学校中のオタクに”入れ替わり”の話を持ち掛けている
謎のギャルー。
そんな彼女と入れ替わる経験をした清太は、
彼女のことが心配になってしまいー…?
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彩菜の家の付近をウロウロしながら、
隣のクラスのオタク男子・貞夫と入れ替わった状態の
彩菜のことを心配していた清太ー。
貞夫は”人に迷惑をかけることも平気でする”タイプのオタクで、
そんな貞夫と入れ替わった彩菜のことを清太は心配していたー。
”僕と違って、安田くんは何をするか分からないしー…”
清太はそんなことも思いつつ、
家の中に入った彩菜の様子を何とか確認しようとするー。
”ははははっー
はははははははは♡”
家の中から、彩菜(貞夫)の笑い声が聞こえたー。
普段の彩菜とはまるで違う、欲望に満ちた…そんな笑い方だ。
清太は不安そうな表情を浮かべながら、
彩菜(貞夫)の様子を確認しようとするも、
家の外から”中”の様子を確認するのは難しいー。
別にー、彩菜から頼まれたわけじゃないし、
清太は彩菜の彼氏でも、友達でも、幼馴染でもないー。
ただ、1回彩菜との入れ替わりを経験したことで、
清太は”そうじゃない”とは分かっていても、
”僕は平瀬さんにとって特別な存在なのかもしれない”と、
そんな風に思ってしまっていたー。
「ー平瀬さんが僕みたいなオタクと入れ替わりたいなら、
僕が何度でも入れ替わってあげるのに」
清太はそんなことを口にしながら、
どうにか、家の中の”彩菜”の様子を確認しようとするー。
がー、そのタイミングで、
家の中から”声”が聞こえて来たー。
気持ち良さそうに喘ぐ彩菜(貞夫)の声がー。
「ーーアイツ…やっぱりー…」
清太はその声が聞こえて来ると同時に
思わずドキッとしてしまいながら、
同時に”怒り”も感じたー。
やっぱり、貞夫はそういうことも平気でやるやつだと、
そう思ったー。
「ー平瀬さんはここにはいないー。
僕がー…僕が何とかしなくちゃ」
清太はそう言葉を口にすると、
彩菜の身体で好き放題する貞夫のことを
何とか止めようと行動を起こし始めるのだったー。
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一方、貞夫になった彩菜は
清太の時と同じように、
貞夫の家にやって来て、貞夫の部屋を
興味深そうに見つめていたー。
「ーーん~~~~…」
貞夫(彩菜)は部屋に飾られているオタク系の
グッズを見回すと、
美少女キャラクターが書かれている抱き枕を見つめて
少し首を傾げるー。
そして、それを抱きしめて見るー。
がー、しばらくして
「やっぱり、分からないなぁーこれは…」と、
美少女キャラが描かれた抱き枕を抱きしめて
喜ぶ心理が理解できないー、と、そう思ったのだろうか。
苦笑いしながら首を横に振ると、
その抱き枕を元々置かれた場所に戻すー。
そして、貞夫の部屋にあるHなゲームを手にすると、
貞夫(彩菜)はそれをプレイし始めたー…。
「ーーーー」
ゲームを開始しても、貞夫(彩菜)は
あまり表情を変化させずに、
ゲームを楽しんでいるようには見えない、
そんな様子でそのゲームのプレイを続けていくー。
やがて、”貞夫の身体”が少しだけ興奮したのか、
棒が大きくなり始めたことに気付くと、
貞夫(彩菜)は少しだけ戸惑ったような表情を浮かべつつ、
「ふ~ん」と、そう言葉を口にしたー。
そのままHなゲームのプレイを続ける貞夫(彩菜)ー。
彼女はオタクな男子と入れ替わる度に、
いつもこうして過ごしているー。
その目的はー…
彼女にしか分からないー。
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「はぁ…はぁ…」
一方、彩菜のことを心配して、
彩菜の家の周りにまでやってきていた清太は、
彩菜(貞夫)が見える位置に行こうと
屋根をよじ登って、彩菜の部屋がある2階の窓に
近付いていたー。
”あぁぁあ…マジで気持ちいいぞー…すげぇ♡”
興奮しきった彩菜(貞夫)の声が
室内から聞こえて来るー。
清太は、自分の身体じゃないのに、
何故か怒りを感じながら拳を握りしめると、
屋根の上を移動して、彩菜の部屋の窓の部分に近付くー。
すると、中から再び激しく喘ぐような声が聞こえて来たー。
そんな声は、Hなゲームとか、アニメぐらいでしか
聞いたことのない清太は思わずドキドキしてしまうー。
がー、それでも、貞夫のことを止めなくてはならないー。
窓の外から、彩菜(貞夫)の姿を確認すると、
その乱れた姿にドキッとしてしまうー。
”とにかく、こんなの止めさせないとー”
清太はそう言葉を口にしながら
屋根の上から2階部分の窓を開けて、
彩菜(貞夫)を止めようとするー。
がー
「ーー何をしている!?」
背後から声がしたー。
「ー!」
清太が少し驚いた表情を浮かべて振り返ると、
そこには数名の警察官と近所の住人の姿があったー。
「ーえ…
あ、いやー、ぼ、僕は、怪しい者じゃなくてー…」
清太は咄嗟にそう言葉を口にするも、
事情を知らない人間からすれば
”クラスメイトの女子の家の屋根に登って覗き見しようとしている
ヤバい奴”でしかないー。
「ーーー!」
家の中にいた彩菜(貞夫)もそれに気づいて
家の中から清太の姿を確認すると、
少しだけ笑みを浮かべてから
わざとらしく「きゃああああああああああ!」と、
叫んで見せたー。
清太はそのまま”警察”に連行されることになってしまったのだったー。
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「ー今度の土曜日と日曜日なんだけどー…
わたしと入れ替わって見ない?」
「ーい、入れ替わり…?
え…??
え…????ー」
数週間後ー。
彩菜はまた、別の”オタクな男子”に入れ替わりを持ちかけていたー。
今日も、”オタク”と入れ替わる約束をする彩菜ー。
一方、清太は
学校がある日なのに、自宅で体育座りをして
大きくため息を吐き出していたー。
あのあとー、
清太は釈放はされたものの、
学校では大問題となり、退学処分を受けることになってしまったー。
「ーーぼ、僕はー…」
清太は、偶然通りがかった彩菜のほうを見つめながら
先生に事情を説明しようとするー。
しかしー、
その場で彩菜は助けてくれなかったー。
退学が決まり、学校を去ろうとしていた清太は、
彩菜の姿を見つけると、
彩菜に対して「僕はー…平瀬さんを助けようとしてー…」と、
そう釈明したー。
がー…
彩菜は「ごめんねー。でも、わたし、そんなこと頼んでないよ」と、
そう言葉を口にしたー。
”貞夫”に対しても、清太の時と同じように
”家の中なら好きにしていい”と、彩菜はそう貞夫に伝えていたー。
貞夫は、そのルール自体は守っていたー。
清太が勝手に”これは許されない”と、
彩菜の家の屋根によじ登ったに過ぎないー。
「ーーーー…オタクくんに悪気がないのは分かってるけどー…
ーそういうことされちゃうと、ちょっと迷惑かなー」
彩菜はそう言葉を口にすると、
「でもー…退学になっちゃったのはごめんー。」と、
その点に関しては謝罪の言葉を口にすると、
そのまま立ち去っていくー。
「ーーー」
”僕は平瀬さんにとって、特別な存在でも、信頼されている存在でも、
何でもなかったー”
清太はこの時初めて、
そんなー、”最初から分かり切っていたこと”を今一度自覚すると、
そのまま大きくため息を吐き出したー。
それが、数日前の出来事ー。
清太は通うべき学校を失ってしまったー。
「こんなことならー…入れ替わらなきゃよかったー」
清太は、そんな風に言葉を口にするのだったー。
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「ーーーう~ん」
土曜日ー。
彩菜はまた、別のオタク・周平(しゅうへい)と入れ替わって
その男子の部屋に、その男子の身体でやってきていたー。
いつものように、その部屋にあるオタクグッズを
一通り眺めまわしたあと、
その部屋にあるゲームや、アニメのブルーレイなど、
その男子が好きそうな作品に触れていくー。
「ーーーーーーー…」
周平(彩菜)は時々は楽しそうにしながらも、
ただー、自分の趣味とは合わないのかー、
あるいは理解できないのか、首を傾げるような素振りを見せたり、
苦笑いするような素振りを見せたりもするー。
そしてーー
周平の部屋にあったブルーレイを見つめながら
周平(彩菜)は少しだけ表情を曇らせたー。
”ーお前には分からないよ!
僕のことなんてー”
そう言われた時のことを思い出すー。
”そんなのばっかりー”
彩菜は、”彼”にそう言ったー。
しかし、彼はそんな彩菜に対して、
”お前には分からない”と、そう叫んだー。
”何も知らない癖にー”
とー。
昔は仲良しだったー。
けれど、離れ離れになったからだろうかー。
それとも、彩菜はキラキラした雰囲気のギャルになって、
”弟”はオタク系の趣味に没頭してー、別々の道に進んだからだろうかー。
両親が離婚し、母親の方に引き取られた弟・海斗(かいと)とは、
以前は確かに仲良しだった。
しかし、次第にその関係は悪化ー。
前は”姉さん”と呼ばれていたのに、
いつしか”お前”と呼ばれるようになったー。
そして、つい”そんな趣味”と言ってしまったところ、
”お前には分からない”
”何も知らない癖に”
”二度と僕に話しかけるな”などと言われてしまったー。
あれ以降ー、母親と会う機会はあっても、
弟の海斗は会ってくれなくなってしまったー。
そんな中、ネットで”他人と入れ替わることのできる糸”を
見つけた彩菜はそれを手に入れて、
学校中の”オタク”と入れ替わりを繰り返すようになったー。
オタクと入れ替わり続けるのは
弟・海斗を理解するためー。
弟の海斗に許してもらうためー。
自分自身がこうして、
オタク趣味にたくさん触れることでー、
海斗のことをもっともっと理解できるかもしれないー。
そう思っての行動ー。
「ーーーーー…海斗ー」
周平(彩菜)はそう言葉を口にすると、
「ーーーもう、そんな趣味なんて言ったりしないからねー」
と、静かにそう言葉を口にしたー。
今度会う時は、
きっと、昔のように楽しく話ができるー。
きっとー。
そう思いながら、周平(彩菜)は、
今日も同じ学校に通うオタクな男子の身体で、
ひたすらオタク系の作品を理解しようとー、
その知識を深めようと作品を見続けるのだったー。
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それから、しばらくが経過したー。
「ーーーえぇ…???」
彩菜と入れ替わりー、
”勘違い”して暴走してしまったことで
学校を退学になってしまった男子生徒・清太は、
その後、通信制の高校に入ることに成功し、
何とかうまく、生活を立て直してはいたー。
彩菜のことを恨んだりすることはなく、
”僕が平瀬さんの家の屋根に登ったのは事実だし、
僕が暴走したのも事実だからー”と、
その罰を受け入れていたー。
がー、そんな清太が驚きの表情を浮かべながら
スマホの画面を見つめているー。
そこに表示されているのは、
”彩菜”の過激な動画の数々ー。
ネット上に彩菜が自分の痴態を投稿して、
それが拡散されてしまっているのだー。
”この身体は俺のもの”などと書かれた投稿もあるー。
「ーこ、これってー…」
呆然とする清太ー。
そうー、彩菜はあの後もオタクと入れ替わりを繰り返し続けていたー。
しかし、清太のように入れ替わってもほとんど何もできない男子や、
することはするけど、ルールは守る貞夫のような男子ばかりではない。
平然とルールを破ってHな自撮りや動画をネット上に
流しまくるような男子もいたー、ということだー
「ひ、平瀬さんー…」
呆然とする清太ー。
ここまで拡散されてしまった動画を、写真を”消す”ことは難しいー。
これでは、彩菜はー…
「ーーー~~~」
清太は戸惑いの表情を浮かべながら
首を横に振るー。
清太は、彩菜はちゃんと”こういうことが起きないように”
何でも計算して、先読みして行動していると
そう思っていたー。
しかし、実際にはそうではなかったー。
彩菜はオタクな男子を見つけては案外、短絡的に入れ替わりを
持ちかけていて、
自分の身体でこういうことをされる危険性まで考えていなかったー。
ただ単純に”家の中で好き放題する分には何も減らないし”
ぐらいにしか、考えていなかったー。
男子の中にはー、女子を妙に神格化してしまう人間もいるー。
特に、彩菜のようなキラキラした感じの子は
何でもお見通しなのではないかと、
別の世界の住人なのではないかと、
過剰に高く考えてしまう人間もいるー。
けれど、実際には同じ人間同士ー。
色々、抜けているところがあったり、欠けているところがあったりするー…。
”平瀬 彩菜”はー、
弟を理解しようとしてオタク系の男子と入れ替わりを繰り返した結果
”悪い子”と当たってしまって、
その人生に大きく傷をつけることになってしまうのだったー。
おわり
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コメント
最終回でした~!
やっと、入れ替わりを繰り返している理由も
明かされましたネ~!
でも、警戒心がちょっぴり足りなかったのデス…!
お読み下さり、ありがとうございました~~~!!
★作品一覧★

コメント
彩菜は女性にしては警戒心なさ過ぎですネ!!
清太は真面目過ぎておっせかいと言うか…
無名さんのカラダと入れ替わって無名さんのお部屋で色んなコスプレしながらメイクやヘアアレンジを勉強しながら上手になりたいのデス(^_-)☆笑
色んなコスプレを素早く上手に着こなしたいのデス☆\(^o^)/☆笑
感想ありがとうございます~!!
意外と警戒心の無い子もいるのデス~!!!笑☆
無名さんのお友達で警戒心無い子もいるんですネ~!!!!
ビックリなのデス~!☆!★
意外といますよ~★★!笑