22日から掲載予定の
ムスメの身代金続編、
「ムスメの身代金 ~最後のキボウ~」の予告(?)です!
元々、あれで終わりだったのですが、
リクエストを頂きましたので、続きを^^
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「お父さん、、助けてーーー」
父、森田竜二は夢を見た。
優しかった娘の夢ーー
娘の優しい笑顔ーーー
そして、助けを求める声。
あれから、父は、自暴自棄になっていた。
会社の経営にも手を出さず、
ただ、家で酒におぼれる日々。
もう、自分に希望はない。
これがー
”本当の地獄”
そう思っていたー。
だが、娘、亜優美の夢を見た父は思うー
「親孝行するから、楽しみに待っててねー」
亜優美の笑顔は本当に失われてしまったのかーー?
いやーー。
父は思う。
洗濯物についた汚れは、すぐに落とせば落ちるではないかーーー。
書き換えられた亜優美の”偽りの記憶”もーー、
まだ今なら”落とせる”かも知れない。
そう考えた父は、行動に出た。
娘を奪った、白髪男の家に乗り込むと。
父は、自分の会社の系列店舗に、白髪男の娘が勤務していたことを
利用して、白髪男の住所を突き止め、
白髪男の家に乗り込んだ。
鞄の中に”刃物”を隠してーーー。
そこに待っているのは、さらなる地獄かも知れないー。
けれどーーー
もう既に自分は地獄にいる。
これ以上、落ちるところなど無いー。
だが、
白髪男の家についた父には、
容赦ない、罵声が娘から浴びせられたーー
「アンタなんか父親じゃない!この人殺し!」
ーーー亜優美の睨むような視線。
あざ笑う白髪男。
白髪男に抱き着き、幸せそうな表情を浮かべる亜優美。
その時、父はーー?
22日(予定)から書いていきます!
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