大好きな清純派アイドルと入れ替わってしまった…!
最初はドキドキしたり、喜んだりしていたものの、
やがて、入れ替わったことによって
そのアイドルの”裏の顔”をイヤというほど
知ることになってしまい…?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ーーお前、ホント、好きだよなぁ~」
同じ大学に通う長久保 敏夫(ながくぼ としお)が
苦笑いしながらそんな言葉を口にすると、
「ーーへへー俺はそのためだけに生きていると言っても
過言じゃないからなー」と、
男子大学生の沢野 孝也(さわの たかや)が、
そう言葉を口にするー
孝也はー、
今人気の清純派アイドル 静川 姫梨(しずかわ ひめり)の
大ファンだったー。
大学でも、何かと姫梨の話ばかりするし、
休みの日には頻繁に姫梨のイベントに足を運んでいるー。
「ーははー、まぁ、好きなものに夢中になれるってのはいいことだよなー」
親友の敏夫は、そんな理解を示しつつも、
「まぁ、俺はアイドルとか全然分からないけどー」と、
苦笑いしながら言うー。
「ーへへー、お前も一度、姫梨ちゃんのイベントに来てみればいいのにー
まるで天使みたいに可愛いしさー、
俺たちファンにもすっげぇ優しいしー」
姫梨のことを思い出しながら、満面の笑みを浮かべる孝也ー。
そんな孝也を横目で見ながら笑うと、
「まぁ~、でも、アイドルって大体そんなもんじゃね?
プライベートがどんなに荒んでても、
よほど変な奴以外、ファンの前ではいい顔するだろ?
それが仕事なんだからー」と、
敏夫は現実を見据えたようなそんな言葉を口にしながら、
ようやく、お目当ての食堂に到着して、
中に入ろうとするー。
「ーーいやいやいや、姫梨ちゃんは
裏とかないしー
だって、あの優しい笑顔が作りモノなんて絶対にー」
孝也は、アイドル・姫梨のことをそんな風に言うと、
敏夫は呆れ顔で、
「沢野ー…お前、そのアイドルはトイレにも行かないとか
そんな幻想抱いてないだろうなー?」と、
心底呆れた様子で言うー
「ははー、さすがにそれはねぇよー。」
孝也は半笑いでそう言うと、
そのまま立ち去ろうとするー。
「ーーあれ?沢野ー?お前、メシは?」
自分だけが食堂に入ろうとしている状況に、
敏夫は少し不思議そうにそう言葉を口にすると、
「あ~、俺はカップ麺だからー」と、
孝也が返事をするー
「カップ麺?珍しいー」
敏夫が言うと、
孝也は「今、姫梨ちゃんのコラボキャンペーンやっててさ、
いっぱい喰うと、オリジナルグッズに応募できるんだよー」と、
そう説明するー
「あぁ、なるほどー」
敏夫は妙に納得した様子で何度か頷くと、
「まさか、3食全部そのカップ麺喰ってるんじゃないだろうな?」
と、そう聞き返すー。
「ーーバレたかー」
孝也が即答すると、敏夫は「マジかよー」と、呆れ顔で言うと、
「ちゃんと栄養取れよ?」と、そう言いながら
食堂の中に入って行ったー。
「ーーへへー
俺の栄養より、姫梨ちゃんを優先だぜー」
敏夫と別れた孝也は、それだけ言葉を口にすると、
カップ麺をコンビニに買いに行くために、
大学の外に向かって歩き始めたー。
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休日ー
”うぉぉぉぉぉぉぉぉぉー…天使だ…!”
人気アイドル・姫梨の握手会に
やってきた孝也は、嬉しそうにそう言葉を口にするー。
姫梨は今日もとても可愛いー。
穏やかな笑顔を浮かべながら、
ファン一人一人に、丁寧に接しているー。
”あぁ~…あの優しい感じー…癒されるぅ”
孝也はそんな風に思いながら、
ファンの落としたものも、嫌な顔一つせずに
拾って手渡してあげている姫梨の姿を見つめながら、
「ー天使って、ちゃんと人間界にいたんだなぁ」と、
心の中でそう思うーー
ーーいや、心の中で思っただけのつもりが
口にも出てしまっていたー。
隣にいたファンに”なんだこいつ?”と言わんばかりの顔で
見られて、少し恥ずかしそうにしながらも、
孝也は自分の順番が回って来るのをドキドキしながら、
列に並んでいたー。
そしてーーー
「ーーあ!孝也さんー
いつもありがとうございますー」
孝也の順番が回ってくると、
姫梨のイベントに何度も顔を出している孝也のことを
覚えてくれている姫梨はそう言葉を口にしたー。
「ーーいつもーーいつも、応援してますー」
語学力を失いそうになりながら、
そう言葉を振り絞ると、
姫梨は「ありがとうございます♡」と、そう微笑みながら
「孝也さんも、大学頑張って下さいねー」と、
そんな言葉を返してくれたー
「は、は、は、は、はいっっ!」
自分でも変だと思うようなトーンで返事をしてしまうと
孝也はとっても幸せな気持ちになりながら、
姫梨とのわずかな時間の会話を終えて、
そのまま前に進んでいくー。
がー、
その時だったー。
「姫梨ィィィィィィ!!!!」
突然、甲高い男の声が聞こえたー
「ーーー!!!」
まだ、姫梨との握手を終えた直後で、
側にいた孝也も振り返ると、
巨体の男が、スタッフを突き飛ばして
姫梨の方に一直線に向かってくるー。
「ーこのーー…、悪魔め!!!!お前のせいで、俺は…俺はー」
男はそう言葉を口にすると、駆け付けた警備員を突き飛ばして、
さらに姫梨の腕を掴むー。
「ーひっ…!?!?や、やめてください!」
姫梨がそう声を上げるも、
男は姫梨の腕を乱暴に掴むと、
「俺の人生を壊しておいて、よくもまぁ自分だけー」と、
そんな言葉を口にするー。
姫梨は怯えた表情を浮かべながら男に対して
何かを言い返そうとするー。
周囲のファンたちはどよめきー、
係員たちは男を制止しようとするー。
がー、その時だったー
男が思いっきり姫梨を突き飛ばしー、
たった今、握手を終えたばかりの孝也の方に
姫梨が飛ばされてくるー。
咄嗟のことに、勢いよく飛ばされてきた姫梨に巻き込まれて、
そのまま握手会が行われていた場所のステージ上から、
姫梨共々転落してしまう孝也ー。
「ーー姫梨ィ…!俺は、俺はっーー!」
男はなおも怒りの形相で叫ぶも、すぐに警備員数名に取り押さえられて
そのままもがき始めるー。
ファンや、係員が転落した姫梨と孝也に慌てて駆け寄るも、
二人とも、意識を失ってしまっている状態だったー。
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「ーーーーぅ……」
意識を失っていた孝也が目を覚ますー。
医務室のような場所に運び込まれていた孝也は、
すぐに身体を起こすと、
首のあたりに何かが触れるような気がして、
戸惑いながら、それに手を触れたー。
「ーーー?」
何がくっついているのだろうかー。
なかなか取れないそれを前に困惑していると、
だんだんと意識がハッキリしてきた孝也は、
”自分の手”を見て、「え…?」と、言葉を口にしたー。
自分の手が、妙に綺麗になっているー。
いや、そもそもこれは、自分の手ではないーーー
「ーーな、なんだーー えっ!?あれ!?」
戸惑いの声を上げると同時に
今度はその声が自分のものではないことに気付くー。
自分のものではないどころかー、
自分の口から”女”の声が出ているー。
「ーーって…こ、この声ー」
孝也はすぐに気づくー。
自分の口から出ている声に、”聞き覚え”があることにー。
それもそのはずー
その声はー、孝也が大好きで大好きでたまらない
人気アイドル・姫梨の声だったのだからー。
「ーーーおーーー…お、お、俺が姫梨ちゃんに!?!?!?」
病室の鏡の前で思わずそんな声を上げてしまう姫梨(孝也)ー
そんな状況を前に、心臓が破裂しそうなほど
ドキドキすると同時にー、
”罪悪感”が急に膨れ上がって来たー
「い、いやいやいやいやー、なんだこれー…?
お、俺なんかが姫梨ちゃんの姿をして、
え??なんだこれー?」
姫梨(孝也)は心底戸惑った様子で、
「ーーえ???え????」と、周囲を見渡すー
「ーーひ、姫梨ちゃんを汚すわけにはー…」
自分なんかが姫梨の姿をしていたら、
姫梨の輝きを失わせてしまうー、
そんな風に思いつつ、
「え?どうすりゃいいんだ?これー?」と、
戸惑いの表情を浮かべるー。
孝也自身、別に”自己評価が極端に低い”男子大学生ではなく、
普段は普通だー。
しかし、姫梨のことを”天使”だと、
まるで神のような存在だと思っている孝也からすれば、
自分が姫梨になる、ということは
姫梨を汚してしまうかもしれない、
”決して許されない行為”だったー。
「ーーー…ーーー」
チラッと鏡のほうを見つめる姫梨(孝也)ー。
自分が姫梨になってしまっているという
信じられない現実を前に、
どうしていいか分からず呆然としながら鏡を
ボーッと見つめるー。
がー、やがて、
鏡に映っている姫梨の顔を見て、
改めて「いやー…可愛すぎるだろー」と、
そう言葉を口にするー。
そして、試しに鏡の前でにこっ、と
微笑んで見せると、姫梨(孝也)は
「うぉぉぉぉ…や、やばいーやばすぎるー
この笑顔で死人が出るぅー」と、
心臓発作を起こしそうなポーズをしながら
一人、顔を真っ赤にして
嬉しそうに言葉を口にしたー。
「ーーー!」
「ーーーぁ」
ふと、横を見ると病室の扉が開いていて、
そこに女性看護師らしき人物が立っていたー
「ーーー…ぁ……め、目覚めたんですねー」
少し気まずそうに女性看護師がそう言葉を口にするー。
”絶対今の、見られただろー?”
と、そう心の中で思いつつ、
姫梨(孝也)は、「ーーえ、え~~っと、あ、は、はいー
たった今ー」と、そう言葉を口にするー。
どうして、自分が姫梨の姿になってしまっているのかー。
そう思いつつ、
姫梨(孝也)は「あ、あの~~…」と、
そう言葉を口にしてから、
「こ、ここってー、”誰”の病室ですかー?」と、
そんな確認をするー。
「ーーえ?????」
戸惑う女性看護師ー。
「ーーあ、い、いえー、た、ただ、何となくー」
姫梨(孝也)が気まずそうに言うと、
女性看護師は「し、静川さんのー…病室ですがー?」と、
”静川 姫梨”の病室であることを告げたー
”ーーーえ…”
さらに戸惑う孝也ー。
”自分が姫梨の姿になってしまっている”ー
それは分かっていたものの、
まさか、”姫梨そのもの”になっているとは思わなかったー。
孝也の身体が、姫梨の姿に変身してしまっているとかー、
姫梨そっくりに変装させられているとかー、
そんな風に思っていたものの、
どうやら、”静川 姫梨”本人になってしまっているようだー。
「ーーーえ…あ、あははー
で、ですよね~」
姫梨(孝也)は、それだけ言葉を口にすると、
「え、あ、じゃあー、”俺”はー?」と、
そんな言葉を口にしてしまうー。
「ーーえ…?」
いきなり、目の前で自分のことを”俺”と言い出したアイドルを前に、
心底戸惑ったような様子を浮かべる看護師を前に、
すぐに、姫梨(孝也)もハッとして、
「あ、い、いえー、た、確か”わたし”と一緒に
ステージから落ちた、ファンの方がいらっしゃったようなー…?」と、
一生懸命、姫梨の普段のイメージに近いような振る舞いを
意識しつつ、言葉を口にするー。
すると、女性看護師は、戸惑いの表情を浮かべながら
「ー沢野さん、ですかー?」と、そう返事をしたー。
そうー、沢野 孝也ー。
孝也自身がどうなってしまっているのか、
今の孝也ー、姫梨になってしまっている孝也には
分からなかったし、それが一番、気になることだったー。
「ーーー沢野さんはステージから落ちた時に
頭を打ち付けていてー…
まだ、意識が戻っていない状態ですー」
女性看護師のその言葉に、
姫梨(孝也)は「え…」と、それだけ言葉を口にすると、
「あ、案内してもらえませんかー?」と、
そんな言葉を口にしたー。
そしてーー
”意識不明の状態の自分”の病室に行くと、
姫梨(孝也)は困惑した表情でー、
”孝也”自身の身体を見つめたー。
「ー搬送されるとき、うわ言のように”わたしは悪くない”って
言っていてー」
女性看護師のその言葉に、
姫梨(孝也)は確信するー。
”きっと、俺の身体の中に姫梨ちゃんがー…”
とー。
「ーーーーーー」
ゴクリ、と唾を飲み込む姫梨(孝也)ー
自分が大好きなアイドル自身になってしまった孝也はー、
まだ知らないー。
”大好きな姫梨の裏の顔”を知ってしまうことになるとはー…。
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
好きなアイドルと入れ替わってしまう…!
そんなお話ですネ~!
”知りたくなかったこと”は、
②以降のお楽しみデス~!!

コメント
アイドルだけではないですが裏の顔、恐ろしいですネ(;∀;)泣
見た目は天使、中身は悪魔…
某アイドルグループでもメンバー同士バチバチしてたりキャバ嬢同士もバチバチしてるし…
無名さんの女友達も異性関係、激しかったり…
女の人はみんな女優ですネ…(-_-;)汗
知らない方が幸せってありますよネ!☆
そういうコトにもめげずに…偶然を装おって…
林れむちゃんのカラダと入れ替わっちゃうのデス~☆\(^o^)/☆笑
裏の顔も関係なく自分自身が完全に林れむちゃんになっちゃうのデス~(^з^)-☆笑
他のレースクイーンから嫌がらせされてもレースクイーン大賞になるのデス(´∀`)b☆
無名さんも投票してくださいネ(*´艸`)笑
感想ありがとうございます~~!★
ドキドキドキドキ…★
私は、こわ~い裏はないので
安心して下さいネ~~~!★
★!
アイドルと入れ替わりヤバい展開になりそうですネ!★
無名さん、こわ~い裏ないので
安心して無名さんと入れ替わりできますネ( *´艸`)笑
月に1回、無名さんのカラダと入れ替わりたいのデス(´∀`)b笑
いつもありがとうございます~~!!☆
こわ~い裏はなくても、
ちょっとした裏はあるかも???笑☆