<憑依>憑依暗殺部隊VSホテルノシハイニン名倉①

憑依暗殺部隊ー。
暗殺対象の近しい女性に憑依して、
暗殺を決行する恐怖の暗殺集団。
裏世界では”憑依暗殺部隊”として恐れられている。
過去作「憑依暗殺部隊」はこちらからどうぞ

名倉俊之ー。
とあるホテルの支配人。
幸せそうな男女のホテル利用客の女性に憑依しては
二人の”人生を終了”させることを何よりの楽しみとしているーー
過去作「ホテルノシハイニン」はこちらからどうぞ。

そしてー、暗殺部隊に”名倉の暗殺”依頼が舞い込んだーー。

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「あはっ…いいっ…気持ちイイ!
 ホラ、、もっと薫(かおる)を喘がせて!

 うっ、、あぁぁぁん♡」

ホテルのロビーで服を脱ぎ捨てた女子大生が
一人、喘いでいる。

彼氏と思われる男が戸惑った表情で言う

「おい、、、やべぇよ…
 ここ、、、ホテルのロビーだぜ」

男は彼女の薫に手をつかまれ、
無理やり胸や下着の上を触らされていた。

そして、薫は盛大に喘ぎ、
ホテルのロビーの真ん中で愛液をばらまいている。

その顔はーー
とても幸せそうだった。

もちろん、彼女本人の意思などでは無い。

ロビーで彼氏と楽しく談笑していた
薫は、ホテルの支配人である男、
名倉俊之に憑依されてしまったのだー。

憑依された薫は突然、
恥ずかしげもなく、服を脱ぎ捨て、
彼氏を引っ張り、そのままロビーで
行為を始めてしまったのだった。

「ねぇっ…、、私たち、、、
 もう十分幸せを味わったよね♪

 だ・か・らっ  あぁあっ♡

 これからは、二人で、たっぷり地獄を
 味合わないとね! うふっ♡」

薫が満面の笑みで言う

彼氏はその言葉に
「な、、、何言ってるんだよ…
 もうやめろよ…」

と言うのがやっとだった。

薫が彼氏の手をアソコに無理やり突っ込み、
大声で喘いだ。

そして、他の客から通報を受けた警察が
ホテルに入ってきた

「んんんん~~
 あぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡」

薫は警察官の目の前で絶頂を迎えて
その場に体を折り曲げた。

既に薫は白目を剥いていたー。

唖然とする彼氏を
警察官は鬼のような形相で見た。

ーーガチャ。

支配人室からホテル支配人の名倉が
姿を現した。

赤渕メガネに蝶ネクタイ。
胡散臭い笑顔。

名倉は視線を騒ぎの方向へと向ける。

悲鳴を上げながら連行される 薫ー。

そして戸惑いながら連行されるその彼氏。

その光景を見て名倉俊之は笑みを浮かべ、
静かに呟いた。

「佐々木 薫の人生ーー
 終了でございます」  とーーー。

受付スタッフの中では古株の25歳の女性、
赤城 真須美(あかぎ ますみ)が、
名倉の方をチラリと見た。

ーーー彼女は薄々気づいていたーー。
”名倉の本性”にーーー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「今回の暗殺対象はーーー」

”憑依暗殺部隊”

暗殺対象の近しい女性に憑依して暗殺を行う
暗殺部隊。

その隊長のアルファが、
スクリーンにとある人物の映像を映し出した

「---”名倉俊之”
 ホテルの支配人だ」

赤渕メガネに蝶ネクタイの男。
薄ら笑みを浮かべている。

「--はっ、
 うさん臭そうな野郎だな。

 そいつは何をしたんだ?
 詐欺師か?」

ベータが笑いながら言う。

アルファは首を振り、答えた。

「---この男は我々と同じく
 人に憑依できるらしい…

 それで男女のペアを見つけるたびに、
 女性に憑依して、二人の幸せを壊している…。

 そういう男のようだ」

アルファが淡々と説明する

「--へぇ、憑依ですか」
ガンマがニヤリとする。
こんなことはめったにない。
同じ憑依できる人間がいるなんてー。

続けてスクリーンに4人の女性が映し出された。

「名倉俊之は隙のない男だ。
 だが、毎日夜9時に、受付スタッフ4人のうち1人を
 自分の”支配人室”に呼び、
 1対1での反省会を行うらしい。

 この時に暗殺する」

今回は、夜の”反省会”の際に名倉と女性が1対1になる
タイミングで暗殺を行うようだ。

反省会に呼ばれる女性スタッフはその日の名倉の気分だという
情報が入っている。
ゆえに、どのスタッフが呼ばれてもいいように、
アルファたちは、受付スタッフ4人全員に憑依することにした。

「-赤城 真須美 25歳。
 受付スタッフの中ではもっとも古株だ」

整った顔立ちの仕事が出来る!という感じの女性が映し出される。

「-室原 直子(むろはら なおこ) 23歳。
  スタッフのムードメーカーだそうだ」

アルファが言うと、ショートカットの活発そうな女性が映し出された

「-桃田 瑠佳(ももた るか) 27歳。
 最年長の受付スタッフだ」

化粧の濃い女性の姿がスクリーンに映し出される。

「そして最後に、森永 姫香(もりなが ひめか) 21歳。
 この子は最年少で最近入ったばかりらしい」

メガネをかけた可愛らしいロングヘアーの女性が映し出された。

「以上。それぞれに憑依を行い、
 夜の反省会で名倉に呼ばれたものが、
 支配人室内で名倉俊之を暗殺するー」

アルファがそう宣言すると、他の3人は頷いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は清々しい。

さっきの大学生カップルも
これからは”地獄”を味わうだろう。

名倉俊之は夜の休憩時間のひと時を
楽しみながら笑みを浮かべた。

「------人間に許された
 ”幸福”の量は決まっている。

 彼女らはそれを早く使い果たしてしまっただけだー」

名倉は持論を呟き、
笑みを浮かべたーーー。

しかし、その時、受付カウンターでは異変が起きていた

「---ひっ!」
最年少の姫香が体を突然震わせた

「えーー?どうしーーー あひぃっ!?」
続けてムードメーカーの直子が痙攣を起こした。

そして、姫香と直子はお互いを見合わせて
笑みを浮かべハイタッチしたー。

「だいせいこ~~う♪」
直子がそう言う。
直子にはーーベータが憑依していた。
早速、イヤらしい顔で、直子は自分の体を見つめる。

メガネが似合う姫香には、
ガンマが憑依した。
姫香の記憶を全て読み取り、姫香は自分の記憶が流れ込んでくる
瞬間に快感を覚え、
「あぁぁ…♡」と声を震わせた。

「ちょーーーどうしたの!?」
最年長の瑠佳が戸惑っている。
彼女も既にーーデルタに憑依されていたが、
彼女は気づかない。

そしてーー
「あぁ…何か入ってくる・・・ た・・・すけ・・・」
古株の真須美が体を震わせていたが、
すぐに無表情になり、
氷のような視線を他の3人に投げかけた。

アルファだー。

「どうかなさいましたか?」
ガンマが”姫香”になりきって接客を始めている。

まだ19時ー。
名倉の反省会までは時間がある。

「ちょっと、、お手洗い行ってきますね♪」
ショートカットの直子がそう言うと、
ホテルの制服に身を包んだまま、退席していった。

「---物好きなヤツだな」
小声で、真須美がつぶやく。
アルファには、この真須美という女の体には
微塵も興味が無かった。

今日もいつも通りー。

憑依した女は”武器”でしかない。
アルファにとって、今の真須美は、
拳銃と同じ扱いー。
暗殺の為の道具でしかない

「--赤城先輩。。
 今日、どうしたんですか?」

デルタに憑依されている瑠佳が不思議そうに尋ねる。

デルタはいつも通り
”瑠佳”の意識を残したまま憑依している。

「別にーー何でもないわ」
真須美は愛想なく、答えた。

真須美(アルファ)は、
ふと思うーー
この瑠佳という化粧の濃い女が
今回は記憶を消去されるのかーー。

可愛そうにーー。と。

ガチャ。

支配人室から名倉俊之が姿を現した

「--ふぅ。お疲れ様」
名倉が胡散臭い笑顔を3人に振りまいた。

ショートカットの直子の姿が無い。

直子(ベータ)はお手洗いでお楽しみ中だ。

「---室原君は?」
直子の姿が見えないことに疑問を感じ、
名倉が訪ねる。

すると、姫香(ガンマ)が満面の笑みで答えた

「あっ 室原先輩ならお手洗いに
 行くっていってましたよ~」

姫香が可愛らしく言う。
いつもの姫香と同じ仕草でー。

「---そうか。」
名倉はそれだけ言うと、一瞬、口元をゆがめた気がした。

「---私は各部屋の見回りに行ってくるから
 ここはお願いするよ」

そう言うと、名倉はそのままロビーから立ち去って行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方、お手洗いでは直子の喘ぎ声が響き渡っていた。

「んんんんん~~~
 一度やってみたかったんだよなぁ~~~♡」

ショートカットの髪を乱した
直子が顔を赤くして喘いでいた。

お手洗いで、直子は一人、激しい行為を繰り返していた。

淫らな格好で、
鏡に写る自分と狂ったようにキスをしている

クチュクチュと音がする

「イイーーーー
 最高だ!最高ぉ♡」

直子は我を忘れて鏡を舐める舌を
激しく動かし、鏡の自分を舐めまわした。

唾液が落ちるーーー。

「---うっふふふふぅ~♡」

直子が満面の笑みで言う。

そして、可愛らしいハートの腕時計を見る。

「---あっ!20時40分!もう行かなきゃ!」

直子は可愛らしく叫んだ。

名倉の反省会は21時。

「----できれば
 私が暗殺したいな~~~えへへ~~♡」

直子(ベータ)は、
自分が絶頂を迎えて、名倉を暗殺する瞬間を
思い浮かべた。。

それだけで、下着がグショグショになってしまった

「っとと、いっけない!そろそろ行かなきゃ!」

直子は身なりを整えて受付へと戻った。

真須美が鋭い目つきで時計を見た。
今の彼女は”殺人兵器”だー。
真須美がポケットの中に用意した毒の最終確認をする。

愛想をお客さんにふりまいていた姫香は
妖艶な笑みを浮かべて時計を見たー
”できれば 姫香がヤリたいな!”と心の中で思う

「---な、、、どうしたの?」
瑠佳が戸惑う。
他の二人がやけに時計を見ていることに
違和感を覚える。

「---は~~~~~っ!
 ゴメンナサイ!遅くなりました~♡」
トイレから戻ってきた直子がほほ笑む。

ーーー21時00分ー。

名倉が支配人室から出てきた。

「--さて、反省会の時間だな。
 今日はーーー」

名倉が4人を見る。

「---姫香ちゃん。来なさい」

名倉が最年少の姫香を
呼び、手招きした。

姫香は小さく「ウフフ…♡」とほほ笑んで、
他の3人に勝ち誇ったような笑みを振りまいた。

直子(ベータ)が舌打ちをする。

真須美(アルファ)は無表情だー。
誰がやろうと、関係ないー。

瑠佳(デルタ)はただただ戸惑っていたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

支配人室に入った
姫香は笑みを振りまいた

「---今日、何か気づいたことはあるかな?」
名倉が笑顔で言う。

ガンマは姫香の記憶を探る。
”いつも通り”だ。
いつもの反省会と同じ内容。

姫香は微笑んだ。

「いえ、特にありませんでした」

姫香は小型のワイヤーを密かに準備した。

今回はーー
一瞬で絞めるーーー。

相手は憑依能力を持っているらしいからーー
一思いに一瞬でーー。

「---私はあるよ」
名倉が笑顔で言った。

ーーー!?

ガンマは違和感を感じた。
”姫香”の記憶にある、反省会の内容と
違うーー

普段はこのまま名倉の利用客数報告が始まるはずだった

「---支配人が、
 お気づきになられたことですか?」

姫香は笑みを崩さずに尋ねた。

すると名倉は笑った

「……君は姫香ちゃんじゃないな?」

ーーその言葉に姫香の顔から笑みが消えた。

「---図星か」
名倉がバカにしたように笑う。

姫香はーーー
次の行動を即座に頭の中で計算したーー。

「---世の中のカップルどもは
 ”幸せ”を使い果たした!
 私は”世の中を平等”にするために、 
 奴等の幸せを壊しているのだよ!」

名倉が狂気の笑みを浮かべながら言う

「---えへへ…
 支配人さん、キチガイですね♡」

ガンマはーー冷静さを崩さなかった。

姫香は余裕の笑みで、
ゴミを見る様な目で支配人の名倉を見つめた。

「ウウウウウウウウ・・・」
名倉が奇声を上げ、口元を手で押さえた。

私がキチガイだとー。

私は世の中のバランスを保つため、
”カップルを壊している”

幸せを使い果たした人間はーー
”人生を終了させなくてはならない”

名倉が、口を押えながら、
可愛らしい姫香の方を見ると、
姫香が突然走り出して、
ワイヤーを名倉の首に巻きけようとした。

「---姫香、人殺しなんかしたくないんですけど、
 させられちゃうの!えへへ~♡」

姫香が満面の笑みで叫ぶーー

しかしー
ワイヤーが首に巻きつく前に、
名倉は倒れた。

「---えっ…?」

そして、突然姫香の体に悪寒が走った。

「えーーーーー」

まずい!

ガンマはそう判断して、
姫香の体から離脱しようとしたーー。

ーーーが、、、
ガンマの意識はーーー
姫香から抜け出す前に薄れていったーーー。

うつろな目で立ち尽くす姫香ーー

そして姫香は笑ったーーーー

「ーーあなたの人生、終了でございます」
姫香は微笑んだー。

”名も分からぬ”暗殺者に向けて、
姫香はそうささやいたーーー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

受付ー

時間は既に21時20分。

真須美(アルファ)はしきりに時計を見ている。

直子(ベータ)がつぶやく。
「アイツ…楽しみすぎだぜ」

時間がかかり過ぎている。
ガンマはさぞお楽しみなのだろう。

その時だった。

ガチャーー。

支配人室から姫香が出てきた。

可愛らしいメガネの子がーーー。

真須美(アルファ)が無言でうなずく。

直子(ベータ)が「お疲れ~」と言う。

その言葉を聞いて姫香は微笑んだ。

そして、邪悪に笑いながら言った。

「あなた達の人生ーー
 終了でございます」

ーーーと。

②へ続く

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コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 0
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    続きが楽しみ!

  2. 柊菜緒 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    どうなってしまうんだ!?

  3. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 続きが楽しみ!

    ありがとうございます^^
    頑張ります!

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > どうなってしまうんだ!?

    どうにかなってしまいそうです(笑 意味深…)

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