優等生の転落 ② ~強いられた告白~

不良生徒に憑依されてしまった香織。

本人の意思とは関係なく、
香織は転落を始める…

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「おはよ~~」

浦野は背後から女子生徒に肩を叩かれて
驚いて振り向いた。

いつも不良の井浦とつるんでいるせいか、
正直、女子は寄り付かない。

その俺に…何の用だ?

そう思いながら振り返ると、
そこには生徒会副会長の 城咲香織の姿があった

「あ・・・お、、おう」

浦野は戸惑いながら言う

「どうしたの~そんなに戸惑って?」
香織が可愛らしく言うと、浦野は顔を赤くした

「い、、いや、、別に」

「ちょっと浦野君にお話しがあるんだけど、
 昼休みに校舎裏に来てもらえる?」

香織がそう言う。

浦野は内心ドキドキしながらも承諾した。

ーーー教室。

「おはよう 城咲さん」
いじめられっ子の高野が言う

しかし、香織は不機嫌そうな顔をして、高野を無視した

「あ、あれ…」
高野は不安そうな表情を浮かべる

「ちょっと、どいてくれる?」
ボッとしてると香織が高野を睨みつけるようにして立っていた

「あ、、、、ご、ごめん 城咲さん」
クラスでも数少ない味方の城咲さんのキツイ言葉に
高野は戸惑っていた

「今日も、根暗っぽい顔しちゃって、なんなのソレ?」
香織が高野の顔を覗き込んであざ笑う

「え…城咲さん…、、
 僕、、何か城咲さんを怒らせるようなことしちゃったかな?

 だったら謝るよ…ごめん」

高野は城咲香織の突然の豹変に戸惑い、
何か怒らせてしまったのではないかと不安に思う

「別に」
高野の言葉を聞いて、香織はそっけない返事をすると自分の座席についた。

その日の香織の様子はおかしかった。

授業中も影でスマホをいじっていて、なんだか真面目に
授業を受けていない。
あの生徒会長の香織がだ。。

「おい、城咲、どうしたんだ?授業中にスマホなんかいじって」

3時間目の授業。社会科の教師が香織に注意する

「だって~~
 先生の授業、つまらないから」
香織が言うと、先生が戸惑う

「お、お前・・・どうした?」

「別に、どうもしてませんよ」
そう言うと、香織は先生に微笑みかけた。

クラスメイト達も戸惑っている。

香織らしからぬその行動に…。

そして昼休みが訪れた。

「ねぇ、香織?今日、変だよ」
香織の友人が香織の身を案じて話しかける

「変?どこが?私は普通よ」
香織がそう言って笑うが、友人は不安そうな表情をしたままだ

「あ、私忙しいから、それじゃ」
そう言うと、香織は浦野との待ち合わせ場所に向かう。

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「お・ま・た・せ」
わざと色っぽい声を出して香織はやってきた

「お、、おう。。
 どうした・・・今日は?」
浦野も戸惑っていた。

今日の香織は何かおかしい…

「実は私・・・浦野君のことがずっと好きでした…
 良ければ、付き合ってもらえませんか?」

香織が顔を赤くして言う

「えっえぇぇぇ」
浦野が驚いて顔を真っ赤にする

その様子を見た香織が突然笑い声をあげた

「あは、あははははははは!

 あ~~おかしい、
 お前馬鹿じゃねーの!」

目の前の香織が突然乱暴な口調に変わる

「お前・・・まさか・・・井浦!」
浦野が言うと、香織はニヤッと笑った

「マ…マジかよ…

 あんな薬、怪しいからって、お前に押し付けたのによ…
 まさか本当に・・・」

浦野が言うと、香織が口を開いた

「俺もびびったよ、でも見ろよ、
 今じゃ俺が城咲香織だ。

 カワイイだろ?」

香織はわざとらしく、スカートがふわふわするように
回転しながら言う

「お…信じられねぇ」
浦野はまだ唖然としている

「で…どうする付き合ってくれるのか??
 香織とお前が恋人同士になったら、、
 高野のヤツ、どういうリアクションするか、見てみたくないか?」

香織が邪悪な笑みを浮かべて言う。
本来の香織なら絶対にこんな笑みは浮かべないだろう

「…お、、おもしろそうだな。。じゃあ、付き合うか」
浦野が笑って言うと、
香織が満面の笑みを浮かべた

「やった!じゃ、これからよろしくね♪浦野君」

香織本人の意思とは関係なく、
香織と浦野は付き合うことになってしまった。。

続く

憑依<優等生の転落>
憑依空間NEO

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