<憑依>入社した会社の様子がおかしい②~入社式~

入社初日ー…

会社の様子に違和感を覚える小鈴…。

会社見学の時や、試験の時にこの会社に来た時とは、
まるで違う雰囲気になってしまった理由とはー…?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーふふふふふ…
 わたしたちの喘ぐ声ってー
 芸術よね」

愛梨沙は、AVの上映を終えると、
そう呟きながら
「わたしも興奮してきちゃったー」と、笑みを浮かべるー。

「ーーー」
小鈴も、菜穂も、百恵もー、
この場に居合わせた新入社員たちは、困惑しているー。

「ーあら、ごめんなさいー」
それに気づいたのか、愛梨沙は突然そんな言葉を口にするー。

だが、それは小鈴たちのことを気遣っての言葉ではなく、
ここにいる新入社員のうちの一人は”男子社員”であることに気付いての言葉だったー

「あなたは、男の子だから、喘ぐことはできないものね」
愛梨沙がそう言うと、
唯一の男性社員、一平の身体をイヤらしい手つきで触るー。

しかし、一平は愛梨沙が妖艶な表情で触れて来ても、
あまり反応を見せず「は、はぁ…まぁ…そうですね」と、だけ答えたー。

「ーーー入社式は、別の部屋で行いますー」
愛梨沙は気を取り直してそう言うと、
「10分後にその部屋に案内するので、それまでは休憩とします」
と、言葉を続けて、そのまま立ち去って行ったー。

「ーーー」
残された4人は困惑しているー

「ーね…ねぇ…」
真面目そうな女性・菜穂が、小鈴に声をかけて来るー。

「ーーあ、はじめましてー」
小鈴がそう応じると、菜穂も、簡単に自己紹介を済ませたー

「ーさっき、連れていかれた子…
 まさか、そのままクビとかないよねー?」
菜穂の言葉に、小鈴は「ど…どうなんだろう…」と、困惑の表情を浮かべるー。

新入社員5人の中で一番おしゃれな様子だった涼香は、
突然、AVを見せられたことに困惑し、反論したー。

その結果”特別研修”と称して無理やり連れだされてしまったのだー。

「ーーー…何か……前と雰囲気、違うよねここー…」

前は、明るくおしゃれでー
楽しそうな雰囲気の職場だったー

しかし、今日は、あまり人の気配がなくー、
やってきた指導役の愛梨沙も、なんだか変な感じだったー。

「ーもしかして、実はブラック企業なのかなー?」
菜穂がそんな風に言葉を続けるー。

「ーーーーーーう~ん…まだ、分からないけど」
小鈴はそう言いながらも、
単に”実際に入社してみるとブラック企業でした”と、
いうことではないようなー
そんな、不気味な”何か”を感じたー。

眼鏡をかけた新入社員の百恵は、
眠そうに目を閉じているー。

唯一の男性社員、一平はスマホをいじりながら
何かブツブツと呟いているー。

そんな二人のほうを小鈴は少し
視線に入れると、不安そうな表情を浮かべたー。

やがてー
10分が経過して、愛梨沙がやってくると、
「さぁ、入社式の部屋に向かいましょう」と、新入社員4人を案内し始めるー。

会社自体、そこまで大規模ではないため、
大きなホールなどはないものの、
集会などが行われる際に使う部屋があり、
入社式はそこで行うのだと言うー。

「ーーーーふふふふー…いい胸じゃんー」
移動を始める新入社員を”物色するように”見つめる愛梨沙ー。

眼鏡の子、百恵の胸を見つめながら
さっきも言っていたような言葉を繰り返すと
「ーー”その身体も”俺のものにしたいなー」と、
誰にも聞こえないように小声で呟いたー

ニヤニヤしながら、愛梨沙は
入社式の会場へと新入社員を案内するー。

そして、その部屋の前に到着すると、
菜穂が口を開いたー

「あの…さっきの…もう一人の子はー?」
とー。

「ーーん?あぁ、さっきの子は研修中だからー
 心配しなくてもいいわよ」
愛梨沙がそう言うと、菜穂は不安そうな表情を浮かべたもののー
それ以上聞くのは危険だと判断したのか、
もう何も言わなかったー。

そんな菜穂の反応に、満足そうに微笑んだ愛梨沙はー
やがて、扉を開いたー。

するとそこにはー
バニーガールの格好をした女や、メイド服の女ー、
チャイナドレスの女ー、ボンテージ姿の女ー

あらゆるコスプレをした女たちが並んでいたー

「ーーな…なにこれ…」
思わず小鈴が呆然とするー。

「ーふふふふふーようこそ」
愛梨沙が笑みを浮かべるー

「ーうちの会社はねー、今年から
 ”女の身体で作り出す欲望を堪能する会社”に変わったのー」
愛梨沙の言葉に、
小鈴も、菜穂も、百恵も困惑するー。
一平も、不思議そうに周囲を見渡しているー。

「ーーわたしたちってー
 こういう格好すると、とってもエロイでしょ?」
愛梨沙が満面の笑みで言い放つー

「ーそういう…ふふっ…見てるだけでムラムラするような世界を
 作り出して、…いひっ…味わうんだよぉ…♡」
”我慢しきれない”そんな様子で
欲望に満ちた笑みを浮かべる愛梨沙ー。

「ーーー…あ、あの…!」
そんな中、眼鏡の百恵が声を発したー

「わ、わたし…すみませんー。帰りますー」
耐えきれなくなったのだろうかー。
百恵がそんな言葉を口にして立ち去ろうとすると、
愛梨沙がニヤッと笑ったー

「ーせっかくのいい”ボディ”
 逃がさねぇよー」

そう、言いながらー。

チャイナドレスの女と、レオタード姿の女に取り押さえられた百恵は、
悲鳴を上げるー。

「ーーー…ちょ…ちょっと!何をしてるんですか!」
小鈴は思わずカッとなって、そう叫んでしまうー。

しかし、愛梨沙は
「ーせっかく入社した会社からー、1日で去るなんて、勿体ないでしょ?」と、
笑みを浮かべながら、小鈴を見つめるー。

やがてー、百恵は涼香と同じように”特別研修”と称して、
違う部屋に引きずり出されるー。

小鈴も、菜穂も、一平も、何もすることもできないまま
その様子をただ、見つめるしかなかった。

そのまま”入社式”が始まるー

まるでキャバクラかー、そういう類の店で働いているような格好で姿を
現わした女社長・野沢 美由紀が
挨拶を始めるー

「ーわたしたちは、
 この身体で、欲望に狂うためー、
 それを追求していく会社に生まれ変わりましたー

 アクセサリー?可愛い小物ー?
 くひひっ…そんなものよりもー
 わたしたちには、自分の身体にエロいものがついてるじゃない?」

野沢社長が自分の胸を揉みながら
「あぁ、気持ちイイ、気持ちイイ、たまんねぇ」と、繰り返すー。

周囲の社員たちも、自分の胸を揉みながら笑うー。

「ーーーな…何なのこれー…?」
菜穂もさすがに呆然としながら、小鈴のほうを不安そうに見つめるー。

小鈴は困惑しながらも、
”ここにいる間は大人しくしていた方がいい気がする”と、
直感的に感じながら、菜穂をなだめるー。

そしてーー
野沢社長のあいさつが終わりー、
続いて新入社員代表の挨拶が行われることになったー

「ーー代表ー?」
小鈴が呟くと、菜穂は”わたしじゃない”と言わんばかりに首を
横に振るー。

もう、この場には小鈴と菜穂と、後は唯一の男子社員の一平しかいないー。

じゃあ、一平だろうか。
そう思っていると、入口が開いて、
そこから先ほど”特別研修”と称して連れ去られた
同期の一人、涼香が入って来たー。

しかしー、
涼香は先ほどまでのスーツ姿ではなく、
まるで女子高生のようなセーラー服姿に着替えていたー。

「ーーーふふふふ♡」
涼香は嬉しそうに笑みを浮かべるとー、
突然、胸を揉みながら喋り始めたー。

その内容は
”わたしの身体はエロイ”だとか
”こんなに興奮したのは初めて”だとか
”わたしは目が覚めました”だとか、とんでもない内容だったー

「ーな…なにあれ…」
菜穂が呆然としているー。

さっきまでの涼香の態度と全然違うー。

「ーーくくくー
 俺の新しい身体ー…あぁ、いや、わたしはー
 これからも、自分の身体でたっぷりゾクゾクしながらー
 この会社のために尽くしていくことを…うひひひひひ…誓います♡」

涼香のその表情は、狂っていたー。
はぁはぁ言いながら、顔を赤らめている涼香の様子は
とても”ふつう”ではないー。

さっきまでとは、もはや別人に見えるー。

「ーー!」

その時だったー。
眼鏡をかけた百恵も戻って来るー。

百恵はラバースーツ姿に着替えていてー
自分の胸を夢中になって揉みながら
「たまんねぇぜ…」などと、小声で呟いているー。

そんな状況に戸惑う中ー、
新入社員代表のあいさつが終わりー、
涼香が着席するとー、
再び、野沢社長が言葉を発したー。

「わたしたちは、わたしたちの身体でどれだけゾクゾクすることができるかー
 それを…ひひひひーーたっぷり追求して、
 皆さんと一緒に、楽しみたいと思いますー」

野沢社長が、興奮を抑えきれない様子でそう言うと、
愛梨沙が横にやってきて、突然社長とキスをし始めたー。

そのまま、野沢社長と愛梨沙が抱き合って激しいキスを
繰り返すー

「~~~~~~…」
小鈴と菜穂は呆然としているー。
唯一の新人男性社員の一平は、何を感じているのか、
正直分からないー。

けれど、彼もこの状況がおかしい、ということには
当然気付いているはずだー。
明らかに、普通ではないー。

「ーーあ、あの…だ、大丈夫ー?」
菜穂が、”特別研修”から戻って来た涼香が
隣の座席に座ったタイミングで、
不安そうに涼香に対してそんな言葉を口にするー

だが、セーラー服姿の涼香は自分の胸を揉むのに夢中で、
菜穂の言葉が聞こえていないのか、
反応を示さないー

「ね、ねぇ…!”特別研修”で、何かされたの!?」
菜穂が少し声を大きくすると、
ようやく涼香は、菜穂のほうを見つめたー

「ーふふー…この身体ー…最高ー」
興奮した様子で微笑む涼香ー。

「ー大丈夫、”お前”にも、”俺”の魂を憑依させてあげるからー」
涼香が、菜穂に顔を近づけながら不気味な笑みを浮かべると、
菜穂は今までに感じたことのないぐらい、恐怖を感じたー

「ーーー」
”今すぐ、ここから逃げなくちゃー”
そんな風にすら、思うー。

だが、小鈴はあくまでも
”無難に初日を終えて、退社後にどうするか考える”考えのようでー、
特に何か行動を起こす様子はないー

確かに、今、下手に立ち去ろうとすれば
さっき”特別研修”として連れ去られて、
今はラバースーツ姿で、嬉しそうな表情を浮かべながら
社長たちのキスを見つめている百恵のようになってしまうかもしれないー

(なに…?何が起きてるのー…?)

「ーさすがは”俺”だぜ」
愛梨沙が、そう言いながら社長とのキスを終えると、
そのまま自分の黒いタイツに包まれた足を
指で触りながらいやらしくそれを撫で始めるー。

「ーひひっ!最高じゃん!」
突然、菜穂の横に座っていた涼香がそう叫ぶと、
ガタッと立ち上がって、愛梨沙のタイツをペロペロと
舐め始めるー

「ちょ、ちょっと!」
菜穂は、いきなり”新人指導役”の女性社員に対し、
失礼すぎる態度を取り始めた涼香を止めようとしたー。

しかしー
愛梨沙は「いいのよ」と、そんな菜穂のほうを見つめると、
ニヤニヤしながら、涼香に自分のタイツを舐めさせたー

小鈴と菜穂にとって、地獄のような時間が続きー、
ようやく、入社式は終わったー。

5人の新入社員たちは、また先ほどまでいた部屋に
戻るように言われて、その部屋に戻っていくー。

「ーねぇ、なんかおかしいよー」
菜穂が、小鈴に対して小声で喋りかけるー。

「ーうんー」
小鈴は不安そうに頷くー。

セーラー服姿の涼香と、ラバースーツ姿の百恵は、
前を歩きながら、二人でエロイだの何だの、
とんでもない話ばかりをしているー。

「ーーー…なんか…”別人”みたいー
 それに”俺”とか言ってたしー」
菜穂が言うと、小鈴は「ーこの会社……何なんだろうー」と、
不安そうに表情を浮かべたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”クククククククー”

男は、笑うー
この会社を、完全に掌握してやったー。

”俺の魂”を、分裂させてー
手始めに野沢社長に憑依ー。

そこから、社員共に憑依を広げー、
今やこの会社の人間のほとんどが”俺”だー。

野沢社長も、愛梨沙も、
新入社員の涼香も百恵も、俺のものー。

そんなことを思いながら
彼は愛梨沙の身体で、自分のタイツを破きながら、
興奮した表情で、自分を抱きしめたー…。

③へ続く

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コメント

欲望に支配された会社…!
異変の元凶と、この会社から逃げられるのかどうか、
明日の最終回のお楽しみデス~!

コメント

  1. TSマニア より:

    大変なことになってきましたね!

    どさくさに紛れて

    亜梨沙のエロいカラダに憑依したいです笑

    亜梨沙のカラダに乗り移ってバニーガール着て亜梨沙のカラダ堪能しまくりたいです笑

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