<憑依>お楽しみの最中に母さんが帰宅した①~欲望~

偶然”憑依薬”を手に入れた、実家から離れて暮らす男子大学生ー。

彼は、”憑依薬のテスト”として、
まずは実家で暮らす妹に憑依して、
ちょっぴりお楽しみをしようと考えるー。

しかしー…
その最中に母親が帰宅してしまいー…?

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「マジかー…」

男子大学生の春山 慶介(はるやま けいすけ)が
そう呟きながら自宅に届いたとあるものを見つめていたー。

その届いたものとはー
”憑依薬”ー。

その名の通り、他人に憑依することができる、というものだー。

ネットで偶然そんなものを見つけた慶介は
半信半疑ながら、それを注文してみたー。

その結果、こうして無事に”憑依薬”が届いたのだー。

「ーいやいやいや待て待てー。
 喜ぶのはまだ早いぞー。
 中身はただの水かもしれないし、最悪の場合、毒かもしれないー」

そう思いつつ、説明書を読み漁る慶介ー。
説明書を読む限り、使い方は簡単そうだしー、
特に”大きなリスク”のようなものはないように思えるー。

自分が憑依するために”幽体離脱”している間は、
自分の身体が抜け殻状態になるのはリスクだが、
自宅で憑依薬を飲めば問題ないだろうし、
身の安全は確保できるー。

「ーーーーーー」

説明書に一通り目を通した慶介ー。

だが、”憑依”などという、あまりにも現実離れしたものを
文章だけで信じることはできないー。
やはり、まずは”試してみる”必要があるー。

「ーーーーー…和美(かずみ)だなー」
慶介はニヤッと笑いながらそう呟くー。

和美とは、慶介の妹で、現在は高校生。
実家に暮らしているため、最近はあまり話をすることができていないが、
結構可愛いー。

兄が言うのも変だが、クラスにいる他人だったら
好きになっていたかもしれないー、
そう思えるぐらいだったー。

”さすがに、他の子で試すのはリスクが大きいしー
 和美ならー”親がいない時間”も知ってるからなー”

慶介はそんな風に考えるー。

外で憑依して、万が一何かトラブルがあったりしたら大変だし、
かと言って大学の子に憑依しても、
”家族以外の人間が家にいる間の事情”は知らない。

実家暮らしの子に憑依した場合、
親がいつ帰ってくるのかだとか、そういうことも分からないし、
一人暮らしの子に憑依しても、
急に実家の親が遊びに来たりする可能性や、彼氏などがいた場合、
合鍵を持っているような可能性もあるー。

憑依している際の万が一の”事故”は避けたいー。

バレる心配はないとは思うー。
けれど、”万が一”を考えれば、”親がいつ帰ってきて、親がいついないのか”と、
いうことが分かる実家の妹・和美に憑依するのがベストなのだー。

「へへー…
 和美ー…悪いけど、身体を少し貸してもらうぜ」

そう呟くと、慶介は早速”決行する日”を考え始めたー。

”両親の仕事”が実家にいた頃と変わっていないかどうか、
さりげなく妹の和美に確認するー。
その結果、慶介が実家にいた頃と、両親の”仕事”の感じは
変わっていないことが分かったー。

「よしー…来週の”金曜日”に和美の身体を借りようー…」
慶介はそんな風に思うー。

金曜日は母親も父親も帰りが遅いー。
そして、和美は”金曜日”はバイトもないため、
帰りが早いー。
これも会話の中でさりげなく”今も変わっていないかどうか”確認したー。

準備は万全ー。

「ーへへへへ…あぁ…まだ3日もあるのに、
 想像しただけでニヤニヤしちゃうなぁ」

そんなことを呟きながら、慶介は和美に憑依する妄想をして、
静かに笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

”憑依薬は本物だったー。”

金曜日ー
半信半疑ながら”憑依薬”を口にした慶介は、
本当に、自分が幽体離脱をしたことに、
心の底から驚いていたー。

どこかー、
”憑依薬”とは名ばかりで、実際には飲んでも何も起こらないのではないか、と
そんな風に思う気持ちもあったものの、
どうやらそれは杞憂だったようだー。

”へへへー…”
色々なことを考えながら”実家”まで霊体の状態で
移動してきた慶介は、ふと呟くー

「自分の身体で移動できないのは不便だけど、
 滅茶苦茶早く移動できて便利じゃん」

霊体の状態での移動は
”かなりの速度”だったー。
まるで鳥になったような、そんな気分ー。

しかも、交通事故も何も気にしなくていいと来れば、
最高だったー。

「ま、それはいいとしてー」

そんな風に呟きながら、学校から帰宅して間もないと思われる
妹の和美の姿を見つめるー

「うへっ…!まだ制服姿じゃんー」
慶介はそんな風に思いながら少しドキッとするもー、
すぐに「いや、待てー」と、冷静になって考えるー。

制服の着心地も試しては見たかったがー、
あまり和美に疑われるようなことはしたくないー。

私服に着替えて”ホッと一息つくようなタイミング”で憑依してー、
最後には”寝落ちしてました”みたいな雰囲気で解放するのが理想だー。

制服姿のまま、あまりウロウロして、制服を汚すようなことが
あれば色々疑われそうな気がするしー、
寝落ちしてた演出をするためにもー
ひとまず”私服になるまで待った方がいい”
そんな気がして、慶介はそのまま和美が着替えるのを待つことにしたー。

ふわふわと宙を浮かぶ慶介ー

慶介を全く気にする様子もなく、着替え始める和美ー

「ぶっ!?」
慶介は一瞬、”お、おい!お兄ちゃんが見てる前で!?”と、
叫びそうになったがー
「そういや、見えてないからー…見られてるとも思ってないのか」と、
苦笑いするー

”憑依”の力は、憑依だけではなく、
他の色々なことにも使えそうだなー、と内心で笑うー。

そんなことを思っていると、和美は私服に着替え終えて、
ベッドの上に座りながら「ふ~…」と、ひと息つきながら
スマホを手にしたー

”今だ!”
慶介は心の中で叫ぶー。

ひと思いに、霊体を妹の和美の身体に重ねるー。

「ーひっ!?!?」
和美がビクッと震えて、スマホをベッドの上に落とすとー、
すぐに、”慶介”に和美の身体の感覚が流れ込んで来たー

「ぉ… お… ぉぉぉぉぉ…!?」
自分が霊体から、和美になっていくー。

言葉では何とも言い表しがたい、
今までの人生で一度も感じたことのないような感覚を味わいながらー
次第に和美の身体で、笑みを浮かべていくー

「ーふへっ…へへっ…へへへへー」
”自分の声”が、和美の声になっているー。

”和美ボイス”で、喋ることができるー。

「ーへへへへ…すげぇ…和美の声だー」
和美はニヤニヤしながら、嬉しそうにそう呟くと、
無意味に「あいうえお」を口にしたあとにー
「俺は和美ー…」と、静かに囁くようにして言葉を口にしたー

「ーいや…」
ニヤッとしながら、顔を赤らめると、
今度は「”わたしは”和美ー」と、言葉を口にしたー。

”ただ”自分の名前を言っているだけなのに、
妙にゾクゾクするー
激しく興奮するー

しかも、興奮するのは自分の身体ではなく
和美の身体ー。
たまらない快感だったー。

「ーーへへ…へへへへへー…
 わ、わたし、お兄ちゃんに乗っ取られちゃったぁ」
嬉しそうに笑うと、和美は我慢しきれないー、という様子で
自分の胸を狂ったように揉み始めるー

「うへへへへ…なんだこれぇ…す、すげぇ…すっげぇ♡」
和美の声で、興奮しきったような声を出すー。
そんな声が”自分の声”となっている、今、この状況に
さらにゾクゾクドキドキしながら、和美は思わず涎を垂らすー。

チラッと時計を見つめる和美ー。

今日ー、
親は21時ぐらいまで帰って来ないー。

”実家にいた頃”と同じであれば、間違いないし、
事前に和美にも確認しているー。

母親がスーパーのパートで”夜のシフト”が入っているのが今日だしー、
父親は残業で22時までは絶対に帰って来ない曜日だー。

「ーへっへへ…念のため20時ぐらいに片付け終わるように
 色々楽しむかー」

ニヤッと呟きながら、まずは夢中になって胸を揉み続けるー。

やがてー、鏡に向かって
「お兄ちゃんだいすき♡」と甘い声を出させては、
ニヤニヤと笑みを浮かべたー

「すげぇ…本当に、憑依した身体が、
 自分の意のままだー」

和美はそんなことを口にしながら、
”大学のあの子”や、”バイト先のあの子”に憑依する妄想をして、
ニヤニヤと笑みを浮かべるー。

「ーへ…へへへへ…」
思わず、”和美の身体”で興奮してしまうー
妹の身体で興奮してしまった事実にさらにドキドキしながら
笑みを浮かべると、そのまま和美の部屋を漁り始めたー

「せ、せっかくだから、和美の身体でファッションショーでも
 しちゃおうかなー…」

最初はそんなことするつもりはなかったのだがー、
何でも自分の意のままになる、と、そう考えたらー
色々試したくなってしまったー。

”普通な感じの私服”ではなくー、
色々なおしゃれを楽しんでみたいー。

「ーーー……と…その前にー…」
和美は、”和美のスマホ”を手にすると、
”服のしまい方”を忘れないようにするために
予め写真を撮影しておくー

最後、元通りに片づけをする際に、
”元々の状態の写真”が無ければ、
”明らかに元々の状態とは違う状態”になってしまうー。

そうなれば、和美も怖がるだろうし、
最悪、誰かが侵入したと勘違いして通報されるかもしれないー。

まぁー…
もしそうなっても”家”への侵入者はおらず
侵入されたのは”身体”のほう、なのだけれどもー。

写真を撮影し、
後片付けができるように準備をすると、
和美の身体でファッションショーを楽しみ始めるー

「うはぁ…和美、こんな大胆な服も持ってるのか~」

「この着こなしはいいなぁ~」

「へへ~これもいい~!」

色々な服を身に付けながら”自撮り”して、
自分のスマホにその写真を転送するー。

妹の”色々な服装”を、自分のスマホに転送している時点で
大分ヤバい兄だが、憑依薬なんてものを買って、
妹に憑依している以上、もはやそういう理性は捨てなければならないー。

「ーへへへ…やばすぎるぜー」
そう思いながら、部屋の中を散々散らかした和美は
「あとで、ちゃんと片付けなくちゃなー」と呟きながら、
今度はリビングの方に向かうー。

少し、喉が渇いたー。
他人の身体とは言えー、
やっぱり、喉は乾くー。

そう思いながら、冷蔵庫から適当な飲み物を取り出して、
それを飲むと、
ふと”バナナ”が目に入ったー

「ーーーーーー」
最初はーー
バナナをじっと見つめていた和美ー。

だがー、
やがてーーー

「ーバナナで……ヤッちゃう子とかーいるらしいよなー?」

ニヤッとしながら、そう呟く和美ー。

「ーーーー…」
一人で顔を真っ赤にしながら、
バナナの前を行ったり来たりを繰り返してー、
ソワソワした様子を見せるー

「や…やってみるかー」
ニヤニヤと笑う和美ー。

バナナエッチとはどんな感触なのだろうー。
男である慶介からすれば全く想像つかないしー、
だからこそ、好奇心が激しく膨れ上がるー

「ーへ…へへ…えへへへへ」
和美の身体で下品な笑みを浮かべるー。

”こんな下品な妹を見るのは初めてだ”
と、そんな風に思ってしまうぐらいに、
今の和美は、とにかく下品でー、
そのイヤらしさが引き立っていたー

「妹のスマホで何検索してんだ俺はー」
和美の身体で”バナナでお楽しみ”をする方法を
検索するー。

正直、噂は聞いたことがあるものの、
”どんな風にするのか”は、知らないしー、
どうせ自分の身体でそんなことはできないのだからー、
慶介にとっては縁のない世界ー、
で…あるはずだったー。

しかしー
今は違うー

「えへへへへ…バナナエッチ…しちゃお♡」
和美の口から、この上ないぐらいに、
甘い声が出たー。

明らかに興奮しているのが分かるー。

こんな声が出せるのかと思いながらー、
ネットの情報を頼りに、バナナで快感を堪能するー

”こんなもん、入るのかよー”と、思いつつー、
異物感とちょっとした痛みー、
そして、それを超える激しい快楽を味わいー、
そこから先のことは、もはやあまりの気持ち良さに
ただただ”気持ちいい”としか、言いようのない
最高の快楽を味わったー。

和美の身体でひたすらに喘ぎまくったー。

身体から感じるゾクゾクとー、
耳から感じるゾクゾクー

”和美の喘ぎ声”が、憑依しているという実感を味合わせてくれてー
さらに、ゾクゾクは強まっていきーーー

ついに、和美の身体で”絶頂”を体感してしまったー。

あまりの気持ち良さに、
言葉に言い表しようのない快感を覚えるー。

だがーーー

「ーーー!?!?!?!?!?」

突然、和美の身体とバナナでお楽しみをしていた”夢のような時間”から、
現実に引き戻されたー

玄関の扉が”開く”音がしたのだー

「えっ…!?は!?!?」
顔を真っ赤にしながら、乱れ切った姿で、和美は慌てた様子で
玄関のほうを見つめるとー

「ーただいま~!」
と、いう母親の声が玄関から聞こえて来たー

「はぁ…はぁ…はぁ…
 え… え??? な、なんでー!?」

乱れ切った状態の和美ー
アソコを濡らしー、周囲も汚した状態ー。
それに、バナナー。
しかも、和美の部屋は滅茶苦茶のままー

「ーーーえ…  …   え????」

言葉を発することもできないぐらいに放心状態となった和美は、
只々、呆然とすることしかできなかったー

②へ続く

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コメント

憑依でお楽しみの最中に母親が帰宅…☆
とっても大変なことになりそうですネ~!

今日は私の都合上、いつもとは違う時間(0時過ぎ)に更新させていただきました~!☆
明日はお昼に投稿します~!☆
(明後日以降はいつも通りデス!)

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