ある日ー、
彼の通っている学校の担任の先生が突然、女になったー。
ー先生が交代したわけではない。
元々男だった担任の先生が、女体化してしまったのだー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ーーあ~あ、
俺たちの担任も、深山(みやま)先生みたいな
先生だったら良かったのになぁ~」
男子高校生の菊谷 慶介(きくや けいすけ)が
そう言葉を口にすると、
慶介の親友ー、成岡 裕太(なるおか ゆうた)が、
「ーへへー確かに、深山先生、可愛いもんなー」と、
そう言葉を口にするー。
二人はー、A組の担任の先生である
深山 克枝(みやま かつえ)のような担任の先生が良かったーと、
そんな話題で盛り上がっているー。
深山先生は、まだ20代後半の先生で、
美人な先生であるために、男子生徒たちを中心に
人気のある先生だー。
「俺たちの担任も女だったら良かったのにー」
慶介が苦笑いしながらそう言葉を口にするー。
「ーーま、でも俺たちの担任も悪くはないけどなー。」
裕太はそう言葉を口にするー。
慶介と裕太の担任の先生はー、
上杉 雄二(うえすぎ ゆうじ)先生ー。
30代の男性教師で、生徒の話もよく聞いてくれるし、
ユーモアもある先生で、決して悪い先生ではないー。
「ー上杉先生、女にならねぇかなぁ」
慶介は冗談めいた口調でそう言うと、
裕太は「いやいや、無理だろー」と、そう言葉を口にした上で、
「ーいいじゃねぇかー、上杉先生だって話しやすいし」と、
そう言葉を返すー。
その言葉を聞いた慶介は静かに頷くと、
「ーーまぁ、そうだなぁ…
上杉先生で我慢してやるか!」
と、そう言葉を口にしたー。
がーー
「はははー”我慢”して貰えるように頑張るよ」
背後からそんな声が聞こえたー。
「ーーぶっ!?!?!?う、う、うえ、うえ、すぎ先生ー?!」
まさか近くに上杉先生がいるとは思っていなかった慶介は
心底驚いた様子で言葉を口にすると、
上杉先生は笑いながら、
「ーー菊谷も、来週からのテスト、頑張れよー」と、
そう言いながら教室から立ち去って行ったー
「は…はぁ…び、びっくりしたー」
上杉先生が立ち去るのを確認してから、慶介はそう言葉を口にすると、
慶介と話をしていた裕太はニヤニヤしながら
「さっきから、先生教室にいたぞー?」と、
気付いていたにも関わらず”あえて”黙っていたことを暴露するのだったー。
がー、
慶介も裕太も、
この時は夢にも思っていなかったー。
”男性教師”が担任である日は、
この日が最後であるー…と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー。
「ーー先生遅くね?」
朝の学活が始まるチャイムが鳴っても、
担任の上杉先生がやって来ないー。
そんな状況を前に
慶介がそう言うと、
親友の裕太は
「確かにー…いつも、必ずこの時間の前には来るもんなー」と、
”時間に遅れることはない”上杉先生が、
今日はまだ到着していないことを、
少しだけ心配そうに口にするー。
すると、近くの座席に座っていた
慶介・裕太の二人と幼馴染の女子生徒・野島 沙耶(のじま さや)が、
「ー昨日、慶介が”先生で我慢してやるぜ~!”って言ったから
先生、傷ついたんじゃない?」と、冗談めいた口調で言うー。
「い、い、いやいやいやいやー
上杉先生、そんなヤワなメンタルの持ち主じゃないだろ!?」
慶介は少し焦ったような表情を浮かべながらそう叫ぶー。
すると、裕太も沙耶の言葉に乗ってー、
「ーあ~~…お前が先生を追いつめたのかもな~?」と、
揶揄うような言葉を口にしたー。
「ち、ち、違うって!」
二人からいじられた慶介は少し青ざめながら
そんな言葉を返すー。
そんなやり取りをしている中ー、
ようやく、教室の前の扉が開きー、
”先生”が入って来たー。
がー
「ーーえ…?誰?」
慶介の友人・裕太が困惑した様子で言葉を口にすると、
「ーやっぱり、先生落ち込んで休んじゃったんじゃないの?」と、
沙耶は小声でそう言葉を口にするー。
「そ、そ、そんなわけー…」
慶介は青ざめた表情を浮かべたまま、沙耶にそう言葉を返すと、
教室に入って来た”先生”らしき人物のほうを見つめたー。
慶介も、裕太も、沙耶も驚くのは無理もないー。
教室に入って来たのは可愛らしい雰囲気のー…
若い女性だったからだー。
自分たちよりは年上だとは思うけれど、
A組の担任である深山先生と比べても
さらに少し若く見えるー。
「ーーえ…ーーあれ?上杉先生は?」
突然現れた”見知らぬ先生”を見て、
男子生徒の一人がそんな質問をぶつけると、
教室に入って来た女性は
少し困惑した表情を浮かべながら
言葉を口にしたー。
「え~~~~…
急な話で混乱するとは思うんだがー…」
そう言葉を口にした上で、
教室に入って来た女性は少しだけ表情を曇らせるとー、
「ーこんな姿なんだがー…
ーー担任の上杉なんだー」と、そう言葉を続けたー
「えぇっ!?」
どよめく教室ー。
「えぇ?ホントに上杉先生なのー?」
「上杉の女装、ヤバくねー?」
「ってか何で女装してるんだよー」
「いや、流石に上杉先生本人じゃないだろー」
教室内にそんな言葉が飛び交う中ー、
”上杉先生”を名乗る女性は困惑の表情を浮かべながら
言葉を口にしたー
「じ、実はなー…
今日、朝起きたら女になっててー」
とー。
「ーは、はぁ!?」
慶介も思わず声を上げてしまうー。
「ーえ…そ、それ、女装じゃないんですかー?」
「ほ、本当に上杉先生なのかー?」
クラスメイトたちは、さらにどよめきの声を上げるー。
無理もないー。
担任の男性教師が、急に”女”になって
教室にやってきたら戸惑うのは当然だし、
そんなこと、普通は絶対にあり得ないことだー。
「ーや、やっぱ信じられないよなー
でも、本当に俺なんだー
朝、起きたら女になっててー
俺もサッパリ意味が分からないー」
”女体化”してしまった上杉先生は
心底困惑したような表情を浮かべながら
生徒たちの前でそう説明を続けるー。
「ーただ、男から女になった以外は今まで通りだしー、
特に体調が悪いとかもないから、
普通に授業はできるし、クラスの面倒を見ることもできるー。
だから、心配しないでいつも通りにしていてくれればーー」
女体化した上杉先生は、教え子たちの前でそんな言葉を口にするー。
がーー
いつの間にか、上杉先生の背後に回り込んでいた男子生徒の一人が
背後から上杉先生の両胸を触ってみせたー
「ーーーひっ!?」
今まで、自分の身体で感じたことのなかった
”胸を触られる”という感触に
思わず変な声を上げてしまった上杉先生はー、
顔を真っ赤にしながら
「ーな…な、何をしてるんだー」と、不満そうに
その男子生徒のほうを見つめるー。
普段から下心丸出しなその男子生徒は
少しだけニヤニヤしながら自分の両手を見つめると、
クラスメイト達に向かって言ったー。
「ーーマジで胸あるんだけどー」
とー。
「ーーい、一体どうなってるんだー?」
慶介がその男子生徒と、
女体化した上杉先生を見つめながら
戸惑いの表情を浮かべると、
親友の裕太と、幼馴染の沙耶も戸惑いの表情を浮かべるー。
「ーー…慶介が”女の先生がいい”って言ったから
こうなっちゃったんじゃないのー?」
沙耶が小声でそう言葉を口にすると、
慶介の親友・裕太も「そうだなー。そうかもしれない」と、
少しニヤニヤしながら頷くー。
「お、お、俺のせいかよ!?」
心底困惑した様子で慶介がそう声を上げると、
女体化した上杉先生は
「ま、まぁー…そういうわけだからーよろしく頼むー」と、
改めてそんな挨拶を口にしたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「しかし、まさか先生が女になっちまうなんてなぁー」
昼休みー。
裕太が、そんな言葉を口にすると
慶介は少し気にした様子で「や、やっぱ俺のせいかなー?」と、
そう言葉を口にするー。
その言葉に、裕太は
”んなわけねぇだろー”と、内心では思いつつも、
”あえて”、「かもなぁ~」と、ふざけた口調でそう返事をして見せるー
「ーーーお、お、俺のせいなのかー…?」
慶介は困惑した様子でそんな言葉を口にすると、
自分の座席に戻ってからも、落ち着かない様子を
見せるのだったー。
そんな状況のまま、放課後を迎えるー。
放課後を迎えても、教室にやってきた上杉先生は
やはり”女”のままー。
「っていうか先生ー、
いくら女になったからってさー、
いきなり女っぽい服装で学校に来るとか
切替早くねー?」
男子生徒の一人が、そんな言葉を口にして
上杉先生にツッコミを入れるー。
「ー確かにー。
実は女になれて喜んでるとかー?」
別の男子生徒も続けてそんな言葉を口にすると、
上杉先生は「そ、そんなわけないだろ!?」と、
そう声を上げるー。
生徒が先生にツッコミを入れて、
先生が冗談を返すー、みたいなやり取りは
普段からあるー。
上杉先生はフレンドリーなタイプの先生で、
気軽に雑談もしやすい先生だからだー。
がー、”朝起きたら女になっていた”という
異常事態を前に、
流石に上杉先生も今日は戸惑った様子を見せていたー。
「ーーーーーこれはなー…仕方なかったんだー」
女体化した上杉先生が自分が着ている女物の服を
触りながらそう言葉を口にすると、
「ー見ての通り、元々の俺より”若い感じ”になってるしー、
それにー、身体の大きさも違うー」と、
自分の身体を動かしながらそう言葉を口にするー。
「ー確かにー」
女子生徒の一人がそう反応すると、
女体化した上杉先生は続けたー。
「ーだから、俺の持ってる服をそのまま着たんじゃー…
サイズが合わなくてぶかぶかだったんだー
とてもー、そのまま外に出ることができる
感じじゃなかったー」
そこまで言葉を口にすると、
その上で「先生には姉がいてなー…姉が近くに住んでるから
すぐに電話して、事情を説明して、姉の服を持ってきてもらってー
こうして学校に来れたんだー」と、
そう説明したー。
「ーなるほどなぁー」
男子生徒の一人は、そう納得した様子を見せたものの、
別の男子生徒は「いきなり姉さんの服を着てるってことっすか?」と、
揶揄うようにして言葉を口にするー。
そんな生徒の言葉に、
上杉先生は「お、俺だって好きでこんな格好してるんじゃないんだ」と、
そう言葉を口にするのだったー。
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翌日ー。
”担任が女だったらなぁ”などと言ってしまったせいで、
上杉先生は女体化してしまったのではないかー、と、
そんな風に気にしてしまっていた慶介は、
職員室を訪れていたー。
”1日経てば”先生は男に戻っているかもしれないー…と、
そんな風にも思っていた慶介ではあったものの、
職員室に入ると、昨日とはまた違う女性らしい服装を身に纏った
上杉先生の姿が目に入ったー。
つまり、男に戻ることは出来ていない状態だー。
「ーー先生ー」
慶介は申し訳なさそうに上杉先生に声を掛けるー。
すると、上杉先生は振り返って
「ん?どうしたー?」と、そう言葉を口にしたー。
仕草ー、話し方ー、性格ー、
そういったものは元の上杉先生のままー。
身体が女になっただけで、”中身”が変わったわけではないから、
当然と言えば当然だー。
ただ、見た目も声も大きく変わっているために、
上杉先生と話していると、
今まで感じたことのなかったような、不思議なドキドキを
感じてしまうー。
「ははー、そんな顔をするなー。
いつも通り接してくれればいいさー」
上杉先生は苦笑いしながら言うー。
がー、少し間を置いてから
「ーまぁ、お前たちの歳ぐらいじゃ、
異性に興味を持つってのも分からないでもないかー」と、
そう言葉を口にした上で、
「でも、俺は中身は男だし、
そもそも他の先生も含めて、変な目で見ちゃダメだからなー?」と、
そんな言葉を口にする上杉先生ー。
しかし、慶介が考えているのはそんなことではないー。
慶介は女体化した上杉先生のほうを見つめると、
「先生ー、俺ー…俺のせいで、先生はそんなことにー」と、
そう言葉を口にした上で、謝罪の言葉を口にしたー。
きっとー、
上杉先生が女だったらー、などと言ったから
こんな、非現実的なことが起こってしまったのだと、
そう思いながらー。
そんな、慶介の突然の謝罪に
女体化した上杉先生は少しだけ笑うと、静かに口を開いたー…。
②へ続く
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コメント
担任の先生が女体化しちゃう物語デス~!!
急にこんなことになっちゃったら、
本人も生徒もびっくりですネ~!
続きはまた明日~!★

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