<憑依>売上少女① ~俺は売上のため少女に憑依する~

とあるカードショップ。

売上が伸びず、悩んでいた店長。
そんな店長の前に、親友の男が手を差し伸べた。

”憑依薬”
親友からそれを手渡された男は、
女子大生バイトに憑依する。

全てはー売上のために。

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とあるカードショップ。

カードを中心におもちゃやゲームソフトなどの
販売を行うそのお店では
今日も子供達や中高生、若者たちでにぎわっていた。

「ありがとうございます~」
レジをやっていた雨宮 雫(あめみや しずく)は愛想よく
微笑んだ。

19歳で女子大生の彼女は
常連客からの人気も高い。

店長の小牧 正義(こまき まさよし)は、
そんな様子を見ながら奥で、本社からの電話を受けていた

”今月もまた赤字か? いい加減にしろ!やめるか!?”

連日、本部から叱責される日々。
今、この業界はとても苦しいのだ。

「はぁ…」
電話を切った小牧店長はため息をつく。

「--雫ちゃん、また買いに来るよ」
常連のおじさんが、バイトの雫に声をかける。

雫が「ありがとうございます~」と
嬉しそうに挨拶している

見事な接客だ。

店長は思う。

「はぁ…、俺も可愛い女の子だったらな…
 すぐに売上なんか伸ばせるのに…」

雫みたいな可愛い子だったら、
自分だってすぐに売上を伸ばせる。

色目を使って…。

店長は雫が客に色目を使って誘惑する姿を
頭の中で浮かべて不覚にも興奮してしまった。

「店長、これなんですけど」
我に返ると、笑顔の雫がすぐそばにいた。

「えーー、あっあぁ、」
店長は慌てて雫からの質問に答えた…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜。

小牧店長は久しぶりに親友と
近くの居酒屋で飲んでいた。

「まいっちゃうよ」
小牧店長の口から出るのは愚痴ばかり。

赤字であること
本部に毎日怒られている事。
このままだとクビになるかもしれないこと。

「あ~あ!俺も可愛い女の子だったらな…
上手く客を誘惑して、売上あげられるのにな…」

そう言うと、親友の目の色が変わった

「・・・・・・」

親友は小牧店長に同情していた。
彼は必死に頑張っている。
週に一日も休みがない時だってある。

だが、時代が時代だ。
小売業は厳しいのだ。

「---小牧、、女の子になってみるか?」
親友が険しい表情で言う

「なれるもんならなってみたいよ。
 必ず売上を上げるからさ… ってえぇ?」

小牧店長は驚いた。

親友はそんな様子を見て言う

「俺の勤務している会社でさー
 今、”人に憑依するための薬”研究してたんだけどさ、
 結局、倫理的に問題があるってことで、開発中止に
 なったんだよ」

親友が言う。
小牧店長は「それで?」と尋ねる。

すると親友はポケットから液体の入った容器を
取り出した

「その憑依薬。
 破棄される前に盗んだんだよ俺…。

 どうだ?小牧。お前にこれを譲ってやる。
 親友のお前が苦しんでるのを見るのはつらくてさー」

親友の思わぬ言葉に小牧店長はつばをゴクリと飲み込んだ。

憑依薬ー

そんなモノがこの世にー。

小牧店長は
バイト先の女性アルバイトの姿を思い浮かべる。
一人、また一人と…

そして、バイトの中でも一番美人なー、
雨宮 雫の姿を思い浮かべる。

俺がーーー
雨宮さんになれる?

小牧店長は夢のようなその液体を
手に取った。

そして、親友は使い方を小牧店長に
レクチャーした。

憑依薬を飲んで、
6時間以内に、憑依したい人間の体に
入り込むようにすれば、
体が吸収され、憑依することができるーと。

憑依解除は任意のタイミングで。
強く心で念じれば憑依状態から抜け出すことができ、
霊体化していた肉体も、再度”実体化”するのだと。

「ありがとうー」
小牧店長の頭は、雨宮 雫のことでいっぱいだった。

あの雫を自分のものにできるー?

綺麗に整った黒髪ー。

綺麗な足、
可愛らしいあの笑顔ー

それらを、全部自分のモノに?

小牧店長が顔を赤らめていると、
親友が言った。

「ただしー。」

親友は釘を刺すように続けた

「1か月たったら、お前が憑依した子を
 必ず解放すること。

 そして、憑依した子の人生を壊す様な
 ことはしないことー。

 いいか、約束してくれ」

親友が言う。
小牧店長は笑った

「当たり前だろー。
 売上をあげたらすぐに体は返すさ

 彼女には、彼女の人生があるんだから」

小牧店長が笑うと、親友も
「流石、ものわかりが良くて助かるよ」とうなずいた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれから1週間。
小牧店長はあれから手回しをして、
自分が1か月休職する約束をこぎつけた。

そして、その間の店長代理を
バイトの雨宮雫が担当することも、
内々に話をつけた。

本部は戸惑っていたが承諾した。
こういういい加減で自由なところはこの会社の
魅力の一つかもしれない。

「---…」
小牧店長はつばをのむ。

明日は雨宮 雫が店長をすることになっている。

その話は、本人にも伝えていない。
ここまで隠すのは大変だった。

だが、全ては売上の為だ。

閉店後。
二人だけとなった空間で、雫は笑みを浮かべながら
店長と雑談していた。

最近、人生で初めての彼氏が出来たことを
顔を赤らめながら雫は話していた。

彼女は、大学生になって上京してきて
今は一人暮らし。
1か月ぐらい体を借りたところでどうってことあるまい。

小牧店長はそう考えた。

そして、今日は憑依するために、
自分と、雫二人だけのシフトを作ったのだ。

既にさっき憑依薬は飲んでおいた。

とても苦くてまずかったが、
雫に憑依するためなら。

「---雨宮さん」
小牧店長は意を決して言った

「・・・どうしたんですか?急に改まって!」
笑いながら急に真剣な表情になった
小牧店長に尋ねる雫。

しかしー

「君の体ー、1か月間貸してくれ!」

そう言うと、店長は体を霊体化させ、
雫に手を伸ばした

「えっーーー?ひっ!」

戸惑う雫。
そして雫は体に何かが入ってくる感覚と
悪寒に襲われた

「て、、、店長、、な、何するんですか!
 やめてください!やめて!!!やめて!」

雫が悲鳴を上げる。

だが、小牧店長は止まらなかった。

霊体となった体をさらに雫の奥深くへと
押し込んでいく

「いやぁぁあっぁっ!
 やめて!!!
 出てって!!!!ねぇ!!!!やめてよ…
 あっ・・・ああ・・・あ」

雫は店長に対する敬語も忘れて
泣き叫んだ。

しかし…

その叫び声は止まった。

そして…

「あっ…はぁ…はっ…
 え…ほ、、本当に雫ちゃんになってる?」

雫はキョロキョロしながら自分の体を見回した。

自分の手とは違う、色白な綺麗な手。

程よい膝上のスカートから覗く、
綺麗な足。
ストッキングとスカートの間から覗く
足に、雫の視線は釘付けになった。

「うわぁ…これがスカートの感覚」

店長が消え、一人になった雫は
顔を赤らめて、スカートを手で
いじくりまわした

「あっ…ふわふわしてるぅ~サイコ~!」

イヤらしい笑みを浮かべながら
スカートをめくったり、ふわふわさせたりしながら
笑みを浮かべる雫。

「ほ、、、本当に、雫になっちゃったよ…
 すごいなあの薬」

鏡を見ながら、髪の毛をいじり、
そのニオイを嗅いでみる

「う~ん、いいニオイ…
 いいなぁ、女の子って」

事務所の鏡に写った
雫は満面の笑みを浮かべていた。

自分の体が乗っ取られたというのに…

「すっげぇ…
 これで俺…

 い、、、いや…やめよう。
 どうせ雫ちゃんになったんだから…」

そう言うと、雫は2、3回咳き込んで喉の調整をした。

そしてーー

「私は雨宮 雫ー。

 私は雨宮 雫ー。

 今日から、店長になりますっ!」

可愛らしく微笑む雫。

そして、雫は自分の足を見つめ、
スカートとストッキングの間に覗く
太ももを手でこすり始めた

「えへへ…最高…
 とっても、興奮する♡」

雫がだらしない笑みをこぼしながら、
太ももを両手でこする。

ひたすらにベタベタと触り倒した

「えへっ…えへっ!
 雫の体ぁ~好きにしていいよ!

 えへへっえへへっ!」

下心丸出しな表情で自分の太ももを
触りまくる雫。

いつしか、だらしなく涎を床に垂らしていた。

そして、スカートの中の下着も湿ってきていた。

「うはぁ…わたし…自分の体で感じちゃってる…

 でも、、仕方ないよね!
 だってわたし、かわいすぎるもん!」

そう言って鏡に向かってウインクする雫。

あまりの可愛さと興奮に理性がはじけた。

「つっ~~~うう~~~すごいよぉ!」

雫はストッキングを乱暴にこすり始めた。

そして、

「もっと綺麗な足、みたいな♡」

そう言うと、ストッキングを笑みを浮かべながら
引きちぎり始めた。

「えへへへっ!
 わたしったら変態!

 自分のストッキングやぶってぇ、、、
 興奮してる!!」

ストッキングを破り終えた雫は
ゴミ箱にストッキングを放り込むと
自分の足を上から下へ
下から上へ、こすり続けた

「はっ…はぁぁぁ…」

雫はこの上ない幸せを噛みしめながら
自分の体を抱きしめた

「どうしてわたし、こんなに可愛いの!!
 すっーーーーーーごく興奮する

 あはは♡」

飢えた獣の表情で、スカートが乱れているのも
気にせず、事務机の椅子に座った雫は
着信が来ているのに気付いた。

「あー、彼氏からだ」

雫は微笑んだ。

これからは、売上をあげるために
1か月全力を尽くさないといけない。

大学は幸い夏休みだ。

彼氏は面倒くさいから1か月ぐらい放っておいても良いだろう。

雫は電話をかけ直した

「--ごめんごめん、ちょっとバイトが…」

不思議なことに、普段通りの雫がどんな風に
振る舞うか分かった気がした。

脳に従って、雫を演じていく。

「ねぇ、雅史(まさし)、ちょっとわたし夏休みの間
 バイトが忙しくなるから1か月間、あまり連絡も
 とれなさそうなの」

雫が言う。
もちろん、雫本人の意思などではない

”え、、、そんなに無理してバイトすることないじゃないか!”

彼氏が言う

「ううん、バイトは頑張らなきゃ!」
雫はそう言いかえした。

だがーー
”バイトなんかさ、いつでもできるじゃん!たかがバイトだろ”

彼氏はそう言った。

ただがバイトだってー?
ふざけるな。

雫の中に憑依した店長は彼氏の言葉に
無性に腹が立った。

「--へぇ、そんなこと言うんだ」

自分でも怖いぐらい低いトーンの声が雫から出た

”え、、、あ、、ご、ごめん”

彼氏が急な雫の豹変に驚く。

「もう、いいよ。雅史とはお別れ、ばいばい」

雫はそう言うと、勢いよく電話を切った。

ーー怒りに満ちた表情で鏡を見る。
雫ちゃん、こんな表情もできるんだ・・・。

雫は、自分の怒った顔に興奮した。

しかも、その顔を”させている”という事実に。

雫は興奮を抑えきれず、自分の胸を触り始めた

「うふっ、あ、、、こ、、これが私の胸…
 ふぁっ、、な、、なんか気持ちイイ」

狂ったように胸を弄ぶ雫。
さっきまでの真面目な雰囲気は無くなっていた。

「あっ、、、ああっ、、
 いいのかな、、わたし、イク…いきそう…
 人の女の子の体でぇ!!!」

雫が喘ぎ声をあげながら
満面の笑みで体を震わせている。

「あっ、、、でも、、こんなにかわいいから
 しかたないよね あっ、、、ああああっ、あっ
 ひあっぁ…♡」

体を激しく揺らしながら雫は
妖艶な喘ぎ声をあげた

その声を自分が出させている。
その事実にさらに興奮する。

雫の体が、その意思に従って興奮する

「あっ、、あああああああっ もうダメ!
 もうダメぇぇぇ!
 が、、我慢できない!!
 いっイク!!
 あ、うあああああああああああああっ♡」

雫は店内に愛液をぶちまけると、
そのまま体を折り曲げ、だらしなく崩れ落ちた

「あっ…はぁっ…はぁっ…
 すごい……しずくちゃん・・・」

顔を赤らめて座り込む雫。

しばらくその余韻から抜け出せなかった。

「----あ」
我に返った雫は思う

”その子を傷つけることはするなよー”

憑依薬をくれた親友の言葉を思い出す。

「大丈夫ー」
閉店後の店内だから誰も見ていない。
問題はないー。

彼氏はーー
また作ればいいし…

「さ、明日から1か月、
 雫、頑張りまーす!」

愛液まみれの体で立ち上がると、
雫は一人微笑んだ。

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

今日はここまで(笑)
まだ本編に突入できていない…。

明日からはお店の店長として、
雫が色目を使ったり、誘惑したりして
売上をあげていきます。

結末は…(おっと、これ以上は…笑)

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コメント

  1. 柊菜緒 より:

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    はてさてここからどうなっていくのか……楽しみです!

  2. 柊菜緒 より:

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    誤字・脱字報告

    6時間以内に、憑依した人間の体に
    憑依したい人間の体に かと

  3. 無名 より:

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    > はてさてここからどうなっていくのか……楽しみです!

    ありがとうございます^^
    はてさてどうなるのでしょう?(すっとぼけ)

  4. 無名 より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 誤字・脱字報告
    >
    > 6時間以内に、憑依した人間の体に
    > 憑依したい人間の体に かと

    報告ありがとうございます!
    ご指摘の通りです
    修正しておきました!

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