彼女が男に憑依されてしまったー。
戸惑う彼氏ー。
しかし、彼はこの世に憑依された人間を治療する
”抗憑依薬”による治療があると知りー…?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ーーう、嘘だろー…?
あ、明美(あけみ)ー」
呆然とした様子で、同じ大学に通う彼女ー、
宮瀬 明美(みやせ あけみ)を見つめながら、
彼はそう言葉を振り絞るー。
「ーへへへー”嘘”なんかつくかよー
今、俺はお前の彼女にこうして”憑依”してるんだー
クククー今だったら何だってさせられるー」
いつもは優しい笑顔を浮かべている明美が、
邪悪なー、欲望に満ちた笑みを浮かべながら
そんな言葉を口にするー。
その言葉に、彼氏の堂上 栄治(どうがみ えいじ)は
困惑の表情を浮かべながら
「ー…そ、そんなことあるわけー…」と、
明美のほうを見つめるー。
お互いに一人暮らしをしている二人ー。
今日は、栄治の家に彼女の明美が遊びに来ていて、
ついさっきまでいつものように穏やかな時間を過ごしていたー。
がー、数分前、突然明美が「うっ」と苦しそうな声を
出したと思ったら、次の瞬間、明美が狂ったように笑いだしたのだー。
その上で、自分の両胸を両手で鷲掴みにしながら
「憑依大成功だぜ」と、喜々としてそう叫んだー。
困惑する栄治に対して、
憑依された明美は「”憑依”って知ってるかー?」と、
隠そうとする素振りも、悪びれる素振りも一切ないまま、
”憑依”のことをペラペラと喋り始めたのだー。
栄治も、もちろん”憑依”という言葉が意味するところは
知っているー。
ただ、そんなことが実際にできるとは夢にも思っていないし、
今、目の前にいる”明美”が急におかしな行動を取り始めても、
”あ~そうか、憑依されちゃったのかぁ”などと
あっさり納得することはできなかったー。
「ーーへへーまだ疑ってるのかー?
この女も可哀想にー
俺みたいな男に憑依されちまったのにー、
彼氏に信じて貰うことすらできないなんてなー
へへへへー」
ニヤニヤしながら明美はそう言うと、
近くのベッドに腰掛けながら
足を組んで偉そうな表情を浮かべるー。
「ーー……あ…明美…じ、冗談だよなー?」
”まだ”憑依を信じることができない栄治ー。
すると、明美は苦笑しながら
「おいおいおいー、まだ信じねぇのか?」と、
そう言葉を口にすると、
さっきよりも激しく両胸を揉みながら
「お前の彼女は、こんなことするのかぁ~?」と、
嬉しそうに、それを見せ付けて来るー
「ー…そ、そ、それはー…」
呆然とする栄治ー。
しかし、”彼女が憑依されて身体を乗っ取られた”などー、
そんなこと、現実に起こるはずがないー。
なおもそう思いつつ、栄治はどうしていいか分からない、と
言わんばかりの表情を浮かべるー。
すると、明美は
「まだ信じねぇかー。じゃあ、イヤでも信じるようにしてやるよ」と、
そう宣言するとベッドから立ち上がるー。
そして、突然蟹股になってダブルピースをすると、
「へへへーコイツはこんなポーズを彼氏の前でするのか?」と、
ニヤニヤと笑みを浮かべるー。
「あ…明美ー…」
呆然としながら栄治はようやく、”本当に憑依されているのかもしれない”と
そんな危機感を抱き始めると、
「ーー…お、お、お前は誰だー!?」と、そう言葉を口にするー。
「へへー”憑依されてる”って信じる気になったか?」
明美がニヤッと笑うー。
一瞬、その反応に、
”やっぱり明美のドッキリなのではないかー”と、
そう思ったのか、反応に迷ってしまうー。
がー、それを見た明美は
「よ~し!まだ信じてねぇみたいだから
ダブルピースしたままお前の彼女の身体でお漏らししてやるよ」と、
そう宣言するー。
「ーちょ…」
栄治は真っ青になりながら明美のほうを見つめるー。
彼女の明美は確かにちょっぴりイタズラ好きな一面があるー。
そんな明美の性格を知っているからこそ、
今の状況が”ドッキリ”なのではないかと、
最初はそう思ってしまっていたー。
がー、流石にドッキリのために、彼氏の前で
服を着たままお漏らしするなどあり得ないー。
「ーーほらーえへへへへ」
ニヤニヤしながら下を向く明美ー。
スカートの中から少しだけ水滴のようなものが溢れ出すー。
「や、や、やめろっ!分かった!分かったから!」
栄治は明らかにおかしい明美の状況を前に、
ようやく”憑依された”ことを認めざるを得なかったのか
そう叫ぶと、
少しだけ漏らした明美が「あ~あ、汚いなぁお前の彼女」と、
挑発的に笑ってみせたー。
「ふ、ふ、ふ、ふざけるな!!
お前がそうさせたんだろ!?」
栄治が怒りの形相で叫ぶー。
明美はそんな栄治の反応にニヤニヤしてみせると、
「ーーあ、俺はー田山(たやま)だー。
へへー。この女の身体で生きることにしたから、
ま、よろしくなー」と、そう言葉を口にするー。
「なっ…!?!?!?」
栄治は、彼女の明美に憑依し、その身体を乗っ取った男が、
軽い感じで自己紹介をし、
さらには”明美の人生を奪う”つもりだということを
口にしたことに、心底驚いたような表情を浮かべるー
「ふ、ふ、ふざけるな!!!明美から出て行け!」
栄治が怒りの形相で叫ぶー。
「ーへへーイヤだねー。
俺みたいな冴えないおっさんがこんなに可愛い
女子大生のボディを手に入れたんだー。
出て行くわけないだろ?」
明美はニヤッと笑うと、
目を輝かせながら自分の手を見つめるー。
「ーーーそんなことさせるかー。
明美から出て行かないなら警察に通報してやるー!」
栄治がそう叫ぶー。
しかし、明美は首を横に振ると、
「通報しても無駄さー。憑依なんて誰が信じる?」と、
挑発的に笑みを浮かべるー。
その上で、こう言葉を付け加えたー。
「ーお前が大人しくしてりゃ、”このまま”お前の彼女でいてやるー。
さすがに身体を奪って、そのまま”さよなら”じゃ
可愛そうだからなー。
俺も男だからー、そんなことされりゃ、どれほどきついかは
よくわかるー。
だから、大人しくしてりゃこのまま彼女でいてやるー」
とー。
「ぐー……」
栄治は震えながら憑依された明美を見つめるー。
がー…
ここでそれを拒めば、何をされるか分からないー。
栄治は明美を守るために、
”田山”を名乗る男の言う通りにすると、
「ーー明美の身体でふざけたことをしたら、絶対に許さないからなー」と、
そう言葉を口にするのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”憑依された明美”との日々が始まったー。
明美に憑依した男は、栄治を揶揄おうとしているのか、
明美の家ではなく、栄治の家に寝泊まりするようになって、
栄治を誘惑したり、揶揄ったり、好き放題を繰り返しているー。
「ーへへー
せっかくこんなエロイ服着てやってるのに、ヤラねぇのかよ」
チャイナドレス姿の明美が挑発的に笑うー。
「ふざけるなー…”明美”の意思じゃないのに
そんなことできるか!」
栄治がそう言葉を口にすると、
明美は「ん~~じゃあ、外で男とヤッちゃおうかなぁ~?」と、
意地悪な笑みを浮かべながらそう呟くー。
「ーーっっ…」
栄治は、明美が好き放題されている状況に危機感を覚えるー。
なんとかー、
どうにかする方法はないかどうか、
必死に調べる栄治ー。
そしてー、栄治は”ある治療法”の存在を知ったー
”抗憑依薬治療”ー
憑依された人間を”治療”することができる施設が
秘密裏にこの世に存在していることを知ったのだー。
一般社会には知れ渡っていないものの、
政府も”憑依被害”が各地で数自体は大きくないながらも
それなりに発生していることを認知していて、
そのための”治療薬”が既に開発済みのようでー、
その治療を行っている施設が存在するらしいー。
”治験”という名目で行われており、
費用の負担も発生しないー。
ただし、副作用が多いことや
通常の治験とは違うために受ける側には
報酬は発生しない、ということが書かれていたー。
「ーー明美を何とかこの施設に連れて行くことができればー…」
栄治は憑依されている明美のことを思い出しながら
今一度険しい表情を浮かべると、
”俺は必ず明美を救い出すー”と、そう言葉を口にするのだったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー。
栄治は”抗憑依薬治療”を行っている施設に連絡を取り、
事情を説明したー。
そして、憑依されている明美を連れて行くことができれば
治療して貰えるのかどうかを確認するー。
すると、抗憑依薬治療センターの職員の女性が言ったー。
”憑依された本人ー、宮瀬 明美さんの居場所は
分かりますかー?”
とー。
「え…?あ、あぁーはい、
多分普段は家にいると思いますしー、
あとは、俺の家に頻繁に来たり、大学にも来てますー
そいつ、俺を揶揄って楽しんでいるみたいでー」
栄治は困惑しながら、
抗憑依薬治療センターの職員の女性にそう伝えるー。
すると、”あ~…そういう人いますよねー”と、
そう言葉を口にした上で、
”わたしも憑依されている時、彼氏に酷いことたくさんしたみたいで”と、
そう続けたー。
「ーえっ…」
栄治は、電話相手の女性職員も”憑依された経験”があるかのように
言葉を口にしたことに少し驚きつつ、戸惑いの言葉を口にすると、
”あ、すみませんー。余計な雑談でしたねー”と、
相手の女性はそう答えたー。
その上で、
”堂上さんのご自宅に、その憑依された本人が来る時間が分かれば
”お迎え”に上がりますが、いかがいたしますか?”
と、そう確認されたー
「えっ?そんなことまでしてもらえるんですか?」
てっきりー、
施設に直接、”憑依された本人”を連れて行かないとダメだと
思っていた栄治は意外そうな表情を浮かべつつ、
質問を返すー。
抗憑依薬治療センターは全国に数か所存在しており、
そのうちの一つは1時間ぐらいで足を運べる場所に偶然あったー。
そこであれば、何とか明美を連れて行くことができるかもしれないー、
と、ある意味不幸中の幸いだと思っていた栄治ー。
が、どうやら抗憑依薬センターの人間が
迎えに来てくれるサービスが存在しているようだ。
「ーーー…」
栄治は少しだけ迷った末に
憑依された明美のことを思い出すー。
明美のことを勝手に”治験”のようなものに
送り出してしまって良いのだろうかー。
そんな風に思ったのだー。
”抗憑依薬治療センター”は
怪しい団体ではなく、行政管轄の団体であることは
既に確認が取れているー。
明美と共に足を運んだら
実は犯罪組織でした、だとか、実は悪の秘密結社でしただとか
そういう心配はないー。
ただー、副作用のリスクについては色々と書かれているのは見たし、
明美本人に意思を確認することができないまま
そんなリスクのある治療を始めてしまうのは
どうかとも、栄治は心の中で思ったー。
「ーあの、明美ー…彼女は、今、憑依されていて
本人がそういうー、副作用がたくさなる治療をするって知らないまま
治療をすることになってしまうと思うんですけどー
それってー」
栄治が心配そうにそこまで言葉を口にすると、
”治療開始前に本人にリスクは説明します。大丈夫ですよ”と、
電話相手の女性職員は言ったー。
「ーーー」
何らかの方法で、本人の意識と会話もできるのだろうかー。
そんな返事を受け取った栄治は、
少し考えた末に「分かりましたー…お願いします」と、そう返事をしたー。
”抗憑依薬治療”ー
いったい、どのような治療が行われるのかー、
副作用がどのぐらい出るのかー、
それに、その治療をしたところで明美を救い出すことが
できるのかどうかー。
それは分からないー。
けれど、”憑依”という未知の事態を前に
栄治が一人で対処するには限界があるー。
こうして戸惑っている間にも
明美の尊厳は踏み躙られて
このまま時間が経過すればするほど、
明美の人生に傷がついてしまうー。
「やるしかないー」
栄治は、”憑依された明美”が恐らく家にやってくるタイミングを
抗憑依薬治療センター側に伝えると、
緊張した面持ちで「よろしくお願いします」と伝えるのだったー…
②へ続く
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コメント
憑依された人間を抗憑依薬で治療する…
そんなお話デス~!!
過酷な治療の本番は…明日からデス…!
今日もお読み下さり、ありがとうございました~!!

コメント
副作用のリスクが気になりますネ!☆!★
後々カギを握ってそうなのデスっ!!!!
憑依できるなら
レースクイーンの林れむちゃんに憑依しちゃうのデス~♪♪笑
今年は超人気チームのレースクイーンになってコスチュームも可愛くてセクシーなのデス(^_-)☆笑
れむちゃんの可愛くて美白で美脚でスレンダーなスタイル抜群のカラダになってバッチリメイクして可愛くヘアアレンジしてコスチューム着てキラキラしたレースクイーンになるのデス~☆\(^o^)/☆笑
感想ありがとうございます~!☆
TSマニア様も
憑依や入れ替わりをするときには
副作用がないかどうかチェックして下さいネ~!笑