”彼”の欲望は止まらないー。
次第に里香は、染められていく。
そんな中、里香の弟は異変を察知する。。
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机に目をやる。
里香は成績優秀だった。
机には、参考書なども並んでいる。
受験だの何だの、くだらない…。
「これだけ可愛けりゃ、それだけでも生きてけるし…」
俺は、里香の体を使って
メイド喫茶のバイト募集に応募した。
そして、採用された。
店長はスケベなヤツだった。
俺が少し色目を使っただけで、あの店長は鼻の下を伸ばし、
俺を重用した。
採用されて1週間だが、俺は店長を手玉に取り、
店長から”お小遣い”という名目でお金を貰っていたのだった。
「…くだらねぇ・・・」
乱暴な言葉を呟いた里香は、
参考書をビリビリに破き、ゴミ箱へと放り投げた。
「……お、お姉ちゃん?」
部屋の入り口から声がした。
……弟の孝雄だ。
…里香は、コイツのことをとても可愛がっていたようだな。
記憶が読み取れるから、手を取るように分かる。
「……何?勝手に覗かないでくれる?」
こんなヤツに俺としては用は無かった。
寧ろ、邪魔だ。
俺はコイツに対して徹底的に冷たい態度を
とっている。
「ご…ごめん」
弟は黙る。
俺はそんな弟を無視して、参考書を破いて、
乱暴にゴミ箱へと投げていく
「…ね、、ねぇ、、お姉ちゃん。
最近、変だよ?
何かあったの?」
弟が聞きにくそうに聞いてきた。
俺は笑った。
「変??
変なのはアンタじゃないの?」
そう言い、弟をにらみつけると、
弟は「ご・・・ごめん」とだけ言った
「……」
俺はあることに気づいた。
弟、いや、孝雄のやつ、
俺、、つまり里香の太もものほうをみて
顔を赤くしてやがる
「……なに見てるの?」
俺がいじわるっぽく笑うと、
とっさに孝雄は目をそらした。
フン、どいつもこいつもエロいやつらだ。
…って、里香の体を乗っ取って好き勝手してる
俺が一番どうしようもないか。
俺は孝雄に近づき、手を掴み、
自分の太ももに弟の手を押し付けた
「お・・・おねえちゃん」
孝雄が顔を真っ赤にしている。
「気になるんでしょ?」
里香の声でいやらしく言うと、
孝雄は顔を真っ赤にしてうつむいた。
「い、、、いや・・・
最近、お姉ちゃん、なんか格好が派手になったなって…」
孝雄はそう言った。
そりゃそうだ。
比較的大人しい服装を好んでいた里香が突然、
丈の短いスカートや、お嬢様ファッション、
ギリギリまで短いショートパンツなどを好みだしたんだ。
弟の孝雄が目を惹かれても無理はない。
年頃だからな
「……ねぇ…いいことしてあげよっか?」
絶対に里香が出さないようなエロい声で
俺はそう言った
すると孝雄が「ご、、、ごめん」と顔を真っ赤にして
自分の部屋に走っていってしまった。
「チッ…」
里香の可愛い顔で舌打ちをする
「つまんねーの!根性なし!」
てっきり楽しめると思ってた俺は
思わずそう叫んでしまった。
つまらない。
今日はもう寝よう。
そうだ、俺の死を笑ってた友人の辻本、
あいつだけは地獄に落としてやらなくちゃな。
「・・・・・・ま、私の体を使えば簡単だしね。。
ウフフ・・・」
そう呟き、里香は邪悪な笑みを浮かべた。
⑤へ続く
コメント
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早い更新まってます
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ここまでで里香が自分をどう思っていたのか記憶から知ろうとしないのは、
「嫌われていた、うざいと思われていたから振られた」とは考えたくない、
「友達としか思われていなかった」と思い込みたい男の小さなプライドからだろうか?
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> ここまでで里香が自分をどう思っていたのか記憶から知ろうとしないのは、
> 「嫌われていた、うざいと思われていたから振られた」とは考えたくない、
> 「友達としか思われていなかった」と思い込みたい男の小さなプライドからだろうか?
人を乗っ取ることを正当化している主人公なので、
都合の悪いことからは目を背けているのでしょうね…(汗
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> 早い更新まってます
ありがとうございます!下手ですが頑張ります!