憑依空間が8万アクセスに到達しました!
ありがとうございます^^
記念にリクエスト頂いてました
リアルデュエリスト続編(短編)を書きました!
どうぞお楽しみ下さい!
・全年齢向けリクエストだったので、TSF要素は薄めです^^
・ユーギ要素が色々なところにありますので、知らない方は分らないかも…
過去のリアルデュエリストはこちら!
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とある町。
そこには
”リアルに目覚めたデュエリスト”が居た。
彼は引いたカードを
”現実化”できる力をある日突然手に入れた。
高校生の
藤木 ヒロト(ふじき ひろと)は幼馴染の柊 アキ(ひいらぎ あき)と
一緒に通学路を歩いていた。
「ねぇ、、いつものお願い!」
アキが言う。
するとヒロトは笑った。
「お安い御用だよー」と。
ヒロトがカードを引く。
引いたカードは
調律の魔術師
というカード。
小さな女の子が描かれたカードだ。
そのカードをヒロトはアキにかざした。
するとアキはみるみるうちに
調律の魔術師の姿になった
ピンク色の髪を触りながら
調律の魔術師になったアキは喜んだ。
「キャー!可愛い!」
周囲が突然、女子高生が変身したことに
驚いている。
ヒロトは喜ぶ彼女の様子を見ながら微笑んだ。
「これが、僕のエンタメだー」と。
ヒロトは2週間前、突然
”リアルに目覚めよ”と言う声が頭に響き、
リアルデュエリストとなった。
デッキから引いたカードが現実化するのだ。
初日はうっかり
「粘着テープの家」と言うカードを引いてしまい、
脱出に時間がかかったが、
成績優秀のヒロトはすぐにリアルデュエリストが何たるかを理解した。
”引いたカードが現実化するなら
デッキを組むときに引きたいカードを積んでおけばよい” と。
ヒロトはその日以降、
クラスの人気者になった。
女子を美少女モンスターに変化させ、
男子をイケメンモンスターに変化させた。
モンスターへの変身は、
カードをデッキに戻せば、元通りになることが分っている。
なんら、問題は無い。
ヒロトはその力で、
みんなを楽しませた。
カードはデュエルディスクにセットする前に、
引きたい順番で重ねてあるから、
問題は無い。
次にブラックマジシャンガールを引く、と分っていれば、
適当な女子に声をかけてその子を
ブラックマジシャンガールに変身させてあげることができる。
そういうことだー。
「小柄なところとか、たまんないよね♪」
調律の魔術師、いやーアキが笑顔で言う。
「あっ!」
アキが突然叫ぶ。
あまりに浮かれていて、
バスが行ってしまった。
これでは、学校に遅刻してしまう。
「---ど、ど~しよ~ヒロト」
アキが調律の魔術師の姿で涙ぐむ。
「フフッ、僕に任せてよ」
そう言うと、ヒロトはカードをドローした。
カードは「ガトリングバギー」。
バギーの姿になったヒロトは、
アキをバギーに乗せて、そのまま街中を疾走し始めた。
(予想より速度が遅いな)
ヒロトはもっと違うモンスターを選べばよかった、と毒づいた。
そして、心の中で
もっと速く疾走れー!! と叫んだ…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学校につくと、女子生徒が群がってくる。
「ねぇねぇ、私にも」
クラスのおしゃれ女子、天上院 リンがヒロトに声をかける
「はいはい」
ヒロトが笑いながらカードをかざす。
カードは星杯を戴く巫女。
小柄な紫色の美少女に変化したリンは、顔を赤らめて
嬉しそうに微笑んだ。
「なぁなぁ、俺も」
クラスメイトの城之内ロジェ が声をかけてきた。
ハーフのイケメン男だが、とてつもないエロ戦車野郎だ。
ヒロトは呆れ顔でカードをかざす。
ブラックマジシャンガール。
可愛らしい衣装と姿に変化した城之内は笑みを浮かべる
「ちょ、、ちょっとお手洗い!」
ブラックマジシャンガールがトイレに走っていく。
ヒロトは失笑してその後ろ姿を見つめたー。
エンタメー。
彼は、クラスメイトを喜ばせ、楽しませていた。
しかしー。
教室の隅で、二人の生徒が不満そうに様子を見ていた。
「最近、あいつ、調子こいてるよな」
「あぁ…どうにかしてギャフンといわせてやるぜ」
そして、二人組の一人が微笑んだ。
「ならよー、あいつのデッキに、
このカード ぶち込んでやろうぜ」
そう言うと、もう一人も微笑んだ。。。
彼らは4時間目の体育をサボり、
教室に置いてあったヒロトのデッキの一番上に、
3枚のカードを追加した。
「ケケケッ!
あいつのエンタメも台無しだぜ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昼休み。
クラスでも大人しい女子生徒がヒロトに近づく。
「あのー
いつものお願いできるかな?」
「お安い御用だよー」
”次に引くカードは星杯神楽イヴーー
の・・・はずだった”
カードをかざしたヒロトが驚きに目を見開く。
目の前の女子生徒が
ゴキブリをまるくしたダンゴ虫みたいなヤツ…
”ゴキボール”になってしまった。
近くに居たもう一人の女子生徒が言う
「ヒロトくん、これゴキボール!
星杯神楽イヴじゃない!」
ヒロトは焦る
「えっ、、、あ、、あれ?
ご、ごめん!」
慌ててゴキボールのカードをデッキに戻すと女子生徒は
元の姿に戻ったが、なきながら教室から飛び出してしまった。
その様子を2人の男子がニヤニヤしながら見ている
「ちょっと、最低!
ヒロトくん!どうしてあんなことするの!?」
クラスの女子から批判されるヒロト。
「おかしいー」
ヒロトは思う。
ゴキボールなんか入れてないはずだ。
デッキの順番は完全にー。
ヒロトは試しにカードをドローした。
次は”治療の神ディアンケト”だったはずだ・・・
しかしーーー
カードを引いた瞬間、
ヒロトの体を何かが突き破り、
ヒロトは醜悪な姿へと変貌したー。
”寄生虫パラサイド”
「あがっ…がっ…」
寄生虫によってヒロトの体が醜悪に変化した。
女子達が悲鳴を上げて逃げ惑う。
「はははっ!無様だな!ヒロト!」
2人の男子生徒が、ヒロト、
いや、寄生虫パラサイドに向けて
笑い声をあげた。
そしてー。
「あがっ・・・が!」
奇声をあげるヒロト。
2人はその様子を見て笑う
「お前ヨォ、最近、クラスでちやほやされて
うぜぇんだよ。
だから俺達がお仕置きしてやろうと思ってな!
ホラ!戻りたいか?
ならもう1枚カード引いてみろよ!
次のカードは”いいもの”だからよ」
そう言われたヒロトは、震える手でカードを引いた。
そのカードは、、、
”殺虫剤”
音を立てて殺虫剤が寄生虫パラサイドと化した
ヒロトに発射された。
そしてーーー
「ぎぃぃっぃあああああああっ!」
ヒロトはーーーー
溶けるようにして消えてしまった。
「えーーー、お、、おい マジかよ」
2人組の一人が焦る
「お、、おい!ヒロト!ヒロト!冗談よせよ!」
ほんのいたずらのつもりだった。
だがーー、
ヒロトはもうこの世に居ない。
寄生虫パラサイドと化したヒロトは、
殺虫剤で、墓地(セメタリー)に行ってしまったのだから・・・
彼のエンタメはー
もう、見られない・・・
GAME OVER
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
リクエスト内容が”全年齢向け”だったので
こんな感じになりました
(案外難しいです 笑)
改めて、
8万アクセスありがとうございます!
今度は9万目指して頑張ります!
星杯を戴く巫女or
星杯神楽イヴとか←
コメント
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これはぜ、全年齢なのか……
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> これはぜ、全年齢なのか……
た、、たぶん…(汗)
H的シーンは無い…です!
トイレに行った人は放っておいて…
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良かったです。グレイドルとか出して欲しいですねw
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> 良かったです。グレイドルとか出して欲しいですねw
ありがとうございます^^
今後も色々と書いてみます!