<憑依>妹が突然家出した⁉②~捜索~

数日前に憑依されてしまった妹ー。

憑依されて家出させられてしまった彼女を前に
事情を知らない両親と、兄は困惑するー。

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「ーーどうだー?へへーすごいだろ?」
明美がバニーガール姿に着替えて笑みを浮かべながら
和真の前に姿を現すと、
個人でバーを経営している和真は「ふぉぉぉぉぉぉぉっ」と
嬉しそうに奇声を上げるー。

「ーへへーこの網タイツに包まれた足を見てみろよー
 最高だろー?」
憑依されている明美は、自信に満ち溢れた表情で
自分の足を自慢すると、和真は「さ、触らせてくれ!」と、
嬉しそうに駆け寄るー。

「ーへへへ 好きなだけ触りなー」
明美はニヤニヤしながら、自分の足元に跪くようなポーズで、
足を触っている和真を見つめるー。

”へへー女王になった気分だー最高だぜ”
明美は触られていることに快感を覚えながら
「ーで、次は?まだ着てほしいやつ、色々あるんだろ?」と、
そう言葉を口にするー

夢中になってバニーガール姿の明美の足を触り続けていた和真は
「あ、あぁーも、もちろんー!」と、そう言葉を口にすると、
友人である正雄が”憑依に成功した”と聞いて、
事前に用意していた服の数々を取り出したー。

レオタードにボンテージにラバースーツにメイド服、
チャイナドレスにナース服に忍者のコスプレー、
あらゆる服が取り出されて、思わず明美は苦笑するー。

「おいおいー想像以上にたくさん用意したなー」
そう言葉を口にしながら明美は呆れ顔でそれらを見つめると、
和真は「へへへーそんなこと言わずに全部着てくれよなー?」と、笑うー。

「ー仕方ねぇーじゃあ、まずはこれから着るかー」
レオタードを手にすると、明美はニヤニヤしながら、
和真の目の前で平気でバニーガールの衣装を脱ぎ捨てながら、
それに着替え始めたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーー明美ーどうしちゃったんだー」
兄の裕太は、明美から返事のないスマホを見つめるー。

明美の”異変”には数日前から気付いてはいたものの、
まさか、明美が”憑依”されて身体を乗っ取られているなどとは
夢にも思っていない裕太ー。

「ーーとりあえず、俺は明美が行きそうな場所を探してくる」
父親の修平は、そう言葉を口にすると
そのまま外へと出かけていくー。

「はぁ…」
心底困惑した様子の母・芳江ー。

両親ともに、明美との関係は良好だと思っていたし、
兄の裕太もそうだー。

だからこそ、その明美が”帰ってこない”状況に
困惑していたー。

「ーーー悪い男に騙されたのかもしれないし、
 何かに巻き込まれたのかもしれないしー
 まだ、明美がー」

裕太は、明美が望んで帰ってこないのではなく、
何かに巻き込まれたんじゃないか、とそう言葉を口にするー。

しかしー、”家出”にせよ、
”巻き込まれた”にせよ、いずれにしても、
母・芳江からすればショックだったー。

小さい頃から”とてもいい子”だった明美が
そんなことになるなんて、思わなかったー。

巻き込まれたにせよ、
少なくとも、自らの意思で派手な格好をして
出かけて行ったのは事実なのだからー。

「ーーー…とにかく、明美が無事なことが
 まずは最優先だし、俺も探してくるよ」
裕太は、困惑した表情を浮かべながらも、
そう言葉を口にすると、そのまま外に向かって駆け出したー。

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「ーーえへへーお注射しちゃうぞ♡」
ナース服姿の明美が、甘い声を出しながら、
和真にコスプレ用の注射器を向けると、
和真は鼻血を流しながらその場に倒れ込むー。

バニーガール、レオタード、チャイナドレスと楽しんで、
続けてナース服を堪能している最中だった
明美と和真ー。

鼻血を流して倒れ込んだ和真を見て
「おいおいーもうリタイアかよ?」と、明美は笑うと、
和真は「へ、へへへー、い、いや、まだだよー」と、
そう言葉を口にするー。

「ーーーー」
チラッと時計を見つめる明美ー。

「ーーそろそろ、こいつの親とかが騒ぎ出す頃だろうなー
 ほら、こいつ一応女子高生だから、
 この時間まで帰ってこないと親は心配するだろー?」
明美が自分を指差しながらそう言うと、
和真は少しだけ不安そうに「だ、大丈夫なのかー?」と、
そう言葉を口にするー。

「ーへへーそれなら心配ねぇよー
 ”俺にとっておきの作戦”があるー」
明美が得意気な表情でそう言葉を口にしながら、
ナース服を脱ぎ始めると、
「ーとっておきの作戦ー?」と、和真が首を傾げたー。

「おいおい、お前ー
 俺が何の手も打たずに”家出”してきたと思ってるのかー?」
明美がそう言うと、
和真は「いやー。お前は昔から知恵が回るやつだったしなぁ」と、
苦笑いすると、
明美は「ーククーそうだろ?ちゃんと対策は打ってあるから心配すんなー」と、
そんな言葉を口にするー。

そんな明美を見つめながら、和真は少しだけ顔を赤らめると、
「ーっていうかー、いくら何でも、堂々と俺の前で服を脱ぐなよー」と、
そう言葉を口にするとー、
明美は笑いながら「今の”わたし”は、男の人の前で着替えて
それを見られて興奮しちゃう痴女だもん♡」と、嬉しそうに言葉を口にするー。

「~~~~」
和真は”憑依されてこんなことさせられてる明美ちゃんとやらー、
少し災難だなー”と、心の中で”憑依の恐ろしさ”を少しだけ噛みしめると、
ボンテージ姿に着替え終わった明美がクスクスと笑うー。

「ーどう?ボンテージ姿のJKはー?」
可愛らしい雰囲気なのに、妖艶なオーラも感じる明美を前に
和真は思わず身震いすると、
嬉しそうに「ーーお、お、俺を罵倒してくれ!へへー」と、
そう言葉を口にしたー。

その言葉を聞いた明美は、
頭を下げた和真の頭を踏みつけると、
邪悪な笑みを浮かべながら、
明美の口から、生まれてから今まで一度も発されたことのないような
暴言がいくつも飛び出し始めたー。

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夜の街を探し回る父・修平と、
兄の裕太ー。

途中で父と合流した裕太は、
「ーー父さんー、手がかりはー?」と、そう確認するも、
修平は首を横に振ったー。

「ーーくそっー…明美はどこにー…」
戸惑いの表情を浮かべる裕太ー。

”普段の明美の写真”も手に、
通行人にも目撃者がいないかどうか確認したもののー
今のところ目撃者はいないー。

しかも、”今の明美”は、いつもと違う格好、雰囲気を
しているために、明美のことを知らない人間からは、
仮に明美を”目撃”していたとしても気付くことも難しいかもしれないー。

けれど、諦めるわけにはいかないー。

”家出”だったとしても、
何か”事件”に巻き込まれたのだとしてもー、
このまま明美を放っておくことはできないー。

「父さん、俺は北口の方向を探すよー」
駅のほうを指さしながらそう言うと、
父・修平は「わかったー。じゃあ俺は南口方面をー」と、
そう言葉を口にすると、そのまま二人は別れて
それぞれの方向を探し始めたー。

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「ーーはぁ♡ はぁ… はぁ…」
忍者のコスプレをしている明美が疲れ果てた様子で
息を吐き出すー。

「ーせっかく、”忍者ごっこ”しようと思ったのに、
 この女、体力ねぇなー」
明美がそう言うと、
一緒にその場にいる和真は、
「華奢な子だし、しょうがないじゃないかー
 運動部に所属しているような子なら、もっと動けるかもだけどなー」と、
そう言い放つー。

「まぁなー…俺は”こういう子”の方が好みなんでなー」
息を切らしながら、和真が用意した全てのコスプレを
堪能した明美は、元着ていた服に着替えると、
「さてー、次はどうする?」と、そう言葉を口にするー。

「ーーへ…へへへー
 もちろん、”もっと”楽しませてくれるんだろー?」

ニヤニヤしながらそう言い放つ和真ー。

「ーーーへへーもちろんー
 ただー」
明美はそう言うと、
下品な笑みを浮かべながら、和真に対して言ったー。

「ー俺も”女の身体”で男とヤルのは初めてだからー、
 ぎこちないところもあると思うけど、我慢しろよー?」
とー。

「ーへへーそんなの勢いでどうにかなるだろ」
和真がニヤニヤしながらそう答えるー。

そんな会話をしながらチラッと明美が時計を見つめるー。

もう、とっくに明美ぐらいの年の子は帰宅していないと
おかしい時間だー。
スマホにもさっきから連絡が色々来ているのは分かっているー。

この店を見つけて駆け付けて来るー…かどうかは分からないが、
今日でなかったとしても、遊び歩いていればいずれは、
家族か警察あたりに確保されることになるだろうー。

”ククー実家暮らしのJKだと、そういうところは不便だよなー”

最初は憑依相手を一人暮らしの女子大生あたりにしようと、
そう考えていた明美に憑依している正雄ー。

がー、どうしても偶然見かけた明美を気に入り、
憑依したくなってしまって、明美に憑依したー。

”まぁー、和真のやつに言った通り、対策は万全だからなー”
明美はニヤッと笑みを浮かべると、
そのまま和真と共により深いお楽しみの時間へと、
突入していくのだったー。

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「ーーー本当ですかー?」
一方、兄の裕太は繁華街で”有力情報”を手に入れていたー。

「ーーええ、間違いないと思いますよー
 雰囲気は違ったけどー、この子があそこのお店の中に
 入っていくのを確かに見ましたー」

牛丼屋から出てきたサラリーマン風の男がそんな言葉を口にするー。

「ーー妹が、あのお店にー?」
裕太は困惑しながら、明美がとても足を運びそうにないような、
外見の雰囲気があまりよくないバーのほうを見つめるー。

「ーーえぇ。ちょうど僕、あそこで同僚にLINEを送ってる最中で
 その子の顔も見えたんですよー。
 だからー”こんな感じの子が、こういう店に入るんだー”って
 ちょっと違和感を持ったものでー、よく覚えてます」

サラリーマン風の男のそんな言葉に、
裕太は「ーそうですかー。ありがとうございますー」とぺこりと
頭を下げると、そのままその男は
「ーいえ、お役に立てて良かったですー」と立ち去っていくー。

裕太はすぐに家で待つ母親の芳江と、
駅の南口方面を捜索中の父親・修平にこのことを連絡すると、
修平からは”一人で踏み込むのは危険だー。俺も合流する”と、
そんな返事が返って来たー。

やがてー…
10分も経たないうちに、父親の修平がやってきたー。

「ーーその人はー?」
裕太は、父親の修平が警察官と一緒にやってきたことに戸惑いながら
そう言葉を口にすると、
修平は言ったー。

「ーあぁ、駅前の交番の新谷(しんがい)さんだー。
 よく世話になっててなー」
どうやら、駅前の交番の警察官・新谷 稔(しんがい みのる)という男と
父は知り合いらしく、声をかけて一緒に来てもらった様子だったー。

「ーいつも、お父さんにお世話になっていますー」
少し気の弱そうなおじさんではあるものの、気さくな感じの警察官・稔が
裕太に挨拶をすると、裕太も「よろしくお願いしますー」と、
頭を下げてから店のほうを見つめたー。

「ーあの中に明美がー…」
裕太がそう言うと、
父・修平は「何かに巻き込まれてるのは間違いないー」と、
そう言葉を口にしながら、交番の警察官・稔のほうを見つめるー。

稔は「ー僕が先に行きましょうー」と、そう言葉を口にすると、
店の扉をノックしながら、
「すみませんー警察ですがー」と、そう言葉を口にし始めたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”ーーすみませんー警察ですがー”
店の扉がノックされる音と共に、そんな言葉が聞こえて来るー。

ちょうど、”明美の口”で、和真に”フェラ”を楽しませてやっている
最中のことだったー。

「ーーチッ」
明美が口を和真のソレから離すと、和真は不満そうに表情を歪めるー。

「ー警察が来やがったー」
乱れた髪を揺らしながら、明美がそう言うと、
和真は少しだけ表情を曇らせるー。

「ーど、どうする?」
和真のその言葉に、明美は乱れた格好のまま
店の入り口のほうを見つめるー。

「鍵は閉めてあるから居留守を使うって手もー」
このバーの店主でもある和真がそう言うと、
明美は「いやー。言ったろ?俺に考えがあるってー」と、
そう言葉を口にすると、
そのまま店の入り口に向かって歩き出したー

③へ続く

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次回が最終回デス~!!★

無事に妹を憑依から救うことができるのかどうか、
見届けて下さいネ~!!

今日もお読み下さりありがとうございました~!!★

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