C・全部 D・記憶
…園香は絶望した
”最初から、私を解放する気なんて…”
「ファイナル・アンサー?」
ぽぜもんたが問う。
「もちろん!ファイナルアンサーよ!
園香、番組の召使いになりま~す!」
園香がポーズを決めて叫んだ。
先ほどまでとは違い、歓喜の笑みを浮かべている。
「せいか~~~~い!」
ぽぜもんたが叫ぶ。
そしてーーー
ーーーーやめて、助けてーーー!
そう心の中で叫んだのを最後に、園香の意識が
途切れた。
「---ドロップアウトします」
全てを奪われた園香がほほ笑んだ。
「--懸命な選択です」
ぽぜもんたのクイズポゼオニアは終了した。
園香はぽぜもんたの腕に抱えられて
うっとりとした表情を浮かべる。
”魂”に憑依された人間は
本体であるぽぜもんたの忠実なしもべと化すのだ。
ーーークイズ・ポゼオニアが放送されても、
何かを言われる心配はない。
むしろ、応援のメッセージが届く。
何故なら、ぽぜもんたの暗示が、テレビの電波を通して
発進されているからだ。
”不審に思うな”と。
それゆえ、女子大生が乗っ取られるような内容でも
誰も疑問を口にしない。
園香が自分の服を拾い上げ、身につける。
そしてそのまま操り人形のように、会場の端へと歩いて行く。
ぽぜもんたは、
スタッフも、観客も、参加者も、視聴者も、全てを支配していた。
天井を見上げる。
「--ここは、私の王国」
ぽぜもんたが呟く。
その時だった。
突然、スタジオの壁面のモニターにある男が映し出された。
「よぉ、久しぶりだな」
聞き覚えのある声。
ぽぜもんたがハッとして振り返ると、
そこには、ぽぜもんたの宿敵
”ビートつよし”の顔が映し出されていた。
「収録、お疲れさん。
なかなかえげつない番組だな
楽しませてもらったよ」
つよしがいつもの調子で笑う。
つよしの横には女子高生が笑みを浮かべて立っている。。
その女子高生は、かって、ビートつよしが
憑依体験アンビリバボーの収録中に、自分の分身を憑依させて
身も心も乗っ取った女子高生、菅井 綾(すがい あや)だった。
「おやおや、お久しぶりです」
ぽぜもんたが笑う。
「何の用ですー?」
ぽぜもんたがモニターに向かって言うと、
つよしは笑った
「いやぁ~そろそろ俺とお前で決着つけようと思ってよ。
なぁ? アンビリバボーとポゼオニア、どっちが
生き残るか、決着つけようじゃねぇか」
ビートつよしが言う。
その言葉を聞いてぽぜもんたが笑みを浮かべる
「それは面白いですね。
ーーしかし、どうやって?」
ぽぜもんたが言うと、
つよしはモニター越しにぽぜもんたを指さした
「俺が、お前の番組に乗り込んでやるよ。
そのポゼオニアってのに挑戦してやるよ!」
つよしの言葉にぽぜもんたが笑う
「はははっ…ザンネンですがそれは無理ですね。
知ってるでしょう?
このクイズ番組の参加者を決めてるのは私ですよ。
可愛い女の子しか、私は選びませんから、
あなたじゃクイズへの参加資格はありません」
ぽぜもんたがふざけた調子で言う。
すると、つよしの横に居た女子高生、綾が笑った
「綾がーーやりますよ♡」
色っぽくささやく綾。
「--ほう」
ぽぜもんたが言う。
「つよしさん、貴方も憑依能力を手に入れたということですか」
ぽぜもんたはすぐに理解した。
あんなに可愛らしくて真面目そうな子が
そんなことを言うわけがない。
「--へへっ、まぁな」
つよしが言うと、ぽぜもんたは大きな声で宣言した
「良いでしょう。
明日のクイズ・ポゼオニアには
菅井 綾さん。あなたをご招待しましょう」
その言葉を聞き、綾は妖艶にほほ笑んだ。
「ぽぜさん、
私があなたを潰して
あ・げ・る♡」
挑発的に言う綾。
ぽぜもんたは笑う。
「--あなたたちに、
このクイズポゼオニアが攻略できるとでも?」
するとビートつよしが言った
「当たり前だろうが!」
ぽぜもんたは笑いながら問う。
「ファイナルアンサー?」
ビートつよしは笑いながら答えた
「ファイナルアンサー!」
独特な効果音にのって、
二人のにらみ合いは4分間続いた。
そしてー
ぽぜもんたが叫んだ
「残念!
あなたたちに私の番組は攻略できませんよ!」
その言葉を聞いてビートつよしは
今一度笑った。
そして、こう言った
「最後に俺も言わせてもらうよ。
明日、地獄を見るのは、あなたかもしれませんー」
そして、つよしの笑い声と共にモニターの映像が途切れた。
ぽぜもんたは笑う。
”この会場は私自身の世界だ” と。
ビートつよしが乗り込んで来ようと
恐れることはない。
ちょうど目障りな裏番組だった。
潰すにはちょうど良い機会だ。
ぽぜもんたは、近くに居た、
先ほどまでクイズに参加していた園香を抱き寄せた。
そして笑みを浮かべた
「明日のクイズ・ポゼオニアが楽しみだ…」 と。
おわり
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コメント
クイズ・ポゼオニア。
恐ろしいクイズ番組ですね!
私は絶対に参加したくありません^^
二人のやりとりを二人のボイスで脳内再生すると
なんか笑えます…笑
ご覧いただきありがとうございました!
コメント
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なんという頂上決戦が!?
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> なんという頂上決戦が!?
書くかは分かりません(笑)
書くとしたら
ポゼオニアVSアンビリバボー って感じですね^^