<憑依>ムスメの身代金 ④コワレルムスメ

壊れゆく娘の亜優美ー。

父は、娘を取り戻せるのかー。

娘が憑依されてから4日目。
呼び出された場所はーーー?

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森田亜優美は、一人暗い部屋で、
笑みを浮かべていた…。

「私のお父さんは…」

そう呟くと、亜優美は自分に憑依している男の写真を
手に持ち、呟いた

「この人が、私のお父さんー」

「この人が、私のお父さんーー」

何度も、何度も、ハッキリとした口調でそう呟く。

ふいに、手がビクッと一瞬痙攣した。

「---ウフフ」

痙攣した箇所を見つめて笑みを浮かべる。

この”痙攣”は、亜優美本来の意思による必死の抵抗。

初日は、頻繁に痙攣が起きていた。
外から見れば気づかない程度のわずかな痙攣。

だが、2日目、3日目と日が経つにつれて
その痙攣は少なくなってきていた。

憑依された人間に”脳”を使われるうちに、
思考まで次第に浸食されてしまうー。

「---フフフ…
 お父さん~~
 亜優美、もう戻れないかもよ~?」

そう呟くと、再び、
”父親ではない男”の写真を見ながら
呟いた

「このヒトがーー私のお父さんーー」と。

脳裏に刻みつけるかのようにー

呪文のようにーーー。

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翌朝。

いつもと同じ穏やかな朝。

だがー俺は一睡もしていない。

俺の会社の関連店舗のバイトとしてきていた女子高生。
彼女は確かに自殺した。。

そして、その父親が復讐のために亜優美に憑依した。

ーーどうすればいい?

奴の恨みは相当のものなのだろう。
それは分かった。

だがーー。
俺は、、どうすれば?

悪いのは俺だ。
亜優美は関係ないーーー。
何としても、俺は亜優美をーー。

亜優美から誕生日に、と送られてきたワインを見つめる。

「--あのワインは、亜優美が戻ってきたときにー」
俺はそう呟いた。

ーーーー。

電話が来た。

もう、相手は誰だかわかっている。

俺は受話器を取り、静かに答えた

「---森田です」

電話の向こうから、明るい声が聞こえる、
聞きなれたーー俺の最愛の声ーー。

けれどもーー今はーーー

「おとぅさ~ん!亜優美だよ!」
馬鹿にするかのように亜優美は俺に告げた。

「……、、今日はどこだ?」
俺は冷静を装って聞いた

「あれ~今日は随分と冷静だねおとうさん!

 ま、いいや…
 今日はカラオケボックスに来てほしいな~

 既に中に入ってるから、
 早く来てね おとうさん♡」

俺は受話器を握りしめる。
コイツにお父さんと呼ばれるだけで腹が立つーー

声は亜優美でも、外見は亜優美でもーー
今の亜優美はー

「早くしないと あっ、、あ、
 わたし、、♡」

亜優美の甘い声が受話器から響く

「お、、おい!
 何をしている!」
俺が怒鳴ると、受話器から亜優美の喘ぐ声が聞こえた

「あぁ、、♡
 なんだって、いいじゃない!
 早く、来ないとぉ!
 私、も~っと、もっと~~乱れちゃうよ~
 うふふふふ~♪」

うっとりとした亜優美の声が響く。

俺は受話器を叩きつけ、玄関から飛び出した。

ーーーそこに、、
見覚えのある子が立っていた。

ーーー確か
亜優美の親友のーー

「…あ、、こんにちは」
その子は礼儀正しく頭を下げた。

「……こんにちは。
 何か用かな?」
俺は急ぐ気持ちを抑えつつ、
その子に優しく微笑みかけた

「…すみません、
 昨日、亜優美ちゃんと電話で話したんですけど、
 様子が変だったので気になって…」

俺はドキッとした。
ーー娘のあんな姿をーー
誰にも見せるわけにはーー

「その…言いにくいんですけど…
 亜優美ちゃん……」

顔を赤くしてその子は目をそらす

「………」
俺は言葉を失う。
彼女の言おうとしていることが分かった。

「--あの…男のヒトと…」

そこまで言うと、その子は話題を変えた。

「亜優美ちゃんにーー
 会わせて下さいーー!

 お願いします」

亜優美の親友が俺に頭を下げる。

「---すまない。今はちょっと。。
 これから用があるから」

俺はごまかして足早に立ち去った。

その子の視線を感じる。
だがーー俺はそれを振り払うようにして、走り去った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カラオケボックスについた。

「ーーー亜優美、、、
 お父さん、何があっても、お前だけは助けるからな…」

俺は意を決して、カラオケボックスに入ろうとした。

ーその時だった。

「---ここに、亜優美ちゃんが居るんですね?」

俺はびくっとして振り返ると、
さっきの子が居た。

「--お母さんから聞きました。
 亜優美ちゃん、誘拐されたって…。

 私も行きます!」

親友の子は、強い口調でそう言った。

妻がこの子に話してしまったのかーー。
妻も、娘が憑依されていることは知らないーー。

「……だが」
俺はそう言いかけたが、その子は
「止めても無駄ですから!」と言って
気丈に俺についてきた。

仕方が無い……。

俺は意を決して、指定された部屋に入った。

部屋に入るなり、俺は
お金の束の入った袋を床にたたきつけた

ーーが、次の瞬間
俺は目を疑ったーー

茶髪の男と亜優美が熱いキスを交わしている最中だった。

くちゅくちゅと音を立てている

ちょうど、こちら向きに座っていた亜優美が俺に気付いて
笑みを浮かべた

「っ・・はぁ~~気持ちいい、最高♪、

 あ、おとうさん!」

亜優美の姿を見て俺は怒りが込み上げてきた。

黒髪だった髪は、少し茶色に染まり、
わざとはだけさせて胸元を強調したシャツ、
そしてふわふわのミニスカートをはいていた。

ミニスカートから覗く、太ももの部分には
イヤらしい液体が付着していた。

「あ、お父さん、紹介するね~
 私の彼氏の浩太君♡
 一昨日 駅前で私がゲットしたの~

 ね~!」

亜優美が浩太とか言う男に可愛らしく笑みを振りまく。

「あ、、どうもお父さん。
 よろしくっす!」

出来の悪そうな男が俺に挨拶をする。

ぶん殴ってやろうかこの野郎。
俺はそう思った。

だが…

「じゃ、おとーさん!
 今から私のエッチなところ見せてあげるから!
 今日は黙ってみててね~」

そう言うと、亜優美は
男の服を脱がせ始めた。

「何をする!やめろ!亜優美!」
俺が叫ぶと、亜優美がこちらを見た

「ウフフ…
 私ね~エッチな女の子になっちゃったの~!

 お父さんがたすけてくれないから~!」

そういうと、亜優美は男と淫らな行為を始めた。

「あっ♡ いい、凄くイイ!
 何回イッても、亜優美、気持ちイイ!

 クセになる!あぁん♡ もっと、もっと、
 あぁぁあぁ♡ ああああ!!!」

亜優美が自らの体の発する快感で
笑みを浮かべ、大きな声で喘いでいる。

その表情はーーーー
今まで見たこともない亜優美の表情だった。

「---な、、、何してるの」
後から入ってきた亜優美の親友が言う。

それに気づいて亜優美が手を止めた

「ねぇ!おとうさん!
 一人で来いって言ったよね!

 何これ?どういうこと!」

亜優美が怒りを込めて俺に言う。

「---こ、、、これは・・・」
俺が戸惑っていると、親友の子が
亜優美に向かって行った。

「ねぇ、亜優美!何やってるの!」
亜優美の肩をつかんで、親友の子が言う。

「ーーーウフフ…
 見て分からない?亜優美、今気持ちいいの!

 浩太君とね、エッチしてるの♡

 美月も見てく~?」

そう言うと、亜優美は美月と呼ばれた子を無視して、
自分の胸を激しく揉み始めた

「あっ♡
 たまらない!亜優美の体、凄く感じるの!!
 うぁぁ、あっ、あっ、、、♡」

亜優美のミニスカートから覗く足に
愛液が流れているのが見える。

「あぁ、、、♡もう、、、♡
 気持ちイイ!なんて気持ちいいの!

 あ、はぁぁ♡ あっ♡ あぁあぁ~~」

男と亜優美が淫らな行為を繰り広げる。

亜優美の表情は既に壊れきっていた。
欲望にまみれ、
体中に駆け巡る快楽に溺れていた。

亜優美の思考が全て性の快楽に支配されているかのようだ。

「うぅぅぅぅ♡」

男が亜優美の胸をもみ、
亜優美が狂ったように体をビクビクさせている

そして、男は亜優美のーーー。

「おとぉぅさぁん♡
 もう、、わたし、、我慢できない!!あっ♡」

そういうと、狂った手つきで男のズボンを脱がせ、
自分のスカートにも手をかけたーー

そして、笑みを浮かべて言う

「おとうさんの前で子づくりするね~♡

 孫の姿…見たいでしょ!

 あっ!ひゃう♡ 感じる!」

「ウへへ、亜優美、行くぞ~!」
浩太という男が亜優美にソレをいれようと迫った
その時だったーーー。

「バカ!」
親友の美月が、亜優美の頬を思いっきりビンタした。

シャツは乱れきり、
スカートを脱ぎ捨てた亜優美が勢いでテーブルに腰を打ち付けた

驚きの表情を浮かべている亜優美に、親友の美月が言う。

「--アンタ、いつからこんなになったの?
 ホラ、見なさいよ!お父さんあんなに悲しそうな顔してる!」

俺の方を指さして言う。

俺はあまりの光景にーー
もう言葉を出す気力も残っていなかった

「アンタいつもお父さんのコト、好きって言ってたでしょ!
 どうしてこんなことするの!」
美月が涙ぐみながら亜優美に言う。

しかし、亜優美は笑った…

「あはは、あははは!
 そ~~~んなに!亜優美のこと心配してくれるなんて
 亜優美うれしい~!」

そして亜優美は立ち上がると、
満面の笑みで言った

「美月ちゃん、亜優美ね!
 男の人に体盗られちゃったの!

 だからこんな風にぃ?
 したくもないこと、させられちゃってるし!
 したくもないことしてるのに、
 亜優美、すっごく楽しいの♡」

亜優美がそう言うと
美月が青ざめた表情で言う

「え……どういうこと」

そして近くに居た浩太とかいう男も
驚きの表情を見せる

「あ・・・な、、なんか亜優美ちゃん、、
 おかしくね…?」

そう言うと、浩太は「急用を思い出した!」と言って
慌てて外へと立ち去って行った。

「ウフフ…つまんない男」
亜優美がバカにしたように笑うと、
先ほど投げ捨てたスカートを乱暴に穿いて、
俺たちの方を見た

「…ね、、、ねぇ…亜優美、、
 それ本気で言ってるの?」

信じられないという様子で言う美月を
亜優美は笑った

「そうよ!
 亜優美がこんなことすると思う?
 しないでしょ??

 亜優美、どんどん悪い子になっちゃうの!
 中に居る男の人の思うがままに、
 な~んでもしちゃうの♡

 死ねって言われれば、亜優美喜んで死ぬし、
 こうやってエッチな事も
 喜んでしちゃうのぉ♡」

亜優美がまた胸を力強く揉み始めた。

「やめて!」
美月が叫ぶと、亜優美が妖艶な笑みを浮かべて
こちらを見た

「じゃあ、今日のミッション行くよ
 おとーさん!」

自分の足についた愛液を手で触って、
それを舐めながら亜優美が言う。

「ウフフ…美味しい~

 あ、ごめんね、
 今日のミッションは、
 二人で…やってもらおうかな」

そう言うと、亜優美が邪悪な笑みを浮かべた。

「いまここで~
 お父さんと美月ちゃんの淫らな行為、
 見てみたいなぁ~」

亜優美が面白そうに言う。

「なん…だと」
俺は隣にいた美月を見る。

彼女は亜優美と同じ高校生だ。
そんなことーー許されるはずがない…。

「---あ、、亜優美…
 ふざけたこと言わないで」
美月が言うと、
亜優美が舌打ちをした。

「やらねぇんなら、別にいいよ。
 私、一人で楽しむから」

そう言うと、亜優美は一人、カラオケのテーブルのふちで
オナニーを初めてしまった

「あ、、、あ、、こういうのもイイ♡
 気持ちイイ♡

 お父さん!お父さん!見てみて~♡

 あぁあ、っあっ」

亜優美が快感に身をよじり、
一人ビクビクと体を震わせる。

スカートは愛液で濡れ、
太ももからもその液が流れてきている

「っあぁ…♡あぁあああ!!
 気持ちいい!亜優美、亜優美、壊れる~~♡」

亜優美が音を立てながらテーブルでなおも
激しい行為を続ける

「あっ、亜優美、もう滅茶苦茶!
 もっと♪もっと♪もっとぉ!
 亜優美、エッチな女の子になっちゃう~♡

 ひっひゃあああっ!」

喘ぎ声がどんどん大きくなる。
外にも聞こえてしまいそうなぐらいにーーー。

「あっ♡あぁああああああー♡
 イク、、イク♡
 おとーさん、わたし、イッチゃうよ!」

やめろ・・・

もうやめてくれ…

もう、、、

亜優美が狂ったように体を動かしながら
絶頂の叫びをあげた

「うぁああああああああぁあぁあ♡」

そして、亜優美の体から、大量の液体が流れ出て、
亜優美は幸せの絶頂を感じたまま、
その場に力なく足を広げて座り込んだ。

「・・・・・・もう、、、、やめてくれ・・・たのむ・・・」
俺は泣きながら嘆願した。

だがーーー

「亜優美のぉ~第2ラウンド~♡」

一度の絶頂だけで満足せず、
亜優美は再び行為を始めようとした。

「あっ♡凄い!今イッたばかりなのに!!
 また、うぅ、あっ!んふふ!はは!
 亜優美 もう壊れちゃう~♡」

「----やめて!」

親友の美月が叫んだ。。

「---やるから…
 やるから、やめて」

俺は耳を疑った。
今、この子はなんと言った?

ーー俺と、、行為すると言わなかったか?

「そうーーー 
 ありがと!
 亜優美を助けてくれるんだ♡」

そういうと、亜優美は乱れきった体で
椅子に座ると、足を組んで、イヤらしい目でこちらを見た。

「じゃあ~早く、まず二人とも服を脱いでね~♪
 ウフフフフフ、、二人のエッチ た~のしみ!」

俺が困惑していると、
美月は服を脱いだ。

「ちょ、、、やめなさい!
 亜優美の為にそこまで君がする必要はーー」

俺が言うと、その子は言った。

「---それしか亜優美ちゃんを助けられないなら。。
 このぐらい…」

だが、美月という子の目には涙が浮かんでいた。

「----ダメだ」
俺が首を振ると、亜優美の怒声が飛んできた

「早くやれよ!
 私がこんなに楽しみにしてんだから!
 
 ホラ!脱げよ!脱げ!」

亜優美が俺を睨みながら言う。

声は可愛いのにーーー
言ってることはもうーーーー

俺は目をつぶって
「ごめん」と叫び、服を脱いだ。

ーーーそれから、、俺と美月はーー

「うっ…うっ…」
美月が泣きながら俺のモノを受け入れている。

「本当に、、、本当にすまない」
俺が涙を流しながら言うと、
美月は首を振った。

亜優美が満面の笑みで拍手している。

「さいこ~。
 今の犯罪行為、スマホで録画しちゃった!
 おとうさん!」

よく見ると、亜優美の手にはスマホが握られていた。

「でもさーー
 美月ちゃん、全然喘がないから、
 私も興奮しないなぁ…

 亜優美、満足できない」

…行為を終えた美月は、
服を着終えてそのまま泣きじゃくっている。

「---ま、いいや
 楽しかった」

亜優美が笑ってこちらを見た。

そしてーーー

「おめでとう!お父さん!
 合格だよ♪」

ーーーー合格ーーー?

「あ、、、亜優美を返してくれるのか!」
俺が叫ぶと、
亜優美が笑顔でうなずいた。

「明日の昼に、お家に帰るよ!
 だ~いすきなお父さんの所に…」

そう言うと、亜優美が乱暴に自分の荷物をまとめながら言った。

「あ、そうそう、この部屋片づけておいてね~
 カメラはないみたいだから、片づけておけばばれないよ!

 あと、そこのブスも慰めておいてね~」

美月の耳元で挑発的に亜優美がささやくと、
美月は亜優美を睨みつけた。

「---亜優美ちゃんで、、、そんなことして…
 私、ゼッタイにアンタを許さない!」

気丈にそう言うと、
亜優美は大笑いしながらカラオケボックスを後にしたーーー

俺はただ、美月という子に
ひたすら頭を下げることしかできなかったーーー。

ただ、ひたすらにーーー。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜。

「この人は敵ー。
 この人がーー私のおとうさんーー」

亜優美は呟くようにして言い続けた。

ハッキリとした口調でーーー。

そして一人、胸をもみながらうっとりとした表情を浮かべる。
キャミソールとショートパンツに網タイツという姿で
一人”最後の行為”を楽しんだ。

「----お父さん、明日 私 帰るね」
亜優美はそう言うと、ほほ笑んだ。

今日はもうーーーー
”体の痙攣は全くしないーー”

それはーーー
”亜優美の精神が完全に汚染されたことを意味するーー”

「私ーーーーもう
 変わっちゃったかもよーーおとうさぁん♪」

そう言うと、亜優美は不気味にほほ笑んだ。

漆黒の中で、只、一人…。

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長くなりすぎて終盤駆け足に…。

明日が一区切りの最終回です!

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憑依<ムスメの身代金>

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